ぎょーむ日誌 2008-01-06
2008 年 01 月 06 日 (日)
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0950 起床.
生活周期が
……
朝飯.
コーヒー.
洗濯.
怠業.
ちょっとうんどう.
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時系列データ解析する階層ベイズモデルを検討中.
統数研方式というか,
変化率の変化率 (つまり二階微分というか二階差分)
が正規分布になるみたいな
……
モデルを考えればよいのかしらん?
観測値のウラに「ホントの密度」があって,
というようなコトを考える
隠れマルコフモデル
(hidden Markov model)
であると同時に
(後記: これは正確には隠れマルコフではなく一般化状態空間モデル)
,
個体群の成長速度の変化を階層ベイズモデルで拘束してやる,
と
……
すなわち,
個体群の成長速度は激変しないだろう,
という仮定を使っているってこと.
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てなことを検討して,
だいたいの腹案がまとまったので BUGS 言語でコーディングしてみる.
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いきなり本物データを使うと最悪なコトになるのはまちがいないので,
まずは簡単化した架空例を構築してみる.
丸で示された観測データから赤で示された「真の」個体群動態を推定せよ,
そして成長速度の変化を特徴づけろ,
とゆー問題だ.
架空データは赤曲線を平均とするポアソン乱数.
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MCMC 計算そのものは 10 秒ほどで終了し,
収束も完ペキ
(事後分布表)
……
ゐんばぐす邪悪ぎみなわざをもちいたからだ.
……
すなわち,
この架空データ専用の実験的な
BUGS code
の
Tau.dummy
まわりである.
ついでに言っとくと,
このワザを使わないでこのテの問題を
バカ正直に WinBUGS で推定させると死ぬほど時間が費されることになる
(deterministic node の「連鎖」が長くなりすぎるため).
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統計モデルの予測としてはこんなかんぢ.
思ったよりがたがたしてるな
……
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そして今回の問題のカギである
「個体群の成長速度がハッキリと『衰退』してると言えるのはいつごろか?」
に答える図.
40 年目あたりから,
ということになる.
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架空データにおける
「ホントの成長率」
(赤)
をみればわかるように,
ホントは 20 年目から衰退が始まっている
(マイナス成長になるのは 30 年目ぐらいから).
しかしながら,
このノイズまみれな (架空) 観測データのもとでは
「マイナス成長といえるのは 40 年目ぐらいから」
としか言えないのである.
かくのごとく自然科学の方法論の限界を定量的に示すのが
統計モデリングの役割のひとつと言えるだろう.
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ところで「両端」があまりあってないのは,
「前後」の拘束が少ないからだ.
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それでは個体群の成長速度に関するモデルをちょっと変形して,
統数研方式とゆーか,
成長速度の「変化がなめらかになるように」という制約を
階層ベイズモデルで与えてるモデルも試してみよう.
コーディングのやりかたは
……
たとえば,
こういう
BUGS code
とか.
両端のあつかいはあいかわらずデタラメだけど.
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計算は 1.5 倍ぐらい (つまり 15 秒ぐらい)
を費して収束.
当然ながらというか,
まあ多少は個体群動態のでこぼこが減る.
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まあ,
ウミガメデータにはどちらのモデリングがよいかは,
実データとの対応をよくみて考えよう.
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で,
いつのまにか夜になっていました.
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[今日の運動]
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 10 ×
3 回.
スクワット 100 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (1010):
米麦 0.7 合.
ハクサイ・ネギ・ニンジン・コンニャク・ブナシメジ・サケの味噌汁.
- 昼 (1410):
イソップベイカリーのクロワッサン.
- 晩 (1930):
大学にいこうかと思って家をでてみたけど,
途中でイヤになったので大学横の「ねこや」で晩飯.
チキンソテー,
デミグラスソース.
結局,
そのまま帰宅.