ぎょーむ日誌 2008-07-18 
 
	 
 2008 年 07 月 18 日 (金) 
 
	- 
		0820 起床.
		ばて感,
		やや解消.
		朝飯.
		コーヒー.
		0940 自宅発.
		晴.
		0955 研究室着.
	
- 
		昼飯前の時間はあれこれメイルかきでおわってしまった.
		オワってるなぁ.
	
- 
		ふつーより遅い時刻に昼飯.
		昼飯後もメイルかき.
		いやはや.
	
- 
		植被度に関する説明はちょくちょくくる.
		何度も聞かれることなので,
		ここに回答例を示してみよう.
		「見た目の被度」
		をたとえば「level 1-5 の 4 (50-75%)
		を 75% の coverage」と解釈し,さらに「100 のうち 75」
		といったカウントデータに変換して
		glm(..., family = binomial)してよいかといった質問.
植生学における「見た目の coverage」は,われわれがあつかうデータの中で
かなり最悪なもののひとつです.すでにいろいろナヤまされてきましたが,
調査方法をきちんとする (つまり「見た目」をやめる) 以外に抜本的な解決策
はありません.
ともあれ,この場合,
・地表の被覆を調査するために ◯m の正方形のわくを準備し,それを 10x10
  の小さい正方形 (小わく) にくぎった.調査地のうえにそのわくをのせ,小
  わく内に少しでも対象種が存在すれば 1 とカウントし,全体で 0 - 100 の
  値となるように coverage を測定した
としていれば,上のように 100 のうち何個ということで二項分布を仮定する
ロジスティック回帰で無問題でしょう.
なぜかしら上のように調査しない人がほとんどなので,ハナシはこじれます.
つまり「全体を 100 個」と仮定する根拠がなくなるためです.
となると,論文中での作文のごまかしでのりきるしかありません.つまり,根
拠を述べずに逃げるか,上でいう「小わく」ぐらいの「目視精度」だったと主
張してみたり,といった方策です.
ついでながらの指摘ですが,被度 5 は「75% より大,100% 以下」ですから,
その代表値は 100 ではなく 87.5% あたりにすべきなのかもしれません……な
ぜ 87.5 か? という根拠もこれまたよくわからぬところですが.いやー,やっ
ぱり「見た目の被度」はほんとにイヤなものですね.
... [あるいは被度を 0-1 間の値に直してベータ分布で統計モデリング
     できるだろうかという質問] ...
beta 分布を使った最尤推定関数としては library(VGAM) の vglm() で
family = betaff あるいは beta.ab と指定すればよい,などが例としてあげる
ことはできます.しかしこれが順序変数的な「被度」のモデリングにてきとう
なのかどうかはよくわかりません.
いっそのこと被度の level が {-,+,1,2,3,4,5} というふうに 7 水準ある,と
いうことですから,これを応答変数とする多項 logistic 回帰であつかう,と
いう方法もあります.ふつうの logistic 回帰は {0, 1} に 2 水準を応答変
数にするものですが,多項 logistic 回帰は {0, 1, ..., n} の n 水準をあ
つかうことができます. R の library(nnet) の multinom() 関数であつかう
ことができます.
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kubo/ce/NeuralNetwork.html
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kubo/log/2007/0721.html#04
など参考にしてください.
	
		天気予報では
		29°C
		あたりまで上昇するはず,
		となっていたのだけど,
		雨などふってきてくれたおかげで,
		本日の最高気温は
		26°C
		ちょっとあたり,
		となったようだ.
		暑さで体力を消耗しなくてすむので,
		ホントに助かる
		……
		ばてぎみなもので.
		体力復旧しなくては.
	
	
		というか,
		かなり激しい雨.
		札幌上空で気団の激突?
	
	
		地衣類繁殖論文 revision 作業に復帰しようとする努力.
		その前に,
		このあたりにこの地衣類問題に興味をもってしまった
		lichenologist ならぬ bryophytologist の Annika
		さん
		(地衣類・コケ類の non-vascular plant 同盟,
		みたいなものがあるようだ)
		のコメントメイルに返信を書かねばならぬ.
		これがまたけっこうな長文で
		……
		mini PAM とかで光合成速度 (活性というべきか)
		を測りなさいよ,
		といったご指摘で.
		Annika さんが The Lichenologist の査読者でなくてよかった
		……
	
	
		停電準備の雑用.
		A606 実験室にいってみると,
		-30°C
		冷凍庫はけっこう巨大で,
		棚が 8 段もあった.
		ここだけで
		8 個も保冷材が必要になるのか
		……
		とりあえず研究室メイリングリストに連絡メイル.
	
	
		地衣類繁殖論文
		(より正確には繁殖器数論文,
		とでもいうべきか)
		revision のつづき.
		もうちょい results 節を修繕したいところだけど,
		あれこれ中断でアタマが混乱してるので
		(と書いてよーやく思いだしたんだけどパラグラフの
		再配置をやってたんだな),
		discussion 節の書きなおしにススむことに
		……
		うーむ,
		この節もおそらく全文かきなおし,
		というかんぢだ.
	
	
		2010 研究室発.
		買いもの.
		2030 帰宅.
		晩飯の準備.
		晩飯.
	
	
		電気代支払う.
		1438 円.
	
	
		[今日の運動]
		
	
	
		[今日の食卓]
		
			-  朝 (0900):
				米麦 0.6 合.
				ホッケ.
				トマト.
			
-  昼 (1400):
				研究室お茶部屋.
				米麦 0.7 合.
				レトルトパウチドのトマトソース.
			
-  晩 (2200):
				米麦 0.7 合.
				カブ・ニンジンの味噌汁.
				タマネギ・ピーマン・サバの電磁波酒蒸し.