ぎょーむ日誌 2007-07-20
2007 年 07 月 20 日 (金)
-
0800 起床.
ねむい.
コーヒー.
朝飯.
洗濯.
例のもらいもの洗濯機の初運転となったわけだが
……
その呪われぎみな来歴にもかかわらず
(最終的には自分自身を隠匿した某隠匿師匠の所有物でもあった),
ぜんぜん安定して動作したので感銘うけた.
0955 自宅発.
曇.
1010 研究室着.
-
石狩浜アリ拉致実験データの
行動解析階層ベイズモデル論文かきのつづき.
他のアリ論文ながめてるうちに,
石狩浜アリコロニーに関する大統領的解釈は
Materials and Methods 節の Study site
小節あたりに押しこんでおくのが無難,
という気がしてきた.
モデリングのところでまた
「えー,
じつはここで supercolony と呼んでるものは
……」
うんぬんといったコトワリがきが必要になるわけだが.
-
さて,
放置している Introduction 節だけど,
これはさすがにアリ文献よまずには書けない,
と気づかされた
(統計モデルに関することはすでに書いたんだけど).
ということで,
先週よんでた ``Polydomy in ants'' 総説のみかたを借用してきて
(下のメモはまだまだ「穴うめ」が必要なんだけど)
……
-
Polydomy はアリ集団動態と社会性進化 (うーむ)
に大きな影響を与える要因のひとつである
(蛇足ながら,
集団動態に与える影響のほうが興味ぶかいと思うんだけど,
データがぜんぜんないねえ)
-
たとえば外来性侵入アリの研究では,
多巣性とアリ個体の ``nestmate'' 識別能力の
連関が重要だと指摘されたりしていて
……
-
この識別能力に関してはうんぬん
……
とくに …… といった現象が観察された場合は
supercolony (もっと極端な場合は unicolony)
と呼ばれている
-
アリの ``nestmate'' 識別は直接的には
(まあ,おそらくは)
cuticular hydrocarbon profile,
その背後に遺伝学的な
……
しかし
(うそくさいね)
……
-
ところで,
われわれが直接観測しうる
(アリの個体識別につづくと考えられる)
敵対性 (``外敵''排除的な) 行動の occurrence
に複数の要因が関与しているはずなのに
(e.g. 巣の異同 + SC 内外 + ...),
これらの要因の相対的な重要性はこれまで
定量的に評価されたことはなく
……
複数の警戒・攻撃行動の行動連鎖なんかも
……
-
そもそもこの解析に多用されている
nonparametric 検定は複数要因のあつかい,
個体・コロニーごとの
random effects のあつかいを苦手とするもので
……
-
近年における統計モデリング手法の発展は
……
(またいつものハナシ)
-
本研究では現場におけるアリの敵対性実験と,
それに対応する「まっとうな」
(うーむ)
統計モデリングを
……
これによって,
polydomous colony を維持する
個体の識別能力を定量的に評価できるようになるだろう
まあ,
私なんぞにこのあたりの作文やらせるんだから,
最後のほうで
こういう方向にハシってしまうのはいたしかたのないコトなのだろう.
はい.
-
「母子里ぎぶす林冠論文の査読まだー?」
と督促してた Agricultural and Forest Meteorology
の associate editor からメイルがきたんで,
おっと思ったけど
「すみませんまだできてません」
メイルだった.
査読者たちも (擬似) 三次元計算に苦悩してるのかしらん?
ごくろーなことで.
-
アリ文献の整理.
さすがにこの段階になると何が必要でそうでないか,
の区別はつくな.
-
甲山さんと熱帯樹木モデリングの相談.
葉面積 vs. 分枝数といった「相関」パラメーターだけなら,
現状でも推定できそうかなあ
……
-
アリ科研費秘書の三浦さんから連絡いただき,
二週間後の沖縄内移動手段に関して
また大統領きまぐれ命令が発せられたので宿予約変更が必要になるかも,
とのこと.
とりあえず変更後の状況把握が先なんで,
お尋ねメイルを
……
-
昼飯.
-
使途よくわからぬ A804 室用の無線 LAN ルーター
(Buffalo WHR-AM54G54)
とどく.
機能なんでもあり (ブリッヂにもなる)
で 13000 円.
-
琉球大の菊地さんがここ A 棟 4F にきておられたので,
沖縄混乱はだいたい収束してきた.
もうちょい様子をみて 7/30 ごろまでに宿変更てつづきが必要かも,
と.
そしてもはやどーでもよいという気分なのだが,
日本蟻類研究会
沖縄大会とやらの実態は現段階でもまったく不明.
-
アリ文献,
収集・整理できてきたように思うので
……
とりあえず 1970 年代末の大統領石狩浜論文よみ.
-
Higashi (1974) と (1976) みてないんでなんとも言えないんだけど,
その後の論文で supercolony なる語が出るのは
Higashi and Yamauchi (1979) ぐらい,
か?
ここでは Formica では世界一ィィの大きさ,
といった記述がある (あとエゾアカヤマアリの他種アリへの攻撃性,とか).
Higashi (1978) Japanese Journal of Ecology 28: 307-317
の 412 worker 追跡調査で ``some workers'' がマーク場所最近傍の巣
ではない巣でみつかった,
という記述のみがあって
……
-
どうでもいいことが気になる.
大統領記法は一貫して無冠詞の Ishikari Coast (もしくは Shore)
なんだけど Ito and Higashi (1991) だと the Ishikari Coast
なんだよね
(editor が勝手になおしたのか?).
google で検索すると the Ishikari Coast のほうが 100 倍ぐらい
たくさんみつかる.
はてさて
……
冠詞 + 固有名詞の問題はけっこう
無原則
(?) のよーで
……
-
さきほど「いやはや」あつかいしていた
日本蟻類研究会
沖縄大会の案内が (三浦さん経由で) おくられてきた.
参加者総数 46 名,
なかなか大人数のようで.
琉球大
与那フィールド
で三日間アリまみれなすけじゅーる.
どうなることやら.
-
8/4 朝の移動についてもわかったのので宿を予約変更,
と.
これで旅行まわりはだいじょうぶ,
かな.
研究発表会の様子
(プログラム pdf file)
もわかってきたので,
少し不安感が消えた.
せいぜい,
皆さんにおもしろがってもらえる発表
(15 分間)
をしよう.
-
アリ文献よみでオワってしまった
……
1850 研究室発.
晩飯.
1955 帰宅.
近ごろの悪しき生活習慣として,
帰宅してしばらくすると寝てしまう
(アリばて?)
→
真夜中に目がさめる
→
なかなか眠れなくなる,
というパターンで
……
-
[今日の運動]
-
[今日の食卓]
- 朝 (0840):
米麦 0.6 合.
ネギ・卵炒飯.
レタス.
- 昼 (1340):
研究室お茶部屋.
食パン.
- 晩 (1920):
北 13 西 3 の
ごはんや デンスケ,
金曜日はばら寿司の日.
ここはホントにごはんがおいしい.