ぎょーむ日誌 2008-12-21
2008 年 12 月 21 日 (日)
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0650 起床.
朝飯.
コーヒー.
0830 自宅発.
今日は群集生態学論文の勉強会.
曇.
このあとしばらくして雪になった.
A 棟 1F をあてもなくさまよう島谷さんを発見したので,
拉致して A 棟 8F までご案内する.
0845 研究室着.
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A804 で 0930 より勉強会.
参加者は主催者の島谷さん,
幹事の深谷君,
あとは北大構内から 4-5 人,
苫小牧から 3 人ばかり.
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まずは野田研 M2 の深谷君による
Tilman (2004) Niche tradeoffs, neutrality, and communtiy structure: a
stochastic theory of resource competition, invasion, and community assembly.
PNAS 101:10854-61.
……
なンといいますか,
あちこち無理矢理な群集シミュレイションだった.
著者が Tilman でなければ reject ではないかな.
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MacArthur 的
な「正規分布な資源分布」
に「正規分布な資源利用 niche」
を無限個つめこむことができるので,
種の類似限界をつめこむことができない,
というのがこの論文のひとつの出発点なのだが
……
群集生態学なヒトたちってホントにいまだにこういう認識なのか?
Sasaki & Ellner
しりーづその他を読めってかんぢですな.
一般には,
つめこめる種は有限個だ
(MacArthur の仮定が特殊).
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ともかく,
Tilman 強引わーるどにくたびれはてて,
午前終了.
皆さんを昼飯調達の旅にご案内する.
地環研から北方およそ 400 m の地点に数カ月前にできた
ほっかほっか亭
北大前店.
A804 セミナー室にもどって昼飯.
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1330 から午後の部.
島谷さん独演会
(ゑくせる達人わざ & Mathcad わざ実演つき)
の 3.5 時間.
以上.
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……
まぁぁ,
紹介された
Morlon et al (2008) A general framework for the distance-decay of similarity
in ecological communities. Ecology Letters 11:904-917.
もなかなかクセのある論文なのだが
……
``Supporting Information''
(Journal web page からダウンロードできる)
は数式びっしり 31 ペイジもあるしね.
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論文の趣旨としては「集中分布してる生物を安易に
(阿呆っぽい)
ランダマイゼイションすんな,
中立モデルと比較したいのであれば,
せめて
Poisson cluster process (Neyman-Scott process の一種)
ぐらいを使え
(ついでに,
ありがちな species-abundance 曲線では「ずれ」がはっきりしないから
similarity の distance-decay も見ろ)」
といったもので
……
まあひさしぶりに点過程のハナシをきいたのでいろいろ勉強にはなった
……
たとえば
依然として,
Neyman-Scott 過程の最尤推定は解決されていないそーで
……
ではどうするかというと,
K 関数を微分したΩ関数を作り,
(Poisson cluster process の仮定のもとで導出される)
Ωの「理論式」(親密度と散布のパラメーターからなる)
を最小二乗法 (みょーな重みづけわざ使用)
でひねりだし,
さらに個体数を親密度で割って子密度を憶測する,
と.
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1700 すぎ,
終了.
みなさんぐったり.
今日は苫小牧の石原さんも論文紹介してくださる予定だったんだけど,
時間も (体力も) なくなったのでおひらき.
窓の外は雪.
そして真っくら
……
そういえば本日は冬至ですな.
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1845 研究室発.
雪.
つもってきましたな.
電気代しはらう.
1401 円.
1900 帰宅.
体重 72.0 kg
……
あらー.
晩飯の準備.
晩飯.
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明日も勉強会.
予習.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0740):
米麦 0.8 合.
卵焼.
キャベツ・ネギ・ハムのサラダ.
リンゴ.
- 昼 (1300):
A804 セミナー室.
ほっかほっか亭のサケ弁当 360 円.
- 晩 (1940):
米麦 0.4 合.
モヤシ・ネギ・ショウガ・ニンニク・豚肉の炒めもの.
キャベツ・ネギ・ハムのサラダ.
ヨーグルト.