udev
で boot ごとに毎回 /dev/
以下を作りなおしてるみたいで,
/dev/hda
などが 600
になってると VMware は insufficient permission
うんぬんとか言って動かないのである.
そこでいささかザツな解決策ながら,
専用の起動スクリプトを作ってしまうことにして,
VMware 起動前に毎回毎回
sudo chmod 660 /dev/hda*
(これは乱暴すぎるのだけど)
とすることに.
とうぜん /etc/group
は
disk:x:6:root,kubo
などと設定ずみ.
make pdf
でとりあえず版 PDF file 生成して,
server に rsync
してから富良野の後藤さんに「みてください」メイル送る.
.bst
(BibTeX style)
ファイルとはかけ離れたものであり,
Elsevier とは異なり Blackwell は bst file を提供しておらず,
というめんどうな状況だ.
makebst.tex
の所在をさがす.
tetex
とかインストールしてるヒトなら
slocate makebst.tex
すればすぐに見つかるだろう
……
見つからんヒトは
CTAN の custom-bib
一式を download & install してくだされ.
makebst.tex
の所在 (パス) を確認してから
ptex (パス)/makebst.tex
moleco
と回答していたなら)
moleco.dbj
というスクリプトファイルが生成されるんだけど,
質問の一番最後に「スクリプト実行しますか?」
という質問には y
と答えてしまうので,
moleco.dbj
の存在知らぬままこれを実行してしまうことが多い
moleco.dbj
が
moleco.bst
を作るので,
それを LaTeX file から
\bibliographystyle{moleco}
てな具合に使ってやる
make
して dvi などの出力をみるまでわからない.
そしてまちがっていたからといって,
上述の 1. からやりなおすのはまさに無間地獄というほかない
……
makebst.tex
によって生成された
(あなたカスタマイズな bst file 生成スクリプトである)
moleco.dbj
を改造するのである!
つまり全体の流れ
makebst.tex → moleco.dbj → moleco.bstのまん中を撃つ, よろしいか,
makebst.tex
にもどったりあるいは
moleco.bst
を改造するのは苦労多いばかり,
それに対して
moleco.dbj
の改造はぜんぜんラクですよ,
ということだ.
moleco.dbj
の内部をのぞいてみればわかるように,
moleco.dbj
は
(BibTeX とその周辺ツールとは信じられぬほど)
読みやすいものになっている.
たとえば
Clark JS (2003) 論文名 ...としたかったのに
Clark JS (2003). 論文名 ...となる bst file
moleco.bst
が作られてしまったとしよう.
このとき
moleco.dbj
を開いて,
当該箇所をさがしてみると
%DATE PUNCTUATION (if date not at end) %: (def) Date with standard block punctuation % yrp-col,%: Colon after date % yrp-semi,%: Semi-colon after date % yrp-per,%: Period after date % yrp-x,%: No punct. after dateこのあたりがアヤしいとただちに見当がつく …… つけられるぐらいコメントが充実しているのである. コメントアウトの位置を下のように変えて
%DATE PUNCTUATION (if date not at end) % %: (def) Date with standard block punctuation % yrp-col,%: Colon after date % yrp-semi,%: Semi-colon after date % yrp-per,%: Period after date yrp-x,%: No punct. after date
moleco.dbj
を保存.
ptex moleco.dbj
で修正された
moleco.bst
が生成される
……
というふうに試行錯誤すればよい.
moleco.dbj
があまりにもへっぽこな場合には
moleco.dbj
の大改造も大変だろうから,
おとなしく
ptex makebst.tex
つまり工程 1. にもどったほうがいいね.
moleco.dbj
の修正を試行錯誤してできた Molecular Ecology 用の
moleco.bst
つかった出力はこうなる.
BibTeX において重要なのは
「たいていのぢゃーなるの参考文献書式は必ずや
bst 設定だけで出力できるハズ」
との確信をもつことである
(いろいろな学問分野でその実績もあるのだから).
moleco.bst
は直接いじらないほうがよい,
と書いたけど,
残念ながら直接テをださねばならぬこともある.
たとえば私は note
item によけーなコトを書いたりするんだけど,
これは Reference 中には表示しないでほしい,
と.
この変更は
moleco.bst
を開いてみると,
moleco.dbj
がつくった bst file はできあいの bst file に比べて
やや読みやすいとわかるだろう.
note
まわりはこうなっていて,
FUNCTION {format.note} { note empty$ { "" } { note #1 #1 substring$ duplicate$ "{" = 'skip$ { output.state mid.sentence = { "l" } { "u" } if$ change.case$ } if$ note #2 global.max$ substring$ * "note" bibinfo.check } if$ }これをたとえばいささか乱暴にこのように改造すればよい. 上の出力はこのように改造された
moleco.bst
で生成したものである.
FUNCTION {format.note} { note empty$ { "" } { "" } if$ }
bibpunct
は
\bibpunct{(}{)}{;}{a}{}{,}となっているから引用が
(Clark, 2003)
といった書式になってしまうのであって,
これを
(Clark 2003)
としたければ
\bibpunct{(}{)}{;}{a}{}{}とすればよいだけなのである. ただしこの宣言の前に
\usepackage{natbib}
が必要である.
すると本文出力はこうなる
(ただし,
ちょっとややこしいことに
et al.
を斜体にするかどうかなどなどは bst file が定義している).
@Article{ ... }
,
@Book{ ... }
,
@Manual{ ... }
の出力しか確認してないけど Molecular Ecology 用 bst file 例
moleco.bst
はこういうかんぢで.
問題あれば
moleco.dbj
修正してより良い bst file 生成できるはず.