ぎょーむ日誌 2005-10-24
2005 年 10 月 24 日 (月)
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0730 起床.
朝飯.
コーヒー.
また寄生する・されるの「密度」問題にとらっぷされる.
寄生確率が周辺の host 「密度」に影響される場合は,
(すごく単純なモデルなのに)
関数型がいろいろとややこしくなる.
そもそもこの「密度」ってのがアヤしげといって悪ければあいまいな概念で
……
あ,
もうこんな時間か.
0915 自宅発.
晴.
0930 研究室着.
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苫小牧・平尾君に寄生問題に関する簡単なコメントのメイルを書く.
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寄生確率の相関,
をみるのであれば樹木個体間の対数おっづ比相関の比較が
必要になりそう
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空間構造を介した寄生 event の相関が樹木間であるならば,
同一個体の樹冠内ではさらに相関が高くなってしまう,
という階層性について考慮する必要がある
といったあたりか.
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粕谷さんから送っていただいた科研費の研究分担者承諾書を
1F 研究院事務室の学術助成掛にもっていく.
研究院長 (学部長ごときもの) のハンコが必要なんで.
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もひとつの
苫小牧
問題,
鍋嶋さんから近傍 BA つきデータ送っていただいたので,
それを組みこんだ成長モデルで推定やりなおし.
R
& C で書かれたプログラムを直す.
イタヤカエデで試験運転してみると
……
やはり,
というか近傍 BA なんかの効果は見えないよな.
全種で試験運転.
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全種で試験運転は ThinkPad X31 でも 15 分弱で終わった.
昨年 11 月末
に調べていた「高速」モデル選択つかっているんで.
やはり BA なんかの「効果」は出ないよな
……
ひとつにはこれは DBH との交絡 (confounding)
がキツいため.
しかし作図してみると,
樹種によってはそれほどでもないな.
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共同研究 Wiki の local BA の記述を補足しつつ,
苫小牧ボスへの返信
……
書いてるうちに,
今回の BA データにはわざわざ現場で追加測定されたものもある,
と気づいた.
試験運転とはいえ「BA は何も効果なし」と報告するのがコワくなってきたので,
推定過程の log 出力などみなおす
……
あ,
やっぱりちょっとしたバグ (モデル選択のやりかたがまずい)
を発見.
うかつだ.
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修正してこんどは A801 の Dell 機に計算させてみる.
6.5 分で終了.
結果は
……
なンと言うべきか,
さきほどと同じ.
ホントにだいじょうぶなんだろうな.
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現時点では他にまちがいが見つからないので,
とりあえずの報告メイル.
うーむ.
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昼飯.
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紙ごみを B1F にもっていく.
北大生協にメイルで Dell デスクトップ機発注.
これはけっこう面倒だった.
VMware 上のゐんどーづが必要だった
(web browser の
user.js
変えて偽装するのがめんどうだったので).
さらに構成をいちいち copy & paste せねばならぬ,
まぬけさよ.
「見積書作成」なる機能はコワれてるとしか思えん.
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研究分担者承諾書がハンコおされてもどってきた.
郵送のための手紙かきして郵便箱へ.
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雑用つづく.
年末調整あれこれ.
悲惨な北大事務処理の中で会計まわりはまだしも文明的で,
オンラインでできるのが不幸中の幸い.
机のひきだしのぞいてみたらアパート単位で強制的に加入させられてる
火災保険の領収書でてきた.
AIU 保険会社 10390 円 (一年間).
これって損害保険の控除になるのか?
よくわからんけど申告してみる.
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ひと区切りついたので,
平尾君からの質問に返信.
いやはや自分でモデリングしておきながら「大木効果」
の意味をとりちがえていた.
これは「大きな樹木は他の樹木から影響うけにくい」
といったことを表現してる項だった.
しかしながら,
これがホントだとすると,
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距離「ゼロ」ということになる樹冠内で,
なぜか枝間で寄生されぐあいが似てない
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似てないとすると,
少数の枝からなる標本では大木の樹冠の
寄生されぐあいを推定できない
ということになってしまい,
これはこれで困るんだよね.
議論は空間スケイルと捕食寄生者の行動という方向に流れていくことに.
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牛原さん屋久島シュート作図の手伝い.
うーむ,
ちょっとデータが変わっただけで調整に苦闘する.
というのも
R
は「寡黙な」言語でなかなかエラーを吐いてくれないんで.
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そしてこの「窒素ナシ」データ,
どう使ったもんかね
……
random effects 化か?
ちょっと面倒だな.
ばかばかしいけど,
現段階では平均値で代用するとか?
「これまでの研究どーりでーす」
とでも言ってやるか?
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念のため書いとくと,
生態学という分野では
「これまでどおりの手法で」
とか言ってるヒトみかけたら,
それは
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こんなうさんくさい方法つかうのはイヤなんだけど,
今のところ改善案おもいつかないんで,
泣く泣く使わざるをえないんです
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めんどくさいからこれまでの手法で
……
何が正しくて正しくないのかわからないし,
知りたくもないし
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これまで使われてきた手法だから正しいに決まってる,
ぜったいにそうだ,
これだけが正解なんだ!
といった異なる文脈によってることに注意しなければならない.
1. のような使いかたをするのが適切な事例にしばしば遭遇してしまう,
というあたりがこの学問分野を特徴づけているように思えてならない.
しかしながら実際には 2. みたいな用例が多数派なんだろな.
3. みたいなこというヒトはですね,
そうですね,
私はある種の篤実さを体現している娯楽提供者とみることにしてます.
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もう何もかも MCMC 計算ですませてしまうか,
という気もする.
まあ,
いづれにせよ
この計算わざは「樹種差」とか
わけのわからんものを憶測してみせるのに必要になるんだよね
……
樹種ごとの計算なら,
まだそういうトビ道具を持ち出さなくてもいいか.
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北大生協から返信.
Dell デスクトップ機
Dell Dimension 9100
(公共機関専用 10 月限定セット, PentiumD 830 3GHz, RAM 2MB)
みつもり 198670 円.
砕氷輸送船で氷をくだきながら北海道に運びこむのに 10-14 日かかる,
とのこと.
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苫小牧とのメイルやりとりつづく.
難しいご意見だの,
キビしいつっこみだの.
西部戦線の leafminer 問題,
東部戦線の 直径成長問題,
とゆー第三帝国末期状態といったかんぢでしょうか.
たすけてー
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メイルやりとりから逃れてお茶部屋にさまよいこむと,
院生たちが晩飯を食いつつ
「昨今のこんびにおにぎり高騰問題! 130 円台『高級』おにぎりの是非は?!」
を主題としてキビしい討議を重ねていた.
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1850 研究室発.
1905 帰宅.
晩飯.
あ,
雨ふってきた.
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怠業.
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雨やんだので 2250 自宅発北大構内走.
2340 帰宅.
体重 74.8kg.
晩飯後とはいえ,
重い.
どーも私の場合,
豆類くうと体重が増えるような気がする.
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真夜中すぎ,
直径成長推定プログラムよみなおす.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
切り干しダイコン・大豆の煮物.
- 昼 (1300):
研究室お茶部屋.
米麦 0.5 合.
切り干しダイコン・大豆の煮物.
- 晩 (1920):
米麦 0.7 合.
煮豆・ネギ・卵炒飯.
海藻キムチスープ.