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ぎょーむ日誌 2010-04-07
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2010 年 04 月 07 日 (水)
0810 起床. どーもふちょーだな …… 朝飯. コーヒー. 0910 自宅発. 曇. 0920 研究室着.
午前中はなぜか終わらない新年度雑用あれこれ. データ解析こんさるメイルかき.
昼飯.
午後はメイルかきなどしつつ, セミナーの予習.
[本日はこういうハナシ]
図の出典は
Petit et al. 2008. Forest of the past: A window to future changes. Science 320: 1450-1452
. 欧州半島における
Pinus sylvestris
の分布拡大. 地中の花粉 (化石) 分析と系統地理学的な解析の結果.
1630 より
Trendy セミナー
, 本日は津田吉晃さんで, おもに欧州半島の「最終氷期最盛期 (LGM) は現在の樹種分布に影響あるか」 というハナシ. ちょっと前までは, LGM の欧州 (地中海まわりをのぞく) は「さら地」で, 氷河がなくなったあとにものすごいいきおいで樹木たちが分布拡大した, と考えられていた. しかし, (100 年以上前に Reid's paradox が指摘されていたが), どうもその描像は極端すぎで, LGM においても樹木たちは欧州北部のあちこちで生きのびてたのでは …… というのが花粉分析でわかってきた. ついでに集団遺伝学的なことをしらべると, 「どこから来たか」 みたいなのもわかる …… といったあたりでハナシが終わってしまいましたなぁ.
質問時間があまりなくて, 津田さんの専門である遺伝学的な手法の貢献がよくわからなかった. この集団とこの集団は近縁, といったことは簡単にわかりそうだ. しかしながら, 花粉による遺伝子流動 (このちょろっとだけでてきたハナシは, 欧州例ではなく津田さん自身の日本のウダイカンバの例) なんてものは, いったいぜんたいどういう集団遺伝学モデルを考えれば推定されるものなのか? 集団の有効なサイズとか憶測するのか? それから「適応的な変異」ってのはそんなにたいそうなことなのだろうか. その場その場における「芽の形成期間」みたいなものは, 量的な遺伝形質みたいなものでわりと短期間に進化しそうだから (何らかの理由で遺伝分散が維持されていれば), 複数の集団の融合 (たとえばデンマーク方面・ロシア方面からきた系統がスカンジナビア半島で合流) みたいなハナシを, 特にわざわざもちだして説明するような現象でもないような気がするんだが ……
1830 研究室発. 買いもの. 1850 帰宅. 晩飯の準備. 晩飯.
[今日の運動]
またうんどう休養日 …… 生活のりづむがつかめない
[今日の食卓]
朝 (0830): 米麦 0.6 合. キャベツ・タマネギ・ハムのサラダ.
昼 (1220): 研究室. 自宅からもってきた米麦 0.8 合. キャベツ・タマネギ・ハムのサラダ. リンゴ.
晩 (1940): 米麦 0.8 合. アサリの味噌汁. ホウレンソウ・ショウガ・卵・豚肉の炒めもの. ワカメのポン酢あえ.
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