ぎょーむ日誌 2006-10-06
2006 年 10 月 06 日 (金)
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0810 起床.
0820 自宅発.
曇.
0835 研究室着.
朝飯.
コーヒー.
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研究室のネット雑用あれこれ.
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母子里林冠モデル作文,
ちょっとだけ修正.
来週の火曜日・水曜日あたりはこの作文なおしにかなり時間とられる予定.
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アリコロニー戦争ゲイム詳細の検討のつづき.
やはり「個体が見えない」格子空間なモデルってのは,
「わく」の中のできごとを根拠 free なでたらめな関数で
定式化していかねばならんので気分が悪い
……
ああ,
次の生態学会大会 (2007 年 3 月,松山)
でかくのごとき
「こーしもでる」のポスター発表なんかやるのはつくづくイヤだなぁ.
とはいえ,
この場を利用してアリ話をしないとアリもの知りなヒトたちから
「このモデリングでことさらにダメなところ」
とか指摘してもらえないからなぁ.
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アリわく計算の定式化ですっかりイヤな気分になっていると,
科研費書類かきがイヤになった甲山さんが
新しく購入した登山靴でそのへんのそのそと徘徊の旅
(おそらく A 棟 7F から 8F にあがってくるのに登山靴が必要とされるのだろう)
の途中にここに立ち寄ってきて登山靴雑談などを.
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とうだうだしてると,
タイミングよくというか
R
質問があったので (アリ問題から逃れるべく)
みょーに丁寧に R こんさる.
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また北大構内漂泊の旅にでてしまう.
えーい,
アリわく計算,
わけのわからん関数型がアタマの中にうじ虫のようにわいてきたな
……
北大生協で昼飯調達.
研究室にもどって昼飯.
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楽しくない方向に抽象化されてしまっているアリの局所的挙動,
まあでたらめでもいいから定式化してしまって,
とは考えてはいるんだけど
……
どうも「楽しくない」感がつのってしまうと考えが
「どうにかならんか」
「こうすれば」
「計算時間が 100 倍ぐらい増えてしまう」
「しかも依然として意味不明」
「どうにかならんか」
るーぷにおちこむ.
また A 棟 8F 内をうろうろしてみたり.
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夕方からいきなり A 棟 5F の
野田さん
と同研究室の D1 院生の辻野君あいてに群集データ解析こんさる.
「推移行列間の『距離』はどうやって定義されるか?」
(とうぜん対数尤度差つまり deviance で定義される
……
大半の行列ゆーざーたちはこれにすら気づいていないが)
から具体的ではあるけれど,
他では聞けない浮世ばなれしたやりとりが始まってしまうと,
たちまちまた
(縮小推定量的な考えかたから)
Bayesian
な世界をさまようことになる
……
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しばらくはお茶部屋で議論してたんだけど,
日没時刻をすぎると空腹によって攻撃性を高めた院生たちがうろうろしはじめ,
その場を競争排除されてしまったので,
かとー記念おふぃすにもどって続きを.
データから特定すべきパラメーター数がたくさんあるので
当然ながら MCMC 計算が必要となる
……
が,
推移行列なるモノの各要素をいちいち独立に推定してみせるのは
少しばかり阿呆っぽい気もする
(んだけど改善のアイデアは今のところ無い).
「その階層的な群集構造を表現するベイズモデルの参考になる
教科書とか論文とかありませんかね」
「ありません」
「……」
「まあ,
数年後にはいろいろと出まわるんではないですかね
……
ひょっとしたら,
本質的には同じ種類のデータ構造をあつかう集団遺伝学まわりなら,
すでに何かあるのかも」
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いやー,
この野田さん研究室の岩礁性潮間帯のハナシはアリモデルとちがって,
観測データがたくさんあって,
しかもその構造が
数理モデル (統計モデル) とがっちりかみあうので気分よろしいですね
……
この統計モデルが良いかどうかは
実際に適用してみないとわからないところがあるけれど,
こういうカウントデータの場合はアタマの中で
かなり具体的に定式化されるよーな気分になるので
「こりゃいけるかも」
感が強まるのである.
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1910 研究室発.
1925 帰宅.
体重 73.8kg.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0845):
研究室お茶部屋.
食パン.
- 昼 (1420):
研究室お茶部屋.
北大生協にぎり飯.
- 晩 (1950):
米麦 0.7 合.
タマネギ・ニラ・ブナシメジのトマトスープ.