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ぎょーむ日誌 2007-08-06

苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) までお知らせください.

2007 年 08 月 06 日 (月)

06 0003
[09:09 出発前の待ち時間にも]
皆さん, アリ集め. ホントはもっとあとに出発する予定だったんだけど, 「早く出発したい」 圧力が強くて出発が 0920 となった. この時点では晴.

06 0004
[09:37 沖縄の青い海・青い空]
しかしながら, アリ集めなわれわれには関係ないものである. やんばるに入る前, 国道 58 号わきの宇嘉共同スーパー駐車場からみた海. ここからいったんもどって, 辺野喜から山の中に入る.

06 0005
[10:10 最初に採集したところ]
いきなり雨に降られたのでしばらく車の中で待機して出てきたところ. 場所は辺野喜ダム北側の林道を東にすすみ, 最初の橋をわたった坂道の途中.

06 0006
[10:18 林縁でも]
まず林縁でアリさがし. リターをひとつかみ目の粗いザルにいれてゆすると, 下の白色バットに数種のアリがおちてくる. 緒方さんほか専門家がみると全長 2-3 mm のアリでも 一瞬にして同定されてしまう.

06 0008
[10:26 林内]
林内に入ると, 小川におちていく斜面で皆さん一生懸命に地面を掘りかえしていて, ですね.

06 0011
[10:32 リュウキュウヤマガメ]
水がほとんど枯れてる小川までおりると, なぜかカメが. けっこうでかい.

06 0014
[10:39 倒木を掘る]
アリ採集者たちはさまざまな場所でアリをさがす. 倒木は彼らがとくに好むアリ探しポイントである.

06 0015
[10:40 がけを掘る]
「こんな粘土質の壁にアリの巣があるんですか?」 とお尋ねすると 「熱帯にはこういうところが好きなアリがいるんだよねえ」 とのことで.

06 0017
[10:54 管を割る,ちょー接写]
道路までもどると, 植物の茎をタテに割ってものすごい接写をしておられるヒトも. ちょー接写用の特殊なストロボつきカメラ.

06 0018
[11:05 吸虫管「ご開張〜♪」]
現場でみかけたアリを生け捕りにするには吸虫管をもちいる. これは口にくわえてムシを吸う道具である. その内容をバットにあけたところ.

06 0020
[11:13 ヒメサスライアリ発見の衝撃]
アリなら何でも良さそうにみえたアリ採集者たち …… という描像はまちがいで, 「チャイロヒメサスライアリ発見!」 との急報に接すると皆さん口々に何やら叫びつつ, 集合フェロモンにあつまるムシのごとくかけよってきた. 皆から賞讃されている第一発見者の大学院生は 「無欲の勝利です」 とコメントしていた.

06 0021
[11:25 第二の場所,またいきなり雨]
しかし最初の場所は「アリが少ない」とのことで, 次なる場所に移動. 写真とっとけばいいんだけど, 林道を東に進んで橋をひとつわたって, 右側が崩壊してススキが密生してるところ. そこを降りていきなり豪雨. 樹の下で雨やどり. このあと断続的というかバースト的に降りつづく雨にナヤまされつづけることになる.

06 0022
[11:39 「ここはたくさんいる!」]
辻さんたちが「15 年ほど前」にサンプリングしてたくさんアリが見つかった場所, というだけあって, ここはアリ採集者たちを多いに満足させた. 先ほどの場所より川床 (といってもあいかわらず枯川状態だけど) がひろくて林床が明るく, さらに倒木がたくさんある場所, が「良い場所」たる説明変数らしい.

06 0025
[11:49 林床のアリ採集者たち]
アリなヒトたちの観察者たる私は木の上に座って皆さんの行動を鳥瞰する. バースト的な雨に降られつづける. すでに全身ぬれねずみ状態.

06 0026
[12:00 シリケンイモリ]
アリ採集者の中にはアリ以外の動物を集めたがるヒトもいる. 川床の水たまりに高密度なイモリ個体群があったそーで.

06 0027
[12:08 なんとかハリアリ]
倒木を掘削しつつ辻さんが説明してくれたんだけど, 名前わすれた. むかしはメクラハリアリと呼ばれてたんだけど, 今は変更されたそうで.

kuboyanbaru
[アリ研究者の観察者・久保]
森の人, というわけでもありませんが (もうちょい大きい 写真, 0.17 MB). ちょうどよい斜倒木があったのでよじのぼってみました. 上からだと皆さんの挙動がよく観察できる. 北大農学部の藤澤君撮影. 写真, ありがとうございました.

06 0029
[12:31 ぞろぞろ集まる 1]
林道のほうから「弁当にしよう」との号令がかかってきたので, 中継して川周辺にひそんでアリ掘ってる皆さんに伝達したら, ぞろぞろと出てきておもしろかったので写真とってみた.

06 0030
[12:33 ぞろぞろ集まる 2]
誰かが「こんな珍しいのが見つかったよ!」と言うと, ただちでその品評が始まる.

06 0031
[12:34 ぞろぞろ集まる 3]
用意周到な採集者はつねに雨具準備 + 頭にはヘッドランプ装着状態で ……

06 0032
[12:43 採集の結末]
林道上に集合. 雨ふりの中, このあたりの粘土質の地面の谷底でアリを掘ったりすると, かくのごとく泥人間状態になってしまう.

mango
[安いマンゴー]
モデリングのハナシが一段落したころに, 辻さんがマンゴーなど買ってこられた. 今年はマンゴー不作で値段たかいんだけど, これは「うらなり」だから値段やすかったとのこと. 香りよく味が濃厚でたいへんおいしかった.

room
[与那フィールド宿舎の部屋]
同室者の 3 名が帰られたので, 今晩からは個室となった. 窓ぎわに洗濯もの吊るしている状態. 今晩は (あるいはいつでも?) 夜はそんなに暑くなく, 意外とすずしい. クーラーなしでも寝れるかも.

dinner
[与那フィールド晩飯]
本日は与那カレー. おいしい刺身やミミガーあえものなどなどもついたごうせいなものでした.


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