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library(grid)
のもとで,
どうすればこのような数字がタテになっている縦軸を描けるか?
これはネットを検索しても答えが容易にみつからぬ問題で,
library(grid)
作者たる Paul Murrell の ``R Graphics''
``Avoiding argument explosion''
(p.257)
なるオソろしげな小小節を読み,
しかるのちに ``6.1.1 Standard functions arguments''
を読まねばならぬ.
ついでに R のオンライヘルプの
(一見なんの関係もない)
grid.text()
も理解する必要があり.
ようするに grob
(grid graphics object) の操作が必要で,
R 作図問題の中ではかなりの難問というべきだろう.
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正解を書いておくと上のような縦軸を生成するためには
こう書かないといけない.
grid.yaxis(gp = gpar(cex = 0.8), name = "yaxis1")
grid.edit(
"yaxis1", edits = gEdit("labels", rot = 90, hjust = "center")
)
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論文清書版の図を生成するために上の図の EPS
file 版を生成しようとするともひとつ落とし穴におちる.
library(grid)
使用の有無とは関係なく,
ふつーは
postscript(...)
... 作図部分 ...
dev.off()
とすればよい.
しかしながら上のような縦軸を作図するためだけなのに,
とりっきーな
grid.edit()
を使ってしまったので,
このワザは通用しない.
grid.edit()
は作図やりなおしを命じる関数であり,
やりなおし前と後の図が複数ペイジに描かれてしまうので,
この方式は使えないわけだ.
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ではどうすればよいかというと,
これまたカンで正解を探索する必要があるのだが,
ふだんはあまり使わない
dev.copy2eps()
を使えばよい.
つまり一度ディスプレイなどに出力しておき,
その作図の流れを EPS file に再出力させる,
という手口だ.
... 作図部分 ...
dev.copy2eps(
file = file,
paper = "special",
width = 8, height = 4,
horizontal = FALSE
)
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さらについでに書いとくと,
こういう難しい状況から生還するためには
(なかまさんの)
R Gonzui 検索がたいへん役にたつのだけど,
library(grid)
は標準 package なので
CRAN
ではなく
R 本体
で検索しないといけない.
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試行錯誤に疲れたので,
夕方すぎに大学を脱出して正門前から数百メートルいったところにある小映画館
「蠍座」で
「泥の河」
をみた.
昭和 30 年大阪の川べりの貧乏な世界の子供 3 人,
おサルさんのような悪がき二人と,
カシこいお姉さんの小学生を中心とするハナシ.
自分自身の過去を刺激された点に固執しつつ勝手に断定してみると,
小学生男子たちを「おサルっぽく」描くのがこの映画の主題.
どうやればおサルっぽくなるかというと,
重要な場面においてこそ「コトバが生成されない,発せられない」
と演出すること
(TV ドラマの子役やはりうっど子供映画ならばもっとしゃべるだろう).
もちろんおサルにも感情はあるので,
コトバが生成されないおサルたちは沈黙の無表情を示したり,
黙ったままヘンな表情を作ったり,
モノを投げたり,
走ったり,
畳の上に倒れたまま動かなくなったり,
道路の上で前転したりする.
おサル描写は動物行動観察的でおもしろく
(かつ自分のおサルさについて無理矢理おもいださされ),
「いかにもお姉さん」でけなげな銀子ちゃんは
「おサルからヒトへ」
というかんじで
(つまりおサルより感情移入しやすい),
よい映画でした.
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なんか私が大学とかでみかけるような野郎大学院生の一部って
まだおサルなのかなぁ
(ひょっとしたら自分も?)
……
などと検討しつつ,
2000 帰宅.
晩飯の準備.
晩飯.
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[今日の運動]
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 10 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
食パン.
チーズ.
レタス・ミズナ・ネギのサラダ.
- 昼 (1330):
研究室お茶部屋.
食パン.
チーズ.
レタス・ミズナ・ネギのサラダ.
- 晩 (2130):
米麦 0.8 合.
ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・豚肉の煮物.
オカヒジキ.