ぎょーむ日誌 2007-07-12
2007 年 07 月 12 日 (木)
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0740 起床.
コーヒー.
朝飯.
0920 自宅発.
曇.
0935 研究室着.
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アリ原稿なおし.
1030 すぎから A 棟 5F で東さん・藤原君とアリ談判.
統計モデリングとその結果について説明.
やはり,
というか「まあ,それでいいんじゃないの」というような合意で.
あとはアリ雑談.
- 石狩浜 supercolony について
- 海浜どうしの colony はケンカしない
- しかし少し内陸側に入ったコロニーのアリとはケンカする
- なにか石狩海浜に共通する物質的基盤がある?
- Polydomy であれば (エサ獲得効率がよいので) 他種のアリを排除できてる可能性がある?
- 定山渓コロニーの来歴:
- もともと supercolony があった? (東さん観察)
- それが道路工事などで分断された?
- エゾアカヤマアリ新しく再侵入した? (まだ多女王になってない?)
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またアリ原稿なおし.
粕谷さん・甲山さんと (A 棟すぐそばの)
百周年記念会館内「きゃら亭」で昼飯.
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今年度から公費による物品発注がややこしくなったんだけど
……
それに必要な「所管コード」とやらが不明.
いろいろ調べていたただいて,
よーやく判明.
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う.
ECOAS データ解析,
ですか
……
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夕方の粕谷さんセミナーに参加してくださる九大足寄演習林の田代さんが
おみやげもってきてくださったので,
皆でお茶部屋でいろいろと雑談.
計算機なハナシとしては
Mini Keyboard III
もってきてもらってやはり II よりかなりマシになってる,
とか Ubuntu Linux
はなかなか良い,
とか
……
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1630 より
粕谷さんセミナー.
調査シーズンなのでヒトが集まらないか,
と思っていたんだけどあちこちの部局の生態学の院生たちが
40 人ぐらい集まってくれて盛会となった.
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本日は二本立て.
第一部は「近親交配は有利か不利か」.
近親交配の preference の進化って意外と調べられていなくて,
オスメスの非対象性 &
近親交配による自分だけでなく相手の近親者の繁殖機会の減少を考慮すると,
近交系数 r と近交弱勢 δ の空間に
「ここで preference が進化するはず」
領域がでる.
さらに近親交配がススむなら δ が下がって,
という進化もありえてそうすると preference の分化みたいなことも.
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第二部は「ノンパラメトリックな検定の光と影」
で,
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「光」: robust であり,漸近相対効率で評価すると
順序統計量化による情報損失は少ない
(cf. ぴんく本)
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「影」: 「不等分散だからのんぱらめとりっくしました」
はまったくナンセンス,
母集団の等分散性が要求される nonparametric 検定がほとんど
(cf.
Kasuya. 2001.
Mann-Whitney U test when variances are unequal.
Animal Behaviour 61:1247-1249);
そして複数の要因 (説明変数)をあまりうまくあつかえない
粕谷さんの生態学での
「統計学的手法のつかわれかた」
の時代変遷は
「正規分布の時代」
「ノンパラメトリックの時代」
「尤度の時代」
となるわけだが,
このさき順序統計量にもとづく検定ってのはどうなっていくんだろうねえ.
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ということで,
とても勉強になる夕方のひとときでした.
粕谷さんと参加者のみなさんありがとうございました.
1850 研究室発.
粕谷さんほか 5 名で北 11 西 3 の
「ひだまり庭」
へ.
いろいろとおいしく食べて,
2145 帰宅.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0840):
米麦 0.6 合.
タマネギ・卵の炒めもの.
ダイコンの味噌汁.
- 昼 (1210):
「きゃら亭」,
A ランチのギンガレイのソテー.
甲山さんにごちそうになってしまいました.
- 晩 (1920):
ひだまり庭.