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ぎょーむ日誌 2005-06-21
苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (
kubo@ees.hokudai.ac.jp
) までお知らせください.
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2005 年 06 月 21 日 (火)
0730 起床. 土曜日まで阿寒実習. 今日は移動日. 朝飯. コーヒー. 洗濯. 0840 自宅発. 曇. 0855 研究室着.
公用車二台に分乗して 0935 大学発. 私は今年四月に購入されたニッサン (ぢゃなくてトヨタだ,とのご指摘いただく) のランドクルーザーに乗る. 往路の運転は春木さんにお願いすることになってしまった. なにしろ自動車運転空白期間が二年ちかくになるもんで (前回は
2003 年 9 月
).
札樽道 → 道央自動車道に入り, 1005 輪厚 PA で甲山さん車と合流. 「実習生」院生 4 名,すべて女性. どりる技師・長谷川宣教師殿. その他は甲山さん・春木さん・工藤さん・久保. 現地奴隷な院生, M2 北村君 (じつは奴隷などではなく奴隷つかいだったと翌日以降に判明する) はすでに自分の車で阿寒に先行している. 合計 10 名. クルマ 4 台. どうにも, ものものしい.
移動経路は
こんなかんぢ
. 道東自動車道は夕張でいったんとぎれるので, ここから国道 274 号で夕張山地と日高山地 (日勝峠) をこえる.
山ごえして 1320 十勝清水町着. あいかわらず晴. 昼飯とる予定だった蕎麦屋はすでに蕎麦がなくなっていたので, ちかくの道路わき飯屋で昼飯.
1400 同発. ここからまた道東自動車道に乗って十勝平野を西→東と横断. この道は足寄まで続く. 道東自動車道はどこも車の流量はすごく少なく, たぶんに赤字っぽい …… が, 初心者ドライヴァーにとってはありがたいものだ, と帰路でわかった.
蛇足ながら, このあたりの高速道路の車の流量がすくない原因のひとつは, 国道でも「トバせる」ことにありそうだ. 北海道は道がまっすぐで, 市街地と交差点が少なく, 人どおりと自転車・原付がまれであり, 道民たちは 50km/h 規制の国道でも平気で 80 以上だす. ことに道東ともなると「オレ流法定速度」が 100km/h ちかくになるようだ. ひとことで言えば, 無法地帯である.
1515
足寄町
着. JR & ふるさと銀河線 & 「道の駅」を兼ねる足寄駅でひとやすみ.
ラワンブキ
・足型・松山千春のみを重点的に宣伝する傾斜配分な広報活動を展開している. 足寄まわりで「ちょっとカネがかかってそうだな」 と思える公共物をみると, ひたすら
鈴木宗男
ばかりが連想されて, ですね.
足寄から国道 242 & 241 号にのって 一時間ちょいで阿寒湖畔である …… が春木さんの発案で
オンネトー
に寄ることに. 今回の実習で春木さんがとてつもなく「寄り道」好きであることが判明する.
[オンネトー]
雌阿寒岳西方の小さな湖. ここからも雌阿寒岳への登山道がでている. 写真の左の高峰が雌阿寒岳, 右は阿寒富士.
で, このあたりでアカエゾマツが卓越する森林などを見物する.
[アカエゾ林冠]
今回, 阿寒まわりの針葉樹林をいろいろと見たんだけど …… 林冠は「すかすか」な気がする. 憶測だけど, 天然更新してる針葉樹では空間を「充填」できないんでは? (スギ人工林の下は暗いけど). 樹冠のカタチに可塑性がとぼしそうなんで.
しかしながら, アカエゾ卓越する林といっても林床でめだつのはトドマツ稚樹である.
電気盆栽
の参考にするべく, シュートのでかたや暗所でのアロケイションを観察する.
[トドマツのカサ型樹形]
パイプ樹木
では個体頂点 (梢端) でえらそーにしている leader shoot の「支配力」が暗所では衰えるので, lateral な枝たちが「利己的」にふるまい, こういうカタチになる, というしくみにしてるんだけど ……
で, アカエゾマツはといえば, どうもちょっとした凸地形のようなところ (あるいは切株・倒木上) でしかうまく更新できんよーで ……
[凸地]
とはこういうところ. 写真へぼくてよくわからないんで
もと写真
も残してみた. ワタクシ的には今回の阿寒実習の針葉樹調査のきーわーどは 「global には平坦, local にはでこぼこな地面」 ではないかと思う.
[Abies vs Picea]
これも写真へぼくてよくわからないけど, とある凸地上でトドマツとアカエゾマツの稚樹が並んでいるところ. この先, どうなることやら.
1800 すぎ, 阿寒湖畔のみやげもの屋通りにまぎれている 宿泊地は
民宿「桐」
. (外見はみやげもの屋を偽装している) に到着. さっそく晩飯.
阿寒湖畔なんて観光地としてはサビれてるだろう, などと考えていたのだが …… 民宿はともかく, 数軒あるホテルには大型観光バスが連日ではいりしていて, なかなか盛況そうである. これは想像するに, 「道東一泊二日ツアー」 のような団体旅行を企画する場合, 見物さきは釧路湿原だの摩周湖だの知床だのになるんだろうけど, 「宿泊地」としては阿寒が意外と良いのかもしれない. というか, 阿寒しか選択の余地がないのかな. 地理的にとくに便利な位置にあるわけではない. しかしながら, 道東にはここにしか大規模な温泉地がないのである.
なんだか大学の研究林/演習林の学生実習のごとく カロリー過剰な晩飯を終え, 明日の相談を簡単にすませる. 本日はこれでおしまい.
[今日の運動]
うんどうなし
[今日の食卓]
朝 (0745): 米麦 0.7 合. 海藻スープ.
昼 (1345): 十勝清水町のドライヴイン「潮」, ざるそば 630 円.
晩 (1800):
[民宿の晩飯]
本日はラムしゃぶとカニ …… というよーな主菜二品状態が四晩つづいた. たいへんけっこうな料理なんだけど …… 普段の晩飯 2-3 回ぶんぐらいあり, 連日となるとけっこうたいへんである.
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