ぎょーむ日誌 2007-04-09
2007 年 04 月 09 日 (月)
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0820 起床.
コーヒー.
朝飯.
0920 自宅発.
曇.
0935 研究室着.
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昨晩命じておいた改良版トドマツデータ解析計算が終了している.
計算時間は 2000 MCMC step トリプルチェインでおよそ 7000 秒.
そして問題の齢構造パラメーターだが
……
よーし,
今回は収束もよろしく,
問題のパラメーター (
logit.sv*
のたぐい)
うまく推定できたみたいだ!
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えーと,
一齢すすむごとの生残確率は
1 / (1 + exp(-0.8)) = 0.69
ぐらい
……
ということで,
いかなる偶然か,
(1-2 齢子供) : (3 齢以上子供) = 1:1
になる値だったわけね.
ということで昨日のだめな計算結果とも consistent ですな.
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事後分布図作成関数をまた改造して,
得られた事後関数について整理してみる.
まずは母樹がらみのパラメーターで,
どれぐらい種子生産の「活性」ごときパラメーターと
散布カーネルのパラメーター.
やっぱ,
散布カーネルの
「個体差」とかの説明なんかはかなり用心ぶかくやらんといかんね.
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つぎは倒木がらみのパラメーターで,
定着しやすさみたいなものと,
定着後の生残をあらわすもの.
これをみて
(いつものごとく,というか)
「生残に関して倒木差が少ない」
とか解釈するのはたぶんまちがいで,
「このデータでは生残に関する倒木差が十分に検出できていない」
とでも言ってみるほうがまだしも妥当だろう.
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上の (左の) 「定着しやすさ」みたいなもの
の「倒木差」がこうなってしまう理由の一端は,
「ぜんぜん実生・稚樹がいない」
倒木が過半数 (全 112 本中 59 本)
であるから.
> summary(as.factor(
+ sapply(as.character(fallenlog$fallen.log), function(i) sum(maternity$fl == i))
+ ))
0 1 2 3 4 5 6 7 8 11 14 15 27 41 47 108
59 13 8 9 6 2 3 1 3 2 1 1 1 1 1 1
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……
ついでに,
昨日かいたように,
面倒なコトはぜんぶこのパラメーターに「罪をかぶせる」
random effects 悪用モデリングのせいでもあるな.
まあ,
じっさいに
「巨大だけどぜんぜん倒木更新されてない」
倒木とかあるんだけど.
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本日は入学式なんだけど,
そちらはぼいこっとして雪野さんと研究室雑用 Wiki
と本日の配布資料のすりあわせとか.
研究室雑用 Wiki を一年ちょい運用してきたんだけど,
やはり
「無いよりはあったほうがずいぶんとマシ」
とゆー運用評価が妥当だと思うんで,
今後は雪野さんや三浦さんにも情報の更新をおねがいする方向で.
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自分で Wiki サイト設定できないヒトは,
Wiki レンタル
のたぐい
(多くは無料?)
を活用すればよいでありましょう.
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昼飯調達の旅.
研究室で昼飯.
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1300 より一時間ちょっとほど研究室オリエンテイション.
雑用 Wiki をスクリーンに投影しつつ.
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よくある統計学用語誤用 (に関連する質問メイルいただいた).
線形モデルのたぐいにおける
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多重共線性
(multicollinearity)
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説明変数間の相関
(correlation between explanatory variables)
は別問題と考えるべきなんだけど,
混同している用語の使いかた
(というか「何でもかんでも多重共線性よばわり」)
が多々ある.
説明変数間の「線形相関係数」が
ほとんど 1
のときにのみ多重共線性の問題が生じるわけで.
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ついでにいえば「独立」でもないのに「独立変数」
とか呼称してみる事例も依然としておおいね.
(実験処理なんかにおける)
要因の独立性を強調したい場合をのぞけば,
説明変数 (explanatory variable)
- 応答変数 (response variable)
とかでよろしいんぢゃないでしょうか.
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研究室のネット雑用.
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小泉逸郎
さんがフィンランドから日本にもどってきて 5F の
東研
PD に.
さっそく集団遺伝学まにあっくな議論をしてしまった.
ふーむ,
空間-遺伝的距離 Mantel 検定の「はずれ値」
(Koizumi et al. 2006)
ねえ
……
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先日 R
御進講させていただいた荒木さんから,
さらに強化された作図結果と,
Windows 用 R エディタ Tinn-R の設定わざ教えていただいた.
「Tinn-R 起動時にデスクトップ上の R & Tinn-R
自動レイアウトされてしまう」
呪われぎみな機能をあるていど制動できる設定わざについては
R のインストール
の下のほうに追加.
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新入生対応とかしてるうちに
……
1800 より A804 室で新歓こんぱ.
本日も大学院生たち力作の料理がならびました.
ごちそうさまでした.
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2050 研究室発.
2105 帰宅.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0850):
パンケイキ.
- 昼 (1250):
研究室.
サンクスのにぎり飯.
- 晩 (1810):
新歓.