ぎょーむ日誌 2009-06-02
2009 年 06 月 02 日 (火)
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0720 起床.
朝飯.
コーヒー.
0840 自宅発.
曇.
0855 研究室着.
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セミナーの予習.
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1030 より
研究室セミナー,
本日は竹内さんで,
湿原におけるリター分解実験の論文のれびゅー.
どれもこれも 21 世紀になって書かれた論文なのだが
……
ひたすら割算 & 分散分析.
おまけに「場所差」を fixed effects にしてるから,
観察された現象は何もかも「場所差」で説明できます,
といった脱力系論文なんかも
……
まあ,
生態学まわりでちょっと複雑なデータ構造をあつかう論文のほとんどは
こういったシロモノなのだが.
意味もなく「ぼうぐらふ」にされてしまった
(そして反復少ないくせに,棒には SE ひげなんかが)
をながめていて,
やはり「リターパックの中で分解されやすいもの・されにくいもの
があると想定したデータ解析」
とか必要だと思った.
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また耐震工事ひっこし雑用なネット雑用とか.
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そしてまたプリンター問題.
いったいいつになったらオワるのやら
……
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雑用にふりまわされつつも,
FLC 発現の統計モデル推定計算もススめてみる.
やはり,
と申しますか,
観測データがまったくない VIN3 発現量を
「状態変数」としてあつかうモデリングは無茶だった
……
ということで,
気温が直接に
FLC の活性・不活性 transition rate に影響する,
といったやや現象論的なモデルに変更してみる.
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そして,
この「データすかすか」な時系列モデルを収束させるための努力がつづく
……
まあ,
複雑な情報の抽出なんかはそもそも不可能である,
などなどといった,
この
「とびとび」な観測データにシバられた
システムの挙動が理解できてきたような
……
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夕方ごろから雑用が減ったので,
計算まち時間に FLC 関連文献をいまさらながらに読んでみた
……
花成の過程ってすごく複雑じゃん.
うーむ,
今のモデルはホントに現象論的だな.
従来のさらに現象論的なモデルを少し改良しているだけ,
か.
せいぜいのところ.
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で,
そのひどく単純化した現象論的なモデルのあちこちに
主観事前分布じみたものなんかをいれて無理矢理に収束させた
(というわりには
b
は収束が悪い)
結果が得られた
(BUGS code,
事後分布表).
えーと,
計算時間は 3600 秒ぐらいだったか?
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推定がデータにひきずられすぎている
……
これは,
「PCR による『誤差』はほとんど発生しません」
などといったトンデモな仮定をいれたせいだろう.
データながめていると,
と言いますか原理的に考えて,
PCR って「誤差」増幅器みたいなモノだよね.
今日は無理だけど,
また明日以降に改良を考えよう.
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しかしながら,
かかる状況でもそれっぽい「温度依存性の transition rate」
らしきモノが推定されてくることの不思議さよ
……
われながらアヤしげなことをやっているな.
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上のような R 作図プログラミングをやっていると時間になってしまった.
1910 研究室発.
工藤洋さん・荒木さんの北海道調査おつかれさま & 明日のセミナー
よろしく歓迎会.
札幌駅ガード下西端の居酒屋
七福神商店 西口店
で.
2230 ごろおひらき.
工藤さんの宿泊場所の東横インのロビーで上記の推定結果をちょっとご説明.
意外とおもしろがっていただけた.
2320 帰宅.
ふーむ,
DNA のメチル化は細砲分裂後も「ひきつがれる」から,
記憶装置として機能する,
と.
つまり今回のモデルの仮定はそれなりには正しかった.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0720):
米麦 0.8 合.
ニンニクの芽・ネギ・豚肉の炒めもの.
- 昼 (1230):
研究室.
食パン.
- 晩 (2000):
居酒屋で刺身・海鮮サラダなど.