ぎょーむ日誌 2010-04-22

2010 年 04 月 22 日 (木)

• 0650 起床． ねむい． 朝飯． コーヒー． 0800 自宅発． 晴． 0810 研究室着．
• 林さんの AIC 説明 がおもしろいのではまってみた． 久保こめんと．

  いろいろ興味ぶかい説明です．ぱっと読んで，ちょっと違うなと思う部分としては「パラメーター数の多いモデルはなぜダメか?」周辺ですね．

  これは個々のパラメーターの推定誤差が大きいからという説明ではなく，むしろ「パラメーター数が増えるにつれ『いまたまたま手もとにある (あやしい) データ』へのあてはめ改良が過剰になってしまって，次回以降の同様なサンプリングで得られる別のデータに対する予測としてはまとはずれになっていく」といったかんじの説明になるのではないでしょうか．

  小西，北川. 2004. 情報量規準. 朝倉書店……などを眺めてみると，このあたりの対数尤度バイアス補正項の +2K の導出はぜんぜん簡単ではないことに驚かされます．

  岩波本ではこのあたり， どう説明したもんだか ……
• などとうだうだ考えてて， 岩波本作業は 10 時すぎに開始． ホントに， 時間というのはぽろぽろと失われていく ……
• さて， 本日は昨日のつづきで …… まあ第 7 章のここまでの流れから整理してみると …… MCMC わざのひとつメトロポリス法でサンプリングすると，
  
  あーら不思議， 何かの分布からの標本セットになってますねー …… ときて， じつはこれは尤度関数に比例する確率分布でした!
  
  といったオメでたい帰結を述べてみてから， ここで何かごにょごにょして …… はーい， べいずでーす!
  
  …… と持っていきたい， とゆー破天荒ぷらんです (あとで語義を調べてみたら「破天荒」はぽぢちぶな意味あいで使うのが正しいようですが， ここでは前後の文脈からわかるように中立もしくはねがちぶです)．
• このプランによる説明は， 2 月の MCMC 公開講座 で何とかなったので岩波本でもそれを再現してやろう， という貧者感あふるる構想． しかしながら， その場のイキおいで聴衆をしてなんとなく「そンなもんかな」 と錯覚せしむる公開講座とは異なり， 文章による説明にはもう少し冷静な詐術が必要とされる ……
• で， 何をごにょごにょすればよいのか? ちょっとよくわからんので， 列挙してみよう (そして vim 上で順序をいれかえて，と) ……
  • 推定結果が点推定値ではなく， 確率分布 (密度関数) で与えられても全然 OK， むしろうれしい， とせーるすとーく
  • つまり「パラメーターの分布」 なる概念が登場
  • ふつーの統計学ではパラメーターの分布とか考えない
  • 最尤推定値と称して「ヤマのてっぺん」の位置だけ重視した (ついでに頂部のまるまりかたぐらい?)
  • …… (このへんにぎゃっぷ?) ……
  • ベイズでは「パラメーターは確率分布」 なる考えかたが許容される， とゆーかその解釈しかありえない
  • ではベイズ統計とは何か? 事後分布 ∝ 尤度 × 事前分布??
  • 事後分布は図 7.13 だ
  • 尤度はこの章の最初のほうで定義した
  • だったら事前分布は何か?
• まあ， こんなかんぢで書いてみるか …… けっきょく， 2 月の公開講座とあらすじは同じ．
• 昨日のぎょーむ日誌に「放置ぎょーむ」が足もとにどーのこーの， などと書いせいなのか …… クギさしメイルがぴゅーっととんできて頭上にばすっとつきささりました．
• 正午すぎ， 北大構内外を一時間ほどふらふらと早足散歩． まだちょっと寒い． 研究室にもどって昼飯．
• うー， なかなかぎょーむ再開できん ……
• などと言ってるヒマはないので， 3 時間ほど費やしてベイズ統計の入り口までつなぐ作文． さーて， ここからどう解説したもんだか．
• このように強引に接続してみた．

• 本日の実質的な進捗も 3-4 ペイジといったところ． しかしながら， こういった匍匐前進的な作業のつみかさね以外に， 本をかきあげる方法はないなあ， といったかんぢで． 1830 研究室発． 1840 帰宅． 晩飯の準備． ちょっとうんどう． 晩飯．
• [今日の運動]
  • 腹筋運動 30 × 3 回． 腕立ふせ 10 × 3 回．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0730): 米麦 0.8 合． 鶏レバのショウガ煮．
  • 昼 (1300): 食パン． バナナ． リンゴ．
  • 晩 (2030): 米麦 0.8 合． ナス・トマト・ブナシメジ・シーフードミックスのカレー． キャベツ・タマネギ・キュウリのサラダ．