ぎょーむ日誌 2003-01-(11-20)

2003 年 01 月 11 日 (土)

• 0900 起床． うーむ． 朝飯． コーヒー． 午前中はほぼでれでれとする． でれでれしてる場合じゃないんだが．
• 夕方までかかってまた苫小牧 leaf miner 寄生率の 統計モデリングの結果出力の改善． なんでこんなに時間かかってるのかとゆーと， いままでパラメーター推定+作図していたプログラムを， 推定部分と作図部分に分離しつつあれこれ書き直していたため． さらに作図部分とは Web 版 (Gnuplot PNG 出力 + HTML レイアウト) を生成するわけだが， この次には PDF 版 (Gnuplot EPS 出力 + LaTeX レイアウト) を生成するプログラムを派生させないといかんので， ちょい考えつつ作業してたわけで．
• 新しく追加している作図結果もなかなか面白い． 樹木の葉の中にごそごそ潜りこんで地味に生きてる leaf miner どもにわざわざちくちくと産卵してまわるハチの parasitoid (捕食寄生者)， さらにこういう小さな世界を調べまわって喜んでる ぱらしといどマニアックな人たちの考える探索・産卵行動モデル， とやらがいまいちよくわからんのだが， このハチども (まだ同定されてない複数種) は …… いや， やっぱりよくわからん．
• とりあえず各標本独立， ってのがいつも正しいとはと思えん． つまり今つかってる 二項分布なる仮定がふさわしくない場合もままあるようで． とはいえ， 現時点では仮定の個数を増やしたくないんで， これでしばらくシラを切りとおしてみせるつもりであるけれど．
• 1830 Web 版に関してははひとまず終了． 朝から飲まず食わずで作業してたんでばてばて． 体重 73.2 kg ということで， ぱらしといどにやられて少しマシな値に改善されたかんぢ． いやいやこんなのは不健康なだけで改善でもなんでもない． 少し休憩． お茶を飲んでから北 12 生協に買いものにいく． 晩飯．
• /.J に紹介されてたワザ なんだけど， web ブラウザー Galeon (あるいは Mozilla あるいは Netscape7) の個人設定ファイル user.js に user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 任意の整数値); と設定すると (defaut 値は 1200 [ms] だからこれより短くすると) たしかに表示が速くなった …… ような気がする．
• 推定結果あれこれ (推定値とか最大化対数尤度とか) をテキスト表にするプログラムを作成． これはすでにできている全結果検索の Perl モジュールをたたくだけなので簡単簡単 …… と思いきや， またあれこれと改造してしまうわけですね， はい．
• 2400 すぎてから， ふと思いついて距離関数のカタチを変えてみる． おお， これも面白い．
• ということで， 当面のゴールである PDF 版自動生成機構には まったく手つかずのまま終わってしまった． じつに終わっている． そしてまたスケジューリング的な危機が， ゆっくりと， しかし着実に接近しつつある ……
• [今日の食卓]
  • 朝 (0920): 米麦 0.7 合． キャベツ・油揚の味噌汁．
  • 昼 : 食ってない．
  • 晩 (2000): 米麦 0.8 合． ニラ・卵の炒飯． タマネギ・ナメコ・煮干の味噌汁．

2003 年 01 月 12 日 (日)

• 0900 起床． うーむ． 朝飯． コーヒー． でれでれとする． でれでれしてる場合じゃないんだが …… って昨日のパターン繰り返してんじゃない． 1120 自宅発． 快晴． 1130 研究室着． だれもいない． 修論生たちはよゆーのようだ． 私をのぞいて …… そうか． 私は修論生だったのか?
• このあたりが判然としないんだけど， とりあえず修論の自動作図機構作成のつづき． しかし修論ばかりやるのもよくないような気もする．
• 何年つかっても「良いのか悪いのか」 よくわからぬグラフ描きソフトウェア gnuplot に EPS (encapsulated postscript) 出力を出させてみる．

[Gnuplot の点点再掲] かなり以前につくったヘタれた Perl スクリプト の set term postscript eps plus に color 追加したもの． gnuplot のだめなところは 出力 term をかえると かなり見てくれがかわるところ …… まぁ， しょうがないというのはわかるけど．

• もちろん点の種類と色を個別に指定できるわけで …… えーい，いつもやりかたを忘れているな．

  plot ... with points ps サイズ 色 タイプ

  だ． むろん gnuplot なのでサイズ・色・タイプはぜんぶ整数で指定． これがすなわち理系研究者専用ソフトウェアだ．
• まぢなハナシ， gnuplot が人におススめできるソフトウェアなのか それともそうでないのか 私にはホントわかりません． まあ， でるたぐらふとかよりはよほどマシですよ． そういやー， ゑくせるでかっこ悪い図を作ってるのに， もはやそれに気づかないほど アタマをやられてしまっているゑくせりあんなヒトたちって ……
• それはともかく， gnuplot の利点とはなんなのだろうか． 動作が速くてしんぷるだから Perl との連動が簡単， ぐらいか． R で作図してもいいんだろうけど， イワシをおろすのに斬馬刀を用いるようなものという気もする． Mathematica は有料ものだから使いたくないし， Ngraph ってのはんぱに強まっているようなそうでないような …… ちなみにここに列挙したのは， いづれもなんらかの形で「描画命令セット」 を自由自在に与えることができ， かつ余計な手作業不要状態の postscript 出力で勝負してやろーじゃないの， というポリシーのものばかり． やはり理系凝り性属性の 「なまけるためなら労苦をいとわない」タイプむけということか．
• 修論がススまないので 1500 北大構内雪上走発． 晴． かなり寒い． 日曜日なので人・車が少なくて走りやすい． 1555 研究室もどる． 昼飯．
• 生物科学 3 月号の原稿の校正． われながらなんともまぬけな作文のような気がする． いやはや．
• 作図自動化のプログラミング， あまり進展せず． えーと， 各パーツたる EPS ファイルを 生成するところまではできたんだけど， それを適切にレイアウトする LaTeX ファイル生成のほうがなかなか， ですね． 1930 研究室発． 1950 帰宅． 体重 73.4kg．
• Perl + LaTeX 連係ワザでたくさんの図をレイアウトして …… というのは便利なんだけど， ちょっと「めんどう」感がたかくてなかなか着手できない． 晩飯後にしばらくだらだらしていると見せかけて 精神統一をはかってから 2230 ごろからとりくむ．
• 2600 ひとまず難所はこえた． あとは選択されたモデルにあわせてわくの 背景を着色すればよいだけ． これで元データから「本番」用作図に到達する工程が自動化された． あ， 全樹種集約印刷版も必要だけど， これは各樹種版の改造で OK だろう．
• しかし dvipdfm で PDF ファイル化してるのに フォントがいまいちきれいではないのが気になる． えーい， これも明朝だ …… はっ， みんちょうぢゃなくてみょうちょうです． 今宵はフォントはもういいです． ばてた．
• [今日の運動]
  • 北大構内走 1500-1555． ストレッチング．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0920): 米麦 0.5 合． タマネギ・ナメコ・煮干の味噌汁．
  • 昼 (1615): 研究室お茶部屋． うどん．
  • 晩 (2030): 米麦 0.5 合． タマネギ・ナメコ・煮干の味噌汁． ホウレンソウ・シイタケを軽くゆでたもの．

2003 年 01 月 13 日 (月)

• 0820 起床． ねむい， 本日も休日で助かる． しかしなんとしても今日中に終わらせなくては …… 朝飯． コーヒー． 0930 自宅発． 曇． 0940 研究室着．
• 昨晩ひっかかっていた 「gnuplot (うめこみ)→ LaTeX (コンパイル) → DVI (dvipdfm) → PDF」 したときに gnuplot 内で生成した文字が PDF ファイル内では いまいちキレイではない， という問題． とりあえずの暫定的な解決策として， gnuplot での postscript 指定を

  set term postscript eps plus color solid "Helvetica" 36

  というふうに plus にすると良くなったように見える．
• たぶんがんばれば enhance でもできるような気がするんだけど 今日は研究しない． むろん plus のほうが高機能なんだけど， すべての gnuplot において これが使えるようにコンパイルされてるわけではないんで．
• LaTeX における着色は \usepackage{color} で， minipage の「セルぬりつぶし」 は \colorbox{color}{...} 使うのがよさそうだ．
• とりあえず各樹種別ができた． 全樹種版もだいたいできてきたので， 1430 北大構内雪上走発． 今日は気温高い． 1525 研究室もどる．
• 1530 長谷川宣教師が北辺布教のために当地にやってくる． 院生のみなさんともどもに お茶部屋で雑談しつつ (私は昼飯)．
• 長谷川机としては北大南面のみえる小菅机横 (つまりもと内田机) にとりあえず使ってもらう．
• 全樹種一覧の作図， 一枚の紙におしこむところがなかなかたいへんだ …… 1900 ごろなんとかできる．

[計算結果一覧 PDF 版] 「とりあえず見えればいい」 でよかった Web 版に比べて， 一枚の紙に押し込まねばならぬ PDF 版は なかなかめんどう …… ともあれ， これで今回作るべき データ解析・計算・作図プログラムは だいたい全部でそろった． ここまで自動化しておけば， あとはどうとでも対応できるはず …… と思いたいのだが．

• 1930 宣教師殿，小菅せんせー，井田君 (おお)， とくに匿名を希望する料理人氏とともに晩飯食いにでる． 2030 帰宅．
• さっさと次の仕事に移ろうとするんだけど， なかなか移行できず， PDF 版のレイアウトをまたなおしてみたり．
• [今日の運動]
  • 北大構内走 1430-1525． ストレッチング．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0840): パン． コーヒー．
  • 昼 (1550): うどん． ホウレンソウ・シイタケを軽くゆでたもの．
  • 晩 (2000): 北 15 条の中華美食楼で ニンニクの茎炒め・棒々鶏定食． 650 円．

2003 年 01 月 14 日 (火)

• 0850 起床． うーむ． 0900 自宅発． 曇． 雪もぱらぱらと． 0910 研究室着． 朝飯． コーヒー．
• さっさと空間不均質性の問題に移行したいわけだが， また寄生率統計モデリング結果一覧などをいじってしまう． うう．
• 来週の講座セミナーでしゃべるヒトがいないので， 私が統計学ハナシなどすることに． どうせ来週の金曜日にもしゃべらないといけないので その準備も兼ねて， ということで． 要旨など書いてみる．
• というようなことで午前が終わっちゃったりしてしまいましたよ …… いやはや． 外は豪雪で視界不良． 今日は北大構内走やめとこう． さて， 昼飯ないんだけどどうしたもんかな …… けっきょく地環研玄関出張販売の生協弁当買ってしまう． ますますいやはや． 昼飯．
• HULINKS から学振 PD のころに買った (自分では使わないんだけど) StatView の 「 販売終了 につきましてのご案内」 とかいう手紙がきて， また乗り換えキャンペインと称して 数万円をふんだくろうとしているんで破棄． 講座内メイリングリストに 「StatView は新しくならないので R つかいましょう」 という通知をながす．
• ぢりぢりと空間不均質性推定問題にとりくむ．
• 1430 京都から宮本さんがみえる． 今日はあれこれ人々と相談 (ただし甲山さんは これをすっぽかして世界周遊出張に行ってしまった)． 明日は残置サンプルの処理ということで．
• 数値最尤推定法のかなり熟達した使い手である浦口さんから 「この標本集団だけヘンなところに収束します」 問題のメイルいただき， このタイミングで難問発生してしまうとは …… とかなり動転する． なるほどたしかにうまくいかない． しかしここは冷静に挙動を調べるべきところだ …… 先月つくった Polytope 法の Perl モジュール NelderMead.pm の初期値の決めかたが原因かも， と思いついた． そのあたり直してみると解決したので一安心．
• 1540 から 1800 ごろまで宮本さんと統計学問答． あろめとりー道・甲山派とでもよぶべき伝統芸能の流派があって， それはタテ軸ヨコ軸を対数変換して直線回帰する， という基本動作をひどく重視するわけだが …… 宮本さんもそのあたりを院生時代にしこまれつつ， 一方で「これではうまくいかない」 に関しても検討していて 私なんぞとあれこれメイルやりとりしていた経緯がある．
• 今回の議論で時間がかかったのは， 一見単純そうであれこれとしがらみの多いこの問題， その要点を私が理解するのに時間かかってたためなんだけど …… 最終的にはなんとか問題全体の整理ができて， やや強引ながら (その強引さを自覚しつつ)
  1. 伝統芸能的な対数変換→直線回帰が 今回の問題でよろしくない理由の把握
  2. 擬似尤度法を使ってマシなモデルを探索する
  3. 2. に対応する最尤推定法を考える
  というふうにけりがついた．
• 議論しつつ宮本さんの R 使用ワザを横からながめることができた …… なるほど， こういうふうに使う手もあるのか． まぁ， なんというか R オブジェクトをたくさん作っておいて， それをうまく連係させつつ使う， というような． 私としてはこれとバッチ処理的なやりかたを無理なくつなぎたい． そういうのがあるはずだ．
• 上に列挙している 3. は R の gnls なる関数でけりがつきそう， というあたりで無事に終了． たしかにアロメトリーだからといって， 「なんでもかんでも対数正規分布」 と仮定せねばならぬ必然性はないよな． 蛇足ながら， 大半のあろめとらーのアタマの中では 確率分布という概念は捨象されてるわけだが．
• これ書いてる最中におもいついたんだけど， 「どうしても対数正規分布使いたい」 という場合はパラメーターσをμの関数として 「μが大きくなるほどσが小さくなる」 という少し奇妙な定式化を行えばよいな． これも使える．
• 宮本さん歓迎会ということで 1850 研究室発． いつものごとく北大正門前の「松」 …… ではなくその隣に新しくできた 「ヤマダモンゴル」 なるジンギスカン屋に ( こちら の一覧中に紹介あり)． おお， 冷凍物ではないラムを食べるのはひさしぶりだ．
• たくさん食べて 2250 同発． 2300 帰宅．
• [今日の運動]
  • なんかあれこれとススんでいませんなあ
• [今日の食卓]
  • 朝 (0920): 研究室お茶部屋． パン． コーヒー．
  • 昼 (1245): 研究室お茶部屋． 生協弁当いなりずし 420 円． 値段が高い原因は質ではなく量． まずは半分たべる．
  • 晩 (1910): ヤマダモンゴルのジンギスカン． ラム． タマネギ・ネギ． キムチなど．

2003 年 01 月 15 日 (水)

• 0820 起床． ねむい． 0830 自宅発． 曇． 積雪． 0840 研究室着． 朝飯． コーヒー．
• 今朝も宮本さんと統計モデリング談義．
• そういやセンター試験監督説明会とかいうのがあるんだった． 1045 露崎さんと研究室発． 正門横の学術交流会館で説明聞く． めんどうそう． あーやだやだ． 1200 終了． 1210 研究室帰着． 昼飯．
• 1300 より活劇 「Bazzaz 対 小菅改」 観賞会． 昨年 11 月には Bazzaz ろぢっくに翻弄されて手痛い敗北を喫した D1 小菅せんせーであったが， 年末年始に生まれ故郷の横須賀の 空技廠 での強化改装をうけ， 驕敵 Bazzaz 先生を撃攘し復仇をとげるべく 小菅改として札幌の空に戻ってきた． 本書後半になってから (一章のペイジ数もどんどん減じるなど) 明らかな息切れの見えはじめた Bazzaz 先生が いまや昇竜の勢いを得た改造院生にかなうはずもなく， 本日は小菅改の勝ち． 1510 終了．
• 空間不均質性推定問題をぢりぢりとススめる．
• 宮本さんが京都にもどられる．
• 髪の毛が耐えがたくうっとうしくのびてきたので， 1710 クラーク館地下の散髪屋に出発． 30 分ほど待たされてから切ってもらう． 1840 釈放される． 生協書籍部などに寄って札幌駅周辺であれこれと 所用をすませてから 2000 帰宅． 体重 73.8kg． 運動不足ふとりか．
• 晩飯食ったらいきなり寝てしまったんだけど， 真夜中に目がさめて推定問題検討しはじめて， さっさと切り上げたつもりなんだけど， 明け方まで眠れなくなる， というパターン． うう．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): 研究室お茶部屋． パン． コーヒー．
  • 昼 (1230): 弁当． 研究室お茶部屋． 米麦 0.8 合． レトルトパウチドもののカレー． いやはや．
  • 晩 (2030): 米麦 0.8 合． ニラ・卵の炒飯． ホウレンソウ・ブナシメジのあえもの．

2003 年 01 月 16 日 (木)

• 0820 起床． 朝飯． コーヒー． 0900 自宅発． 曇． 0910 研究室着．
• もはや残り時間も少ないので， 主観的にはかなり急いで空間不均質性推定プログラムを 組み上げていく． ああ， しかし， なんか間に合いそうにないような．
• 基本的なデータ構造がようやくでそろったので 1300 北大構内雪上走発． ゴム長ぐつ着用． 雪． 1340 研究室帰着． 昼飯．
• 午後もがんばる． Perl に Segmentation Fault 吐かせる， という画期的な方法を発見してみたり． いやはや何をやっているんだ．
• さて， そろそろ図示の準備もせんといかん． 先週つくった TkWrapper.pm つまり Perl/Tk 使うわけだが …… えーい， 色の勾配の出しかたがわからん． ああ， どうしてこんなに基本的なことをいまごろ ……
• 気をとりなおして「いそがばまわれ」と言うじゃないかと， ぐるぐるまわって HSV 方式 の基本なんぞを勉強． 色指定のやりかた をながめつつ， 困ったときの CPAN だのみで …… 無いはずはない …… やっぱりあったぞ色計算オブジェクト! Graphics::ColorObject インストールして， さっそく試運転プログラム color_test.pl というのを作って HSV 色見本ペイジ を出してみたり． HSV の H すなわち hue で虹色勾配がだせると理解できた．
• 作図機構を作っていく． 推定させてみる前に， まずある不均質な空間というのを作って その上で生きものを生活させないといけないわけだが， ちゃんと動作してるかどうかは作図して確認するのが 一番安全であるためだ．
• とりあず均質な場合の作図ができたので撤退． 2020 研究室発． 2030 帰宅． 体重 73.6kg． 晩飯．
• 夜にプログラミングするのは好きではないんだが (眠れなくなるので)， そうもいってられないので， 作図と推定用試験問題作成のつづき． こんなところかなぁ．

[推定試験場の一例] かかる不均質な場所に 点々と暮らすヒトたちの挙動を見ることで， 人生における不公平さというものを考えてみよう …… ってのはどうでもいいけど， 私の狂った推定アイデアが通用しないかも という気もしてきましたよん． ははは……

• えーい， ここまでの段階せめて， せめて一週間前にできていれば．
• 次にややこしい推定機構を作りこんでいきたいわけだが (ええ，まだぜんぜんできていませんとも)， まだまだばとるは続く， ということで今日はここまで． 2330 終了． さっさと寝るためにぬるい風呂に入る． さっさと寝なくては．
• [今日の素読]
  • それどころぢゃないじょうたい …… はよくない
• [今日の運動]
  • 北大構内走 1300-1335． ストレッチング．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0840): 米麦 0.5 合． ネギ・ワカメ・煮干の雑炊．
  • 昼 (1350): 弁当． 研究室お茶部屋． 米麦 0.5 合． ホウレンソウ・ブナシメジのあえもの．
  • 晩 (2120): 朝飯・昼飯の残り．

2003 年 01 月 17 日 (金)

• 0820 起床． もう金曜日か． 朝飯． コーヒー． 0900 自宅発． 雪． 0910 研究室着．
• 今日は空間不均質推定問題， 推定部にやっとのことで手をつけられる． とはいえ， しばらくは均質環境での推定試験が続くわけだが．
• 1100 よーやく環境が均質な場合の推定部ができた． このように一様な場合は， とうぜんうまく推定できる． 尤度最大化は Newton-Raphson 法．
• 1220 なんとか最初の sector 分割ができたようだ． とりあえず北大構内雪上走． 1230 研究室発． 晴． 大脳を物理的にゆすってるうちにバグに気づいた． 1305 研究室もどる．
• バグをなおしてみる． まあ， まずは一回のセクター分割． 計算が遅いんで標本数を 6000 から 2000 点に 減らしてみたんだけど， なかなか時間がかかる ……

[ホントは均質環境だけど] 標本数が多いのでふたつに分割してしまった． これはまあしょうがないのかな． ホントの発生確率は 0.12 (全体) なんだけど， 左を 0.12 右を 0.09 としている． モデル選択基準は AIC．

• で， こんどは複数回のセクター分割やらせようとすると， 消したはずのセクターが幽霊のごとく復活しちゃうという 呪われたバグ． いやはや． 昼飯．
• バグとりにちょっとてこずったのちに， 複数回分割の試験． うーむ．

[これもホントは均質] ともかく「切れるところまで切ってみろ」 としてやるとこういう分割をやってくれた． 二次元一様分布， とはこういう不均質性を生成するものなんだろうか? いや，やはり推定のやりかたを改善すべきだろうな

• セクター分割に関してまた手直しして 1720 不均質環境推定の問題を解かせてみる． セクター分割だけ， でどこまで推定できるかどうかを見てみたわけだが ……

[こんなものなのかなぁ] 上が試験問題で下がその回答． なんとなーく， それらしい推定しようとしてるらしい， というのはわかるんだが． 点の個数は 6000． これぐらい多くないと推定できん．

• ということでセクター分割だけでなく， セクター結合という操作も必要のようで．
• 結合は分割よりさらにめんどうで， なかなかプログラミングすすまず．
• M1 大澤君がややこしい作図問題を持ってきて， 今日はそれを片づけておわり． 2100 研究室発． 2120 帰宅． 体重 73.2kg． 晩飯．
• すすまん．
• [今日の運動]
  • 北大構内走 1230-1305． ストレッチング．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0830): 昨晩の残り．
  • 昼 (1420): 弁当． 研究室お茶部屋． 米麦 0.8 合． ホウレンソウ・ブナシメジのあえもの．
  • 晩 (2150): 米麦 0.8 合． ハクサイ・ニラ・ワカメ・豆腐の雑炊．

2003 年 01 月 18 日 (土)

• 0900 起床． 朝飯． コーヒー．
• 朝から空間不均質の最尤推定プログラミング． 今日はセクター結合， というめんどうなところを ……
• ほぼできあがった， というときにバックアップのやりかた間違えてぜんぶ消してしまった． 時刻は 1350． こういうときは落ちこむより速く修復作業を始めなくてはならぬ． 昨晩の時点のバックアップの書き直し再開． 指し手を完全に再現できる将棋さしにはおよばないけど， こういう変更は案外おぼえているもんだ． 1450 本日の作業ぶんを復旧 …… まぁ， 一時間の損失ということで． ええ， そうですとも．
• セクター結合入れるとマシになる． さらにモデル選択基準に関して， セクターの形状パラメーターも含めるとさらに良くなる， とわかった．
• 明日のセンター試験の書類とかとりにいくべく 1620 自宅発． 曇． 1630 研究室着．
• かとーオフィスでプログラミング．
• ばてたので 1940 研究室発． 2000 帰宅． 体重 72.8kg． おお， ひさしぶりに 73kg 未満になった．
• 晩飯くったら体力が回復し， これは受験時よりも緊張感ただよっているんだが， 明日は呪われたセンター試験監督やらねばならんのだから， と思いつつプログラミングが止まらない．
• かなりばてつつ 2515 ようやく作業停止． これが本日得られた最良の結果．

[マシになったかな推定] 上から， 試験問題としてあたえたホントの不均質性， セクター分割だけで推定したもの， 分割にくわえてセクター結合の操作も含めて 推定したもの． 解説はまたこんど， ちきゅうに平和がもたらされてから  ということにしたいのだけど， わたくしとしては  かれはがんばって  すいていしてる  とおもう  のですよ

• ああ，ほんとにはやくねなくては． あしたはセンターしけんかんとく
• [今日の食卓]
  • 朝 (0910): 米麦 0.5 合． ハクサイ・ニラ・ワカメ・豆腐の雑炊．
  • 昼 (1330): 米麦 0.5 合． ハクサイ・ニラ・ワカメ・豆腐の雑炊．
  • 晩 (2120): 米麦 0.5 合． ハクサイ・ニラ・ワカメ・豆腐の雑炊．

2003 年 01 月 19 日 (日)

• 0730 起床． けっきょく眠れたのは 0230 すぎだったような． 朝飯． コーヒー． 0850 自宅発． 雪． センター試験会場の代々木ゼミナール札幌校着． 試験監督． センター試験監督やらされるのは初めてだ． 1740 釈放． 北 12 生協で買いもの． 1800 帰宅． 体重 72.6kg． ばて． 2 時間ほど昏睡．
• いや何か秘密にせんといかんこととかあるわけでもないんですけどね． 現時点でヨワってるだけです． てきとーに列挙してみると
  • 90 人会場を 3 人で担当． 代ゼミなので空調は北大より良い． 私はいちばん下っ端で気楽．
  • 人数はだいたい 国語 (70 人, 80 分) →理科 (1) (50 人, 60 分) →理科 (2) (50 人, 60 分) →公民 (40 人, 60 分) と減っていった．
  • 男:女 = 2:1 ぐらいか． 制服着用者すくない． 40 代ぐらいのおじさんも一人いた．
  • さすがに試験中にけーたいする受験生いなかった． というか不正行為の兆候皆無． 受験票を机上に出さないやつがいたぐらいか．
  • げ， 試験おせわ係には弁当でるのか． 朝つくったのを持ってきてしまった．
  • 試験中はときどき室内みまわしたり 机のあいだをうろうろする以外は， ずーっとこの論文を熟読してた．

  Hubbell, S., J. Ahumada, R. Condit and R. Foster. 2001. Local neighborhood effects on long-term surivival of individual trees in a neotropical forest. Ecological Research 16:859-875.

  • これしか読むものがないので集中できる …… 以前よんだときに数式がよくわからんと思ったんだけど， わからないハズだ． 重要な式の過半数がまちがっている (ということでヒトにはあまりおススめできぬ)． 数式と説明を直しながらぢりぢりと読んでいくと， 死亡率の推定とかに関する MCMC 法がよーやく理解できた． Gibbs sampler を使った推定プログラムとかもわりと簡単に作れるとわかった …… というのもこれに近いことをいろいろやってたんだよね． ああ， 当時この計算方法を知っていれば．
  • この論文 PDF ファイルを A4 の紙に 印刷したものを準備していった． 本人としては試験監督書類を読んでる と偽装していたつもり …… だが受験生の一部にはばればれだったのかもしれん． 他の監督たちは気づいていなかった．
• ということで， 試験監督をやってる時間は難読な論文に取り組むのが良いのでは， とわかった． そんなことやってたからよけーにばてたのかも．
• そして明日のセミナーの準備をこれからやらねばならぬ． やるべき計算もまだ終わってない． だれかたすけてー
• とりあえず北大闇ネット内の計算機にプログラムを送って， 確率分布たたみこみ最尤推定モデルを調べる計算やらせる． これすげー時間かかるんだよね． 明朝ぐらいには終わっているんだろうが． しかしこのプログラムを作るのに時間がかかり， 時刻はすでに 2330 すぎ．
• けっきょく翌朝の 0530 ごろまでじたばたしていた．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0750): 米麦 0.7 合． ハクサイ・タマネギ・マイタケの炒めもの．
  • 昼 (1145): センター試験おせわ係弁当． 北大きゃら亭の幕の内弁当なんだけど， なんというかてきとーなもの． 憶測原価 250 円．
  • 晩 (2030): 米麦 0.6 合． ハクサイ・タマネギ・マイタケの炒めもの． 昼に食わなかった弁当．

2003 年 01 月 20 日 (月)

• 0900 起床． 寝たのが 0600 ごろ． 0910 自宅発． 晴． 0920 研究室着． 朝飯． コーヒー．
• 講座セミナーの準備．
• 1310 より 講座セミナー ． 1450 終了． うーむ， ハナシをいっぺんに三つもやるのは苦しい． しかもどれも過去 1.5 ヵ月のあいだにやったことばかりとなると． アタマの中の整理にはなったりしたんで， 自分にとっては非常に有用だったわけだが． 聞いてたヒトたちが多少は楽しめたのであればよいのだが ……
• 昼飯． ばて．
• 時間がないのに仕事ススまず． M1 大澤君の Vine + Win2000 dual boot マシンの挙動がヘン， ということで調べてみる． どうもスキャンディスクとかいうへなちょこなユーティリティを 動かすと勝手に partition table 書き換えやがるのか． Linux の fdisk で元にもどしてもいいんだが …… 度胸もないので /etc/fstab を

  /dev/hda1 /mnt/dos ntfs user,noauto,umask=022 0 0

  としてみる．umask=022 がポイント．
• しかし NTFS は読めてもかきこめん． やはり partition table を直さないとダメか．
• 1820 研究室発． 武州出張対策などの現金をおろしてから 1940 帰宅． 体重 73.0kg． 晩飯．
• ばてているのに空間分割計算プログラムのアイデアをあれこれと試す． 時間経過がよくわからず時刻はすでに 2500． 最後によいアイデア (と錯覚できるもの) を思いついたので メモしてから寝る．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0930): 研究室お茶部屋． パン． コーヒー．
  • 昼 (1530): 研究室お茶部屋． パン． コーヒー．
  • 晩 (2030): 米麦 0.5 合． ハクサイ・タマネギ・マイタケの炒めもの．