ぎょーむ日誌 2008-07-19
2008 年 07 月 19 日 (土)
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0730 起床.
眠れたよーな眠れなかったよーな.
朝飯.
コーヒー.
洗濯.
怠業.
1000 自宅発.
今日も曇で助かる.
1015 研究室着.
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地衣類繁殖論文の revision
……
になかなか着手できず.
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ススまないとサマツなことが気になる.
たとえば「わーぷろ」.
志水さんとの共著なので,
OpenOffice.org の Writer なるソフトウェアつかってるんだけど
……
なんとも重苦しい気分になるねえ.
動作が遅くてデータの見とおしの悪いソフトウェアはいらいらする.
テキストエディター (私は Vim) + LaTeX が
「一人のりヘリコプターで晴れた札幌市上空をぴゅんぴゅん飛び回り,
行き先もささっと俯瞰して簡単に着地」
といったかんぢだとすると,
わーぷろってのは「札幌市内を移動するために暗くて臭い下水道の中を
平安時代の牛車で移動」してるかんぢ,
といいますか
……
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わーぷろはもともとはテキストエディターとして出発した
ソフトウェアなんだろーけど,
ユーザー数増大が評価関数になったとたん WYSWYG
DTP ソフトウェアってな方向に暴走進化して
……
ふつーのヒトが使うソフトウェアの中でも超重肥大なモノにバケてしまった.
DTP ってのは,
といいますか
LaTeX 作者の Knuth 先生のエッセイ読めばわかるように,
組版ってのはワケわからんばっどのうはうのカタマリなんだから,
それをリアルタイム処理っぽく実現しようともくろむわーぷろなる
ソフトウェアが「重く」なってしまうのはある意味自明なコトで.
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この点,
作文は作文,
組版は組版と作業が分割されてる text editor + LaTeX
なシステムは快適なんだよね.
わーぷろなんか使ってると,
こっちは文章の内容の構成を考えてんのに,
何であんた (計算機) は紙の上の組版
(ディスプレイ上では見苦しい)
の計算なんかごちゃごちゃぐずぐずやってるんだよ,
と文句をつけたくなる.
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ついでながら検索・置換が遅くてヘボいですな.
OpenOffice と MS わーどのそれを比較すると,
残念ながら機能的には OO の負け
(後記: あとでよく見たらそんなにマケてなかった).
しかし勝ってる側もしょぼい.
テキストエディター Vim は「できること」の総量では Emacs
に負けてるんだけど,
検索・置換のような基本機能は同等でダンとつに速い.
処理の指示も実行も.
慣れると「文書全体 (あるいはここからここまで) をこう変更したいなー」
と思っただけでほぼ無意識のうちに打鍵して
(このときの打鍵数が少ない)
あっという間にかなり複雑な条件つき変換なんかができる.
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どうしてわーぷろでも
このあたり簡単に改良できるのに
(わーぷろを開発しているプログラマーたちなら絶対にそうしたいハズだ)
そうしないんだろう,
と不思議に思ってたんだけど
……
最近になってその理由かもしれない現象に気づいておどろいた.
わーぷろ大好きな皆さんってのはこういう検索・置換とか
必ずしもよく使ってるわけではないらしい
……
だとすればこのあたり改善されないわけですな.
研究者はそんなことないでしょう,
と思うかもしれないけど,
大学院生の中にも「わーぷろの検索・置換って何?」なヒトはいる.
検索・置換が必要な場合は目で探して手で直すのが当然,
というおどろくべき根性主義の世界
……
そういえば,
このヒトたちはゑくせる上の入力まちがいなんかもそうやって修正しますな.
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多くのヒトたちにとって,
わーぷろなるソフトウェアは「清書機械」
なんでしょうなあ
……
実際のところ,
そういう方向にぢりぢりと進化してしまったわけだし.
編集すべき「画面」をスクロールによって目の前に表示し
(「画面」が作業の単位となるようだ),
目と手で注意ぶかく,
あたかも紙の上で作文してるかのように,
同時にレイアウトも考慮しつつ作業するソフトウェア,
といったものなんだろね
……
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いっぽう文書ファイルをデータととらえる
(プログラマー的?) なユーザーにとっては検索その他で
ファイル内をびゅんびゅん飛びまわり,
編集作業の単位はパラグラフ
(関数みたいなものですかね),
レイアウトだの組版だのは文章編集にひと区切りついたら
コンパイラー (LaTeX)
で試行錯誤しつつ,
内容は内容,
見てくれは見てくれ,
と分割された工程になるわけで.
数千万人に普及させようとするソフトウェアの場合,
この「分割」が普及阻害の致命的要因なんでしょうなあ.
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……
などとやくたいもないコト書いてても地衣類論文の
書きなおしはススまないわけで.
えーい
……
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まあ,
ともかく共著の場合でも今後は脱わーぷろをめざしたいね.
数式まわりの問題もあるし.
何か方策を考えよう.
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嗚呼,
しかしこれの次の論文 revision もわーぷろファイルなんだよね
……
「まる一日ついやせば LaTeX に変換できそう」
といった誘惑にまけそう.
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だめだ.
気をとりなおすべく昼飯.
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地衣類繁殖論文 revision 作業,
discussion 節全文かきなおし作業をぢりぢりとススめる.
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うわー,
われながら
むちゃくちゃにアホなこと
やってた!!
……
作図プログラムまちがえたまま最初の投稿しちゃったよ.
えー,
これが訂正前の図.
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そしてこちらが訂正後.
あまり変わらんけど,
右の図で predicted curve がびみょーに異なる
(左の図もちょっとだけ変わっている).
ここで計算まちがいやってた.
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いやー,
ばかだばかだ
……
不幸中のさいわいで被害はこの Fig. 4 に局限されてる.
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すでに書かれてる一文一文について,
「これは何を言ってるのか? ここに残してよいか?
移動すれば残せるか?」
と検討しつつの作業
……
ってのはトンネルほりのようなものですなぁ.
2110 研究室発.
買いもの.
2130 帰宅.
ぐったり.
晩飯の準備.
晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0840):
米麦 0.6 合.
タマネギ・ピーマン・サバの電磁波酒蒸し.
- 昼 (1400):
研究室お茶部屋.
米麦 0.6 合.
タマネギ・ピーマン・サバの電磁波酒蒸し.
- 晩 (2230):
米麦 0.8 合.
ニラ麻婆豆腐.
トマト.