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ぎょーむ日誌 2008-03-(11-20)

苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) までお知らせください.

2008 年 03 月 11 日 (火)


2008 年 03 月 12 日 (水)


2008 年 03 月 13 日 (木)

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2008 年 03 月 14 日 (金)

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[福岡国際会議場]
生態学会 福岡大会 の会場 たるところ. でかい.

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[自由集会うちあげ]
馬車馬ぶろぐ に敬意を表して「うま馬」なる焼き鳥・餃子な店でうちあげ. 今回は (最終的に) 13 名でだいたい予約時の人数を大きくこえることはなかった. 料理はおいしく, 皆さんは楽しく. 横でメタ群集のうちあげもあり, そこら中, 生態学研究者だらけ.


2008 年 03 月 15 日 (土)

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[ポスター会場]
そして私は正午ごろまで自分のポスター近くで, intrinsic Gaussian CAR 計算. アリポスター前にしばらく立ちどまるお客さんがいると, 計算試行錯誤はいったん中止してご説明に. 計算は正午前になんとかなった.

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[べいづ企画集会会場前]
で, 1700 すぎに企画集会会場に行ってみると, 前のシンポジウムはつづいて入室できず …… べいづ企画集会の発表者たちは, やんきー高校生よろしく車座になって床にすわりこんでた. 「ぱそこんおたくの集会みたいだなー」 だそうで.

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[べいづな発表]
ともかく 5 名の発表者 (M1, M2, D1, PD 各一名, 職もちのかた一名) が次々とてぎわよく発表していく. ちょっと難しい内容かな, と思ってたんだけどあとで参加者の何人かにうかがってみると, 「よくわかった!」 とのこと …… たいへん, すばらしい.

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[Google Earth とマグロみずあげ]
遠洋水研の市野川さんによるデモンストレイション. R と Google Earth を連動させる R package で生成されたもの. 私もこの三次元 GIS + 立体グラフ作図システムは知っていたんだけど, 誰が使うんだろう, といぶかしく思っていたのだが …… 市野川さんの「見ていてホントにあきません」 との感想をうかがっていると, なんだか自分も使いたくなってきた.


2008 年 03 月 16 日 (日)

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[ポスター会場]
すなわち, ポスター全景をちらっと見たときに 「これは改善案を出せそうにないな (自分の知る世界とは異質すぎて)」 と瞬間的に判断してしまったポスターの前は素どーりしてしまう, といったような.

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[ポスター会場で福岡大会弁当]
500 円.


2008 年 03 月 17 日 (月)

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[福岡大会懇親会]
そして夕方からは大会最後のいべんと, 懇親会. 福岡国際センター, つまり大相撲九州場所の開催される場所. 大会の企画・準備・実行に尽力された多くの皆様, ホントにおつかれさまでした. 良い大会でした ……


2008 年 03 月 18 日 (火)

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[09:31 九大六本松キャンパス]
いわゆる教養部 (学部 1-2 年) だったところ. 今は何とよぶのかよく知らない. 手前の湾曲した屋根のモノは (私が福岡を去った 10 年前には開通してなかった) 福岡市地下鉄 七隈線 六本松駅. 現代ふうな地下鉄駅と後方の数十年変わらぬ大学建物の対比がなんとも. 時間はあるので, 護国神社の森をとおって福岡城に行ってみることに.

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[09:58 始まりの,石垣]
福岡城 天守台 (黒田氏はこの巨大な城にあえて楼閣みたいな 天守閣 を作らなかったそーで) 直下の石垣. 20 年前の 1988 年 4 月, 高校 3 年間をすごした鳥取を脱出して九大山岳部 (ついでに理学部生物学科) に入った私は, ここでまずザイルを使った懸垂下降 --- つまりザイルにぶらさがって岩壁を降りる方法の講習などを受けたのであった. 私にとっては「新しい時代」の始まりでした.

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[10:08 平和台陸上競技場]
城の上のほうで四方の景色などながめてから, ふらふらと城内にある平和台陸上競技場 (福岡マラソンのスタート & ゴール) に行ってみる. この石垣もまた山岳部の「トラヴァース」訓練, つまり石垣の上のわずかな突起につま先をひっかけ横に横に移動していく 訓練に使ってたんだよね. さっきの城の石垣もそうなんだけど, 石のカタチは 10 年 20 年ぐらいでは変わらないので, 「あ,あのでっぱりが今も」 と思いだしてみたり.

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[10:39 筥崎 (はこざき) 宮]
駅から降りると 筥崎宮 という (当地では) 有名な神社に. 地名は (当用漢字を使うので) 「箱崎」だけど神社名は筥崎のようで. 福銀箱崎支店があったんだけど, いまは空き地になってる. これは事前の調査でわかっていたんだけど, まあ依然として「箱崎宮前」がもより駅なので.

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[11:17 JR 箱崎駅 ?!!]
怠惰から生じた銀行ぎょーむを処理して …… まだまだ時間はあるのですっかり変わってしまった箱崎 & 九大箱崎キャンパスを見物することに. このあたりは以前から粕谷さんぶろぐに 変化の詳細 が連載されていたんだけど, 自分の目でみるといよいよびっくりな世界だった. 香椎方向に移転した駅は 「これが あの JR 箱崎駅?!」 とびっくりさせられるものであった. そもそも高架になってるし.

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[11:20 「はこざき」健在!]
あまりにも町が変わりはてているので, ふと心配になって箱崎商店街のほうに行ってみる …… おお, 「酒とお食事の店   はこざき」は健在であった! ここでよく山岳部の集まりなんかがあって, ですねえ. そういえば 18 才でいきなり芋焼酎「白波」「霧島」 を飲まされたのもこの店でした. いろいろお世話になった大将とおばさんがいつまでもお元気でいてくれれば, と祈りつつ変わらぬ店がまえを撮影.

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[11:22 変わらぬ箱崎商店街]
まあ, 箱崎商店街は昔とホントに変わらぬままなんだが ……

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[11:22 激変道路 (JR 方面)]
直交する道路 (粕谷さんぶろぐ) は「この道路ってどこからわいて出たの?」 とでもいったかんじで …… じつは Google Maps は工事途中の 道路地図 がわかる (そのうち地図は更新されるだろうけど). 国道 3 号線がわのこまごまとした道路を塗りつぶすかのように太い道路がずどーんとできた, といったところのようで.

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[11:23 激変道路 (国道 3 号線方面)]
Google Maps の 航空写真版 (現時点版) は国道 3 号線方面の工事あるいは JR 新箱崎駅まわりの工事の様子も …… これらの航空写真をみたり現場を歩いて思うことは, 「いったいこの工事のために何十世帯 (もっとたくさん?) が転居を余儀なくされてしまったのだろうか, といったことで. 高度成長期じゃあるまいし, 何をねらってこんな途方もない工事をやったのかなぁ. 九大移転 と何か関係あるのかな?

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[11:25 九大前の店]
上述の道路を横切って進むと九大正門につく. 後述するように正門付近にある工学部はすでに新キャンパスに移転したので, 正門付近のヒトの往き来は激減してるのではないかと思ったのだが …… 文房具屋・久松屋商店とちゃんこ御島は健在だった. 九大移転後はどうなるんだろうね.

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[11:25 九大箱崎キャンパス正門]
えーと, 次に福岡出張する機会は何年後になるかわからず, そのころはこの箱崎キャンパスがあとかたもなく消滅していても不思議はないので (あるいは箱崎にくる用事もヒマもないかもしれないので), 移転中の学内を見物していくことに.

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[11:26 九大上空航空回廊]
ところで, 九大箱崎キャンパスといえば轟音を発しつつ ひっきりなしに上空を航過する飛行機が他の大学には見られない特徴のひとつだろう. まあ, 旅客機は新しいものほど静寂に気をつけてるってのが体感できたりするんだけどね …… トリプルセヴン (B-777) が九大上空を「ふわふわ」と飛んでるのを初めてみたとき, その「ほぼ無音」ぶりに驚愕したことを思い出した. 蛇足ながら, 左の写真はやかましい旧式機たる MD-81.

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[11:26 九大地図]
黄色が工学部ですでに箱崎からは去っている. ただしこの地図にはそんなことが書いてない. まん中らへんの青灰色の一群の建物が理学部で, ピンクが農学部. これらはまだ移転してない. 現在位置は正門付近, 地図上では左下のあたり.

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[11:28 九大工学部,撤退ずみ]
工学部の建物は昔のように残っているので, 「移転した」かんぢはないのだが …… しかし, 近よって見ると 1F 窓の内側からベニヤ板などがうちつけられていたりして, 「ごーすとたうん」感がにじみでている.

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[11:30 中央食堂・講堂]
周囲を工学部に包囲されてる九大中央生協はまだ機能しているようだ. ただしここにあった書籍部は 1.5 年ほど前に撤退して, 粕谷さんを がっかり させている. 同じ建物の記念講堂には「九州大学総合研究博物館」なる看板も. 手前の金属フレイムは毎年恒例の「合格発表」掲示板建造途中のもの. つまり, 無人の建物に包囲された合格発表場所, という不思議な光景のようで.

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[11:32 ナゾの一団 ……]
やはり無人のはずの旧・合成化学工学科 (平八郎提督 の所属しておられたところですな) の建物横でナチスふう軍服・ヘルメットを着用したナゾの一団がいたので 何ごとかとアヤしんだのだが …… どうやら映画か TV ドラマの撮影みたいですな. 機材はものものしいのでおそらくプロ.

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[11:33 工学部航空学科]
理学部のほうに歩いていくと, ここにも放棄された工学部の建物が. これはある意味では歴史的な工学部航空学科の建物で, 火事の焼けこげのように見える 黒いマダラは第二次大戦中の空襲よけの迷彩塗装なのである …… ウソのようだけど, これはホントの話. つまり築 70 年ぐらいの由緒ある建物なんだけど, このままうち捨てられてしまうようで.

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[11:34 旧・大型計算機センター]
理学部生物学科のネットワーク担当者たる粕谷さんを日々わずらわせている 九大ネット & 大型計算機の本拠 …… たぶんまだ全機能は移転してないのだろう. これまた歴史的な建物で, 1972 年にアメリカ空軍の偵察機型ファントムが狙いすましたかのように この建物に激突した …… これもホントの話. 私にとっても「歴史的」な建物かも. ここの 3F 実習室で学部 3 年生の計算機実習 (担当は当時は助手の佐々木さん) において最初の生態学の計算プログラムを書いたので. 言語は FORTRAN77.

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[11:35 農学部・図書館方面]
理学部一号館・三号館のあいだから見た光景. このあたりはまだ移転してないので, 生活感というかちゃんと機能している大学, というかんぢで.

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[11:36 理学部一号館]
図書館入口からのながめ. 私がいた理学部三号館 (右) はあいかわらず汚い. 箱崎キャンパス内歩いていて気づいたんだけど, 移転前であるのに (以前は空き地だった場所に) 新しい (やや安普請感のある) 建物がやたらと増えている. 移転費用は巨額になるのでなかなか移転がススまないけど, そういう安そうな建物を作る予算ぐらいはある, という状況なのかな.

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[11:37 理学部 1 号館]
今回の福岡出張旅費は粕谷さんの科研費 (私は分担者) から出してもらっているので, 九大事務にあとで航空券関係のあれこれを送らねばならない …… しかし「領収書と往路の航空半券」だけで良い, とメイルに書かれていたことを思いだしたので, この本館 1F にある理学部財務企画係に現物を「直接」提出. あとで郵送しなくてもよくなった. 一件落着.

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[11:47 たしかにサビれた箱崎九大前駅]
あとは特に用事もないので, 理学部から 5 分ほど歩くと地下鉄の箱崎九大駅前. たしかに, 粕谷さん書かれたようにここらの サビれ っぷりはなかなかのもので, あの店この店あったところが「空きテナント」状態に. 「目で見てわかる九大移転効果」 といったところだ.

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[「ななめ」お見合い席]
…… と思ったら, 斜め前になぜか客室乗務員席があった. 私はこのいわゆる「お見合い席」が苦手で, いつもいつも着席しようとした彼女たちに 何かしら叱責されるべき点を発見されてしまうのである (ということで, 近ごろは避けるように注意してた). 今回は入念に自己点検して, あとは離着陸時間は「死んだふり」 というか身動きせずにじっとしていたらやりすごすことができた ……

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[1710 新千歳空港に着陸した MD-81]
降りてから撮ったもの. この写真には写ってないけど, なぜか (航空自衛隊が管理してる) 政府専用機 と陸自の迷彩ヘリコプターが空港内の民間の敷地内にいたので いぶかしく思ってしまったのだが …… 翌日に ネット上の新聞を 検索してみたら 「洞爺湖サミットに向け ... 政府専用機を特別機に見立て ... (各国首脳を) 陸上自衛隊ヘリコプターに移す動きを検証」してたそうで.


2008 年 03 月 19 日 (水)


2008 年 03 月 20 日 (木)

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[「主軸」 (major axis) の 95% 信頼区間]
randomization test ってのは乱暴なハナシで, 検定統計量として 統計学的にはぜんぜんおかしい 推定量を使ったりする. たとえばここでは二次元正規分布の相関係数をこのデータから推定する, といった作法だ. すごくむちゃくちゃなんだけど, しょせんは randomization なんで何でもアリという世界. で, 丁寧なる subject editor 氏は randomization で得られた信頼区間も ここに図示せよ, 命じてきたんだよね. なるほど (ここではインチキくさい) 相関係数 の信頼区間は randomization で得られた. しかしそれは図示できるか …… というと上述の「相関係数と直線回帰で得られる『傾き』 (すなわち主軸) の関係」 を使って左のごとくに図示できるんだよね. 破線が観測値, グレイの領域が「95% 区間」.


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