ぎょーむ日誌 2009-01-19
2009 年 01 月 19 日 (月)
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0705 起床.
朝飯.
コーヒー.
0845 自宅発.
晴.
気温高い.
しかし予報によると本日夜からまたどかっと雪がふるそーで.
0900 研究室着.
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ゆーうつなる A 棟物品移転ゑくせるファイルとの戦いのつづき.
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ひとまず終了.
研究室雑用 Wiki にこのあたりの修正原則などを記述し,
全ファイルにアクセスできるようにする.
研究室 mailing list に連絡.
時刻はすでに 1030 すぎ.
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工事後の部屋の設計に関するファイル作り.
これは「標準案」にしたがえば自分は何も考えなくてよい.
一式そろえて事務とりまとめの三浦さんに提出.
時刻は 1210.
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物品移転表などについて工藤さん・露崎さんと相談.
私がやるべきことはもはやほとんどなさそう
……
これからしばらくは,
だけど.
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2/23 (月) に伊庭さんと統数研でもつ MCMC・ベイズ公開講座,
予約開始とともにすぐに定員がうまってしまったそーで.
気がオモい.
当方はまだ何も準備しとらんのだ.
伊庭さんのハナシはおもしろそうだけど,
私のは単なるゐんばぐす導入篇みたいなモンだよ?
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準備といえば,来週の月曜日・水曜日にまた M1 あいての授業をせんといかん.
これまた気がオモい.
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オモくるしくなったので昼飯.
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雑用系ぎょーむはいったん終了したようなので,
サル論文 introduction 節の修正をつづけたいところだけど,
本日のベイズカエル本輪読会は難所「モデル選択」なので,
そちらの勉強をしてみることに.
カエル本著者は例によって「DIC で OK, OK」
みたいなお気楽なんだけど
……
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そうそう,
モデル選択といえば霜月さんのところで
ご指摘
うけたなぁ
……
と
reversible jump algorithm
(reversible jump mcmc)
について少し調べてみることに.
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いろいろとおもしろいことがわかってきた
……
とりあえず実用的に重要なのは,
WinBUGS Jump Interface
なるゐんばぐす plug-in が昨年 10 月に公開されている,
というあたりか.
ここで参考文献としてあげられている作者の
論文
はまだ online first に入ってるな.
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まあ,
使いものになるかどうかはまたゆっくり調べましょう,
ということでベイズカエル本の予習.
窓の外はかなりの降雪.
強い風.
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ゐんばぐすなモデル選択規準 DIC の弱点は
D-hat
(最尤推定法でいえば最大化対数尤度に該当する量)
の推定にある.
各パラメーターの事後分布の平均値
を組みあわせたときに
deviance
が最小になるという仮定
(つまり各パラメーターにとって事後分布の平均値が
「オレの最強の値」になっている),
これはめったに成立しないことだろう.
そもそもベイズなモデルで deviance 最小点を探索する,
というのがムリっぽいわけで
……
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この点については WinBUGS サイトの質問こーなーにも説明があって,
質問 13
の
``Why is DIC greyed out?''
に対して
DIC is currently greyed out in WinBUGS
when one of the stochastic parents is a discrete node.
The formal basis for DIC relies on approximate posterior
normality for the parameter estimates and
requires a plug-in estimate of each stochastic parent
- for discrete nodes it is not clear which estimate to use.
と回答されている.
まあ「何もかも正規分布・線形」なモデル以外には適用しないほうが安全そう.
J.S. Clark の論文とかでもおおざっぱなモデル選択規準として
DIC をつかった,
といったあつかいになっているし.
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お茶部屋で晩飯くってから 1840 研究室発.
すごい暴風.
雪.
気温は低くないけれど.
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1900 すぎからベイズカエル本輪読会.
本日の担当は深谷君で第 4 章のモデル選択.
著者特有のおきらくなハナシが展開されて
……
また墓穴をほっているな.
上述のように DIC を算出するためにはパラメーター
(平均値とか)
の事後分布が「左右対称」である必要がある.
第 4 章の途中でポアソン分布モデルに対して
DIC をつかったモデル選択じみたことをやっている
(上述の WinBUGS サイトの注意がきでは,
離散確率分布モデルに対して DIC は算出しないほうがよい,
となっているわけだが).
しかしながら,
章の最後で DIC 算出に使ったモデルの平均値パラメーター
の事後分布が対数正規分布であることをいっしょうけんめい示している
……
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じつはこれは二重に墓穴で,
著者は「ポアソン分布の平均値パラメーター
λ
の事前分布に
対数正規分布を仮定したので,
λ
の事後分布も対数正規分布になるべきだ,
と考えているらしい.
これはまったくのまちがいで
λ
の事前分布と事後分布が異なっていてもぜんぜん
不思議ではないし問題も何もない
(事前分布と事後分布の確率分布が同じになるのは,
共役事前分布を使った場合など).
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ほんとにこのベイズカエル本って「てきとー」
な内容ばかりだよなあ
(3 月に 訳本
でるわけだが).
2105 研究室発.
2130 帰宅.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0810):
米麦 0.8 合.
キャベツ・ネギ・ハムのサラダ.
- 昼 (1240):
研究室お茶部屋.
米麦 0.8 合.
キャベツ・ネギ・ハムのサラダ.
ワカメスープ.
- 晩 (1810):
研究室お茶部屋.
米麦 0.8 合.
キャベツ・ネギ・ハムのサラダ.
ワカメスープ.