1300 より
John A. Silander
さんの talk,
``The ecology of invasions:
Japanese species in the northeastern North American landscape.''
New England の外来植物
の invasive なやつらの 3-4 割はなぜか日本原産.
ツルウメモドキ
(Celastrus orbiculatus)
だの
アシボソ
(Microstegium vimineum)
だの
メギ
(Berberis thunbergii)
だの日本ではめぢゃーとは言いがたい植物たちが,
北米北東部では跋扈してるらしい.
調べてみると成長速度・光合成速度・生残率は在来のものよりよく,
またツルウメモドキなどは
ヨーロッパムクドリ
(Sturnus vulgaris; これまた外来種)
がぱくぱく食べて,
それを (New England 的な) 放棄耕作地などにばらまくので
どんどん分布が拡大して
……
といったハナシ.
他にも植食だの病気だのもいないかもとか,
日本にはヨーロッパムクドリもいなければ放棄耕作地 (に再生しつつある森林)
とかもないとかいった要因でツルウメモドキだらけにならないのかもね,
といったところか.
途中でヨーロッパムクドリの何ともすさまじい
「数百羽の群れにたかられた庭木がしなる」
といった movie clip も上映されたり.