ぎょーむ日誌 2008-12-26
2008 年 12 月 26 日 (金)
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0720 起床.
ねむい.
朝飯.
コーヒー.
0920 自宅発.
猛烈なる吹雪.
これが山岳部の冬山合宿ならテント内で
「今日は行動中止! 交代しながらテントまわりの除雪」
となるぐらいの悪天だ.
積雪量がおおくて,
札幌市ならびに住民の皆さんによる除雪がぜんぜん追いついていない
(はい,集合住宅ぐらしの人間は無責任かつお気楽であります).
いつも本当に感心するんだけど,
よくまあこんなところに 190 万人都市を維持できるもんだねぇ
……
世界にいやいや人類史上に例のない,ともうしますか.
0940 研究室着.
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昨日,
Burnham & Anderson (2004; モデル選択カエル本)
の ``Akaike weight''
(これは彼らの造語)
にケチをつけたんだけど,
気になったのでちょっと調べてみる.
このヒトたちでは
exp(-0.5 × ΔAIC)
などといったとっぴな weight は思いつくわけないよな
……
という憶測にもとづいて,いろいろな論文をながめてみたのだが,
そもそもの根源は赤池さんの 1978 年の論文,
Akaike H. 1978. On the likelihood of a time series model.
The Statistician 27:217-235.
にありそうだ
(ちょっと見つけにくいところにあるので
link).
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この中では
時系列モデルの推定みたいな
ややこしーことやるときに,
a quasi-Bayesian みたいな方法として
exp(-0.5 AIC)
(あまり本質的ではないけど
ΔAIC ではなく
AIC)
が期待平均対数尤度に近いと考えて
(←このあたりは坂本・石黒・北川. 情報量統計学. 1983.
にも似たよーな検討が),
重みづけしてみたらどう,
といった heuristic な提案だ.
B & A (2004) 本であつかっているのとは,
ずいぶんとちがう状況ではないかな?
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その後の展開だけど,
この weight なるものは最小二乗法的な状況以外では
ぜんぜん検討されてないのでは?
最小二乗法な状況においても
何かがきちんと正当化されてるわけでもなさそうだし.
ということで,
依然として
heuristic
なまま,
と考えてよいだろう.
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こういう
(他にも QAIC とか AICc とか QAICc とか)
アブないわざをアブなく紹介する
(限定された状況でしか検討されてない方法なのに一般化してみせる,
など)
とゆーのが
B & A (2004) 本の特徴ではないかな.
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などとうだうだやってたら健康診断うけつけしめきりの時刻が!
吹雪の中,
札幌駅北側エルプラザ 5F に走り,
1 分ちこくしたけど受付前でがっくりしてたら
おなさけで通してもらえた.
私は 5 月
に人間ドックで健康診断すませているので,
本日はハシカの抗体検査のための採血だけ.
待ち時間もふくめて 10 分間で終了.
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ぱん吉で昼飯調達してから研究室にもどる.
AIC 文献をもうちょっとながめてみたり,
FAQ モデル選択
を少しなおしてみたり.
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窓の外はちょっと晴れてきた
……
と思ったらまたすぐに吹雪で視界が閉ざされる.
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テングザル作文修正をぢりぢりとススめてみる
……
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1600 ごろから 2 時間ちょっとばかり松田君と相談しながら
テングザル discussion 節の改訂
……
サルわーるどは難解だ.
しかし専門家に相談しながらだと作文改訂という作業も
気分的にはラクだなぁ.
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Discussion 節の改訂はまだまだ途中だけど,
ばてきたので本日は途中までで終了.
1930 研究室発.
1950 帰宅.
晩飯の準備.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
食パン.
ネギ・エノキダケ・卵の炒めもの.
- 昼 (1220):
研究室.
ぱん吉のサンドイッチ.
- 晩 (2050):
米麦 0.8 合.
ニラ・ニンジン・キクラゲ・春雨・ホタテのスープ.
麻婆豆腐.
キャベツ・ニンジン・ネギのサラダ.