ぎょーむ日誌 2002-02-23
2002 年 02 月 23 日 (土)
- 0730 起床.
あ,
もっと早く起きるつもりだったんだが.
そう,
まだ計算おわってないのである.
- 朝飯・弁当の準備.
朝飯食いつつパラメーター調整.
コーヒー.
シャワー.
- 0830 自宅発.
晴れ.
普通に乗って
0836 京急大森発.
快特に乗り換えて
0848 京急川崎島発.
普通に乗り換えて
0906 京急上大岡発.
0920 研究所着.
- また計算.
明日の停電に備えて停止している Dell RedHat 機を
勝手に起動する.
- 昼すぎまでかかって最初の 20 年をそれらしく偽造する
パラメーターセットを手さぐりで特定する.
といっても計算されたもののほうが
1-2 年早い方向にずれるんだが.
さて,
次なる問題は 20-40 年の間に生じる激烈な競争の結果としての
「太らずに伸びるだけ」
パターンの再現,
さらにすでに 50 才を超えている単木シミュレイションが
あと 30 年ばかり突然死に襲われぬかどうか
……
と思いつつ昼飯.
気分的には八ヶ岳に焼夷弾の雨をふらせて
シラビソ・オオシラビソをことごとく焼きはらってしまいたい,
というような.
- お,
単木は 55 年超えたあたりで衰退はじまってるな.
84 年ももたんだろうな.
えーと 60 年の時点で高さ 570cm 直径 20cm で,
これはだいたいデータにはあってる.
これより巨大な孤立木データないんで,
あとは勝手に死んでくれても差し支えはないんだが
……
おなじパラメーターセットもつ 30 個体集団の連中が
早死にするのは困るんだけどな.
はてさて,
どうなることやら.
またやりなおしか?
- 今日は発注者の小ボスに結果を納品しないといけないんだけど,
まだ連絡ない.
北欧からもどってない,
とか.
- 30 個体集団のほうは 29 年時点で
すでに激闘モードに突入してるのか,
太さ成長とまっている
(高さ成長は「ぶーすと」して 13cm/年ぐらい).
それはいいんだけど,
このときの先頭集団の直径 7-8cm.
あいかわらずでぶだなぁ.
- 単木のほうは 71 才で収支が破綻して死亡.
やれやれ.
いっぽうで 30 個体集団では 30 年時点で死亡数ゼロ.
死にかけ 1.
少なすぎる.
- おっと,
33 年目で最初の死亡個体.
しかし,
その次がいないんだよねえ.
ふう.
やめてやりなおし.
- で,
やりなおしてから気づいたんだけど,
23-40 年の区間では競争敗北個体たちは
まだ生き残っていて,
40-63 年の区間で抹消されるらしい,
と気づいた
(後記: すでにアタマがかなりボケていて,
じつは 23-40 年区間で死亡個体が生じてもぜんぜん問題ないのに,
ここではそれに気づいていない).
うまくいかなかったらもとに戻そう
(light_ss = 6 → 7).
- やっぱ 6 では低すぎるな.
とはいえ,7 まで戻すのもイヤなんで 6.7 ぐらいか?
これは局所的な「明るさ」から年間の生産量を計算する
関数のパラメーターの値なんだけど,
こういうのも実際の森林ではどうなるのかよくわかっていない.
そもそも,
数値森林内で計算してる「明るさ」の指標ってのも
縞枯山との対応がよくわからぬシロモノだし.
- で,
こんどは先ほどよりはややマシな見てくれを生成してるようだ.
さすがに.
さて,
樹木の死にまつわるさまざま,
はどういうふうに計算されてしまうだろうか?
- 独房内闇ルーターの闇側に 1000 円程度の
激安 LAN カードなんぞ使ってるむくいで,
こいつがときどき「つまってしまう」のである.
憶測なんだけど,
どうも一定量のパケットが流れるとそれで機能停止,
となるらしい.
回復の手段は reboot しかないという情けなさである.
闇ホストは ThinkPad だけなんで,
しばらくこのまま様子をみる.
- ThinkPad にやらせてた単木計算が突然とまったのでやりなおし.
30 個体ベイスライン試行は 40 年に到達.
死亡個体数 2,
先頭集団の樹高 400cm 弱,
直径は 7-8cm か.
それはいいんだが,
つぎの 40-63 年区間は再現不可能,
という気がするなぁ.
63 年時点で 樹高 800cm 太さ 10-13cm.
ここまでの競争でぼろぼろになった連中が
そこまで巨大化できるとは思えない
(とくに太さに関して).
- もう少し高い水準で生産-消費のバランスとるべきだったか?
……
いや,
これは私の設定したモデルが悪いんだな.
枝が劣悪な環境で競争したことを永久に「記憶」するようにしていた.
そのせいで,
競争を終えて明るい環境に戻っても機能が修復しないわけか
……
いや,
どうなんだろう?
- どうも,
表面呼吸速度
4.0 x 10-3 dw g cm-2
というような値にすると,
最大でも 70 年程度しか生きられない,
とわかった.
2.0 x 10-3 dw g cm-2
としてみる.
関連パラメーター全部再調整.
このあたりは自動化できんのか?
不可能だろうな.
- アタマおかしくなりそうな値の調整の結果,
どうやらこれで計算に必要な程度の長命を維持できる
Abies になった.
その区間すぎればあとは
いきなりどかんと爆発してもらっても差しつかえない.
問題はこういうふうに維持コスト下げちゃったことによって,
競争敗北個体が死ににくくなるんでは,
という
……
- やはり樹高低い連中死なないので
3.0 x 10-3 dw g cm-2
としてみる.
ふう.
時刻はすでに 1720.
どうなるんだろうね.
発注者から何も言ってこないのは不幸中の幸いだけど
……
はてさて,
これはこれでどうしたんだろう,
と気になる.
- これでは高すぎて寿命が短くなるので
2.8 x 10-3 dw g cm-2
……
というような作業をいったい私は何日つづけてきたんだろう?
(後記: この値はさらに転々と変わっていく
……
データないもんで).
- やはり末端にはある程度は
いままでの履歴を覚えさせたほうがよさそうだ.
その程度は記憶してないと環境の変化に応答できないよーな.
「ニセ」暗所順応,
というのは誇大表現かもしれないけど.
というのも,
下の写真みたいに,
シラビソの樹冠が個体ごとに分離してる,
ってのは
……
まったくの憶測なんだけど,
いままで明るいところにいた葉っぱが
急に暗いところにいくと死んでしまう,
ということではないのだろうか.
(甲山さん撮影)
|
- という思いつきを組み込むために,
ひーとしょくならぬ
だーくしょっくというような機構を組み込んでみたり.
そういう計算をやるためには,
「いままでどういう明るさのところにいたか」
という記憶が必要
……
なんではないのかなぁ.
とはいうものの自信ナシ.
実際のところよくわからん.
- 単木シミュレイション,
こんかいは観測値のどまんなかを
……
いやいや年齢 57 で高さ 503cm 直径 20cm だからやや太めか.
とはいえ,
観測値ってのもあちこちにぽつぽつ一本で生えてた
シラビソの高さと太さをはかったものらしいんだけど.
これはホントに
「Abies が競争無しで育った場合の見本」
と考えてよいのだろうか?
- あれこれ試行錯誤を続けて
……
0-40 年区間に関してはだいたい
観測データを偽造できるようにはなってきた.
問題は 20-40 年区間の激烈な競争を経験して
ぼろぼろになった PipeTree に
もういっぺん活発な樹高・直径成長をさせたいんだが
……
どうすりゃいいんだろう.
- 発注者・甲山さんから連絡無し.
うーむ.
海外出張ばてなのか,
時差のせいなのか,
帰りの飛行機にのりおくれたのか
……
- あれこれ不安なんだけど
2100 研究所発.
明日は停電.
普通に乗って
2113 京急杉田発.
快特に乗り換えて
2122 京急上大岡発.
普通に乗り換えて
2139 京急川崎発.
2200 帰宅.
体重 71.0Kg.
おいつめられやせ.
- さらに行方わからぬ計算は続く.
みょーなパラパラ漫画の断片とかいくつか作ってみたり.
- 今日の食卓
- 朝 (0745):
米 0.6 合.
昨晩の残り,
コマツナ・タマネギ・ニンニク茎・エリンギ・エノキダケの
炒めもの.
- 昼 (1225):
弁当.
米 0.8 合.
朝と同じ.
- 晩 (2220):
米 0.6 合.
ジャガイモ・タマネギ・ニンニク茎を
デミグラスソース (レトルトパウチドもの) で煮たもの.