ぎょーむ日誌 2007-05-09
2007 年 05 月 09 日 (水)
-
0750 起床.
コーヒー.
朝飯.
0915 自宅発.
曇.
0930 研究室着.
-
アカマツ当年生シュートの資源分配 & バイオマス成長の階層ベイズモデル,
「当年生シュート内残存上限
p.max
ってもはや不要なパラメーターだよな」
といまさらながら気づいたので,
これを削除してみる
……
やはり,
推定された「シーズン終わりの当年生葉重・茎重」予測はあまり変わらず.
-
モデルが少し簡単になったところで,
またしつこく,
昨日から何度も何度も失敗している
「光合成速度推定における不確定性」
をこのモデルに組みこんでみようとする試み
……
やはりがくがくした推定になるわけだが,
もうちょい長く計算させてみるか
……
40000 MCMC step トリプルチェイン,
ThinkPad X31 上で 448 秒.
ぜんぜん収束せず.
そして推定結果はいよいよ「ぼろぼろ」になっている.
Amax に大きな「ずれ」を許容すると
そこに全ての面倒を押しつけてしまうからだ.
やはり,
どういう統計モデリングをやっても
この観測データからは
「個体ごとに異なる事情」
という情報を抽出してみせることはできないのか?
-
あきらめずに執拗に調べているうちに,
「最大光合成速度の『ずれ』はそんなに大きくないことにしよう」
という前堤のもとでは「個体差」らしきものが推定できそうだ,
とわかってきた
……
こういう「小さな個体差」とやらがあってもモデルのあてはまりは
ちっとも改善されないんだが,
何と言うかこれは「政治的配慮」とかいうやつでしょうか.
それに,
まあ,
「個体差」ナシではあまり階層ベイズモデルっぽくないしね.
-
問題は Amax の「ずれ」のばらつきの事前分布,
つまり超事前分布の設定だが
……
これを無情報事前分布でやると上述のごとく無茶苦茶になる.
それでは超事前分布を制約する
超々 (無情報) 事前分布なら暴れまわる
hyper-parameter の首ねっこを押えつけるコトができるか
……
ああ,
ダメだな.
観測データにひきづられてしまうので,
単なる無情報な超事前分布と同じになってしまうか.
-
ということで超々事前分布の世界からは撤退して,
「きめうち」
超事前分布つかうことに.
つまり,
ふつー「分散 (逆数) パラメーターの超事前分布」といえば,
こういうなげやりな「無情報」ガンマ分布をつかうわけだが,
きめうち超事前分布はたとえばこうなる,
と.
x
ってのが「分散の逆数」
tau.damax
ね.
-
で,
tau.damax
のとりうる範囲をこのように制約してやると,
「ずれ」
damax
(「個体差」)
もゼロからあまり逸脱しなくなるので,
まあ収束します,
と.
-
「予測」はとうぜんながらあまり変わらない.
まあ,
無いよりマシというか,
「Amax が多少ずれてもこうなりますよ」
ということは保証できてるわけだけどね.
-
もうちょいヒネくりまわしてみたけど,
何をやっても改善されず.
計算,
ここまでか.
ということで,
モデルの現状にあわせて説明を書き換えていく.
-
会議の時間がせまってきたので昼飯.
1400 より一時間ほど A803A (隣の講義室)
で web site に関する広報 + ネットワーク委員会に関する合同会議.
よくわからん内容だった.
しかも今回で終わらないみたいだし.
-
アカマツモデルの
説明
かき & メイル書き
……
1650 ひとまず終了.
-
……
で,
トドマツ仕事にもどる.
とりあえず大量のファイルがアップロードされたのでそのダウンロード.
さーて,
これを
……
-
とうだうだしてたら,
アカマツ計算のコメントもいただく.
成育期間は 180 日ではなく 120 日ぐらい,
ということで再計算.
やってみると
……
実験チェンバーの初期重がまた増えてしまったなあ.
説明
の結果もさしかえる.
-
1930 研究室発.
1945 帰宅.
体重 67.8kg.
晩飯.
ばててたのか,
いきなり寝てしまった.
-
[今日の運動]
-
[今日の食卓]
- 朝 (0830):
シリアル.
- 昼 (1350):
研究室お茶部屋.
食パン.
チーズ.
春雨スープ.
- 晩 (2030):
米麦 0.7 合.
ネギ・ブナシメジ・豆腐のスープ.