ぎょーむ日誌 2001-02-22
2001 年 02 月 22 日 (木)
- 0720 起床.
寝たのは 0330 ごろか.
ねむい.
- 朝飯・弁当の準備.
朝飯.
シャワー.
ひげそり.
コーヒー.
- 0808 自宅発.
燃えるゴミだし.
晴れ.
0829 東京モノレイル流通センター発.
浜松町の気温 8 ℃.
0848 研究所着.
- さて昨晩は「絶対に死ねない個体」を
実現するべく,
「茎内部の時計をゆっくり進める」
という改造をしてみたんだが
……
どーも,
いまいち面白くない結果だったような気がする.
ま,
大改造でコード全体の見通しはよくなったんだが.
- どうも記憶あやふやなので,
もいっぺん動かしてみるか.
- あ,
思い出した.
内部の時計の進め方を遅くすると,
絶対に赤字にはならないんだけど,
新しい茎を作るコストも下がるんで
「すごく小さい新規生成茎」がものすごく
たくさんできて好ましくない,
という現象が出てしまったのでした.
うーむ.
役立たずな思いつきだったのかなぁ
……
- じゃあ,
「内部時計送らせた年は main stem だけ作って
sub stem は作らん」
とすると
……
はーん.
main stem で資源使いきって
全然増殖しなくなるワケね.
- こういう「内部時計遅延」というけったいな
アイデアは放棄
……
と思ってコードを直して行くと,
「全然増殖しなくなるワケ」
のバグに気づいた.
変だと思った.
さてどうしよう.
「死ねない個体」に固執するか.
モデルを単純なものに戻すか.
- ま,
プログラムなど何度も作り直せばよいので
(もはや〆切無視),
これも何かの縁だからかなり
単純なコードに作り変える.
- 1200 近くなって作り直し終了.
やはり昨日とだいたい同じ結果
実験区 4 個体のうち 3 個体はすみやかに自滅.
残り 1 個体と対照区 4 個体は
毎年毎年「当年生茎」の数が 3 倍ずつ増えて
「発散」してるかのように見える.
ばかばかしい結果のようだけど,
これはこれでよいのかもしれない.
当面はしんぷるモデル路線でいくか.
- 昼飯を食いつつ何度か試行させてみることにする
……
対照区の 1 個体も 10 年ほど生長させると,
バランスが崩れて死ぬみたいね.
他の個体はしばらくは安泰.
はてさて,
生き残る個体に共通してみられる
この「約 3 倍ずつ増える」ってのは妥当なんだろうか.
よくわからんな.
3 年生の個体の茎数が 50 から 120 ぐらい,
というのとは符合してるように思えるんだが.
しかし 10 年で
(当年生茎だけで) 5 万本を超えるんで
Perl では計算がしんどいのである.
- 正直にいうと,
これは Perl のせいではなく,
そのあたりを配慮せずに作った
RedpineTree 内の
RedpineStem クラスのオブジェクトが
メモリを食いつぶしてしまうのである
……
しかしせいぜい 10 万本程度でメモリが足りなくなる,
ってのも変な気がするな.
ちょっと調べ直してみるか.
- どうもよくわからん.
Perl のオブジェクトは大食いなんだろうか.
- 甲山さんから西日本方面における
おそるべき見聞を密告するメイルをいただいたんだが,
すでにここ数日にわたって
恐怖というものを思い知らされてきた私は,
言論の自由よりも平和な日常のほうが貴重だという
境地に達してしまったので,
ここには転載しないのである.
- さーて,
ここで敵前大回頭じゃないけど,
モデリング方針を大きく変えることにする.
いや,
小手先の改定かな.
いままでは
(データないんで) 「無相関」なモデル,
を標榜してた.
しかしこれではマズいことが多々ある,
とようやくにして理解できた.
そこで,
この点を改善するために
(やはりモデルによってでっちげられた)
「親-子」関係を
重視するものに変更してみることにする.
たとえば,
茎の集合体である枝は
先端から枯れていって,
子供が全滅すると親も死ぬ,
みたいな.
- 個体内の当年生茎の中には
(サイズの違いがもたらす)
生産力の違いがある.
で,
稼ぎのよい当年生茎から優先して,
直径肥大生長と伸長生長 (新しい main stem の生成)
を行うのである.
当年生茎だけでなく,
その親に当たる部分が再帰的に肥大生長していくのである.
- で,
末端から根本にむかって太っていく
……
というこの操作をしてるうちに
手持ちの資源が切れたら,
残された当年生茎 (とその親) には
資源がまわされないのである.
つまり劣悪なパラメーターもつ個体では,
稼ぎのよい茎 (とその親) は生き残り,
そうでないやつは死ぬことで,
樹木個体としては
少しばかり効率の改善になっているのである.
- ……
というアイデアで作り変えていくんだが,
なかなか面倒なバグに悩まされる.
しかし昨日からずっとこの
1000 行の Perl スクリプトと向き合い続けているために
「今ならばどんなに難しい内容でも
複雑な処理でも書き続けることができる」
という気分
……
そう,
コーディング・ハイな状態になってどんどん推敲を進める.
- こういうプログラムを作っていると,
Perl はケガれというよりむしろ
呪われに近くなってくるな.
- Perl ディバッガーを走らせたりして,
1645 ようやく動くようになった.
よーし,
だいたい予想どーりの動作だ.
以前の「無相関」モデルならば
1 ステップ (一年) で死んでいた曝露実験区の個体が,
個体内でやりくり・りすとらをすることで,
数年間は存続するようになった
(それでも赤字で死ぬんだけどね).
ま,
多少はそれらしくなりつつあるか.
しかし仮定してることは増えてしまったなあ
……
- とりあえず小林さんにそのあたりのことを
簡単に報告するメイルを書く.
明日はその要旨とやらをださんといかん.
ここまで得られた結果から
何事かをもっともらしく述べねばならんな.
ま,
ぎりぎり間に合ってる,
という気はするが.
- 脳内ホワイトアウト,
腹も減ったので帰宅することに.
1815 研究所発.
1822 東京モノレイル浜松町発.
1850 帰宅.
- 晩飯食ったあとは眠りこみそうになる.
- さて,
今日から
東京めたりっく通信
の ADSL が使えるはずである.
しかし結論から述べるとまだ使えない.
- 電話回線を流用する ADSL 方式で
WAN への接続処理が無事に完了して場合,
それが ADSL 前面の
LED 表示
でわかるようになっているんだが
……
なぜかつながらないのである.
ハードウェアあるいはインフラの問題のようだ.
このような状況では
無理矢理 pppoe などを動かしても
めたりっくのルーターまで,
当然ながら,
届かない.
- NTT 側が「工事」というのを
サボタージュしているだけ,
というのであればよいのだが.
でないと,
そもそもここの電話回線では ADSL 通信は無理,
という判断になってしまう.
ああ,
明日もつながらないようなら
東京めたりっく通信に連絡せんといかんな.
- 「ニセ」アカマツ個体シミュレイターの
Perl スクリプトを点検してると,
広島よりメイルあり.
なんでも明日提出すべき要旨というのは
そんなに〆切厳守,
ってほどでもないから
……
とのことである.
それに百万の味方を得た思いで
2130 ごろには早々に寝てしまう.
- ところが生活習慣を変えると,
眠りが浅くなってしまうらしい.
その副作用として,
0300 ごろまで何度も悪夢にうなされて
目をさますことになった.
うう.
頭の中が Perl で汚染されてるのか.
- 人間の記憶機構とは不思議なもんですな.
もう 15 年以上も会ってない人の顔が
夢の中では精密に再構成されたりするのである.
そして幸か不幸か,
起きてしまえば忘れるし,
意識的にはそのような情報処理はできないのである.
- 今日の食卓
- 朝 (0730):
米 0.6 合.
カレーの残り.
これでおしまい.
- 昼 (1225):
弁当.
米 0.8 合.
コマツナの残り.
- 晩 (1930):
米 0.6 合.
キャベツ,ニンジン,シイタケ,ワカメ,
高野豆腐の味噌汁.
だしは煮干.