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ぎょーむ日誌 2006-09-02

苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) までお知らせください.

2006 年 09 月 02 日 (土)

yuubari
[0814 夕張岳西側登山口]
夕張岳 の夕張市側の登山口. 夕張市内を南北に走る 道道 38 号線からシューパロ湖のほうにむかって林道入口まで 15 分ぐらい. そこからがたがたのせまい林道で登山口前の駐車場着. 十台ぐらいとまれる. ということで, 甲山さん体力回復りはびり登山・夕張岳篇が始まる.

yuubari
[0952 前岳 (1501m) 西面]
馬ノ背ルート・冷水ルート合流点のちょっと上, 尾根に出たあたりで見えた. 今回の登山路に選んだ 冷水コース のほうが起伏が少なくてラクかも. 登山口から一時間ほどで冷水の沢という水場がある.

yuubari
[1006 滝ノ沢岳 (1352m)]
前岳迂回路の途中にある前岳北側の望岳台からのながめ. 滝ノ沢岳には登山路はついてないもよう. 「体力が回復したら登ってみたい」 とは甲山さんの無謀な発言.

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[1035 前岳東面]
このあたりから樹林帯をぬける. 前岳-山頂の稜線のほとんどは傾斜がゆるく平らなので 湿地が発達している. この稜線上にも何ヵ所か水場あり. 水場が多いせいなのかどうか, トンボがたくさん飛んでた.

yuubari
[1054 エゾオヤマリンドウ]
で, 九月上旬のこの時期に稜線上ルートぞいで開花していたのが エゾオヤマ(ノ)リンドウ. 時刻のせいなのかどうか, 花はつけてるけどほとんど閉じていた. かなり広い範囲の集団で同時に花をつけてた.

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[1109 標高差あと 150m]
手前が釣鐘岩 (左) と熊ヶ峰 (右). その奥が夕張岳山頂.

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[1133 熊ヶ峰・釣鐘岩コル]
…… から見下ろした稜線上の湿地. 途中に蛇紋岩地帯あった. 稜線上はハイマツとササが混在. 甲山さんによると, 本州の山ではこれらが混じることはない, とのこと. 登山路わきにはエゾオヤマリンドウが目立つ花を. そしてところどころにわい性アカエゾマツ (後述) がぽつぽつと.

yuubari
[1133 夕張岳山頂への道のり]
同じく熊ヶ峰・釣鐘岩コルから山頂側をみる. 手前の禿げたコルには「吹きとおし」なる名前がつけられている.

yuubari
[1151 夕張山地北側・芦別岳]
(原図)
夕張山頂から北のながめ. 中央のもっとも高い山が芦別岳 (1726m). その左側 (西側) の三角形が 崕山 (きりぎしやま, 1066m). 右側 (東側) が富良野市. 夕張山地といっても高いのは芦別 (周辺) と夕張ぐらいで, あとはそんなに高くない.

ashibetsu
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[1151 ここまでの稜線上ルート]
(原図)
山頂より. 奥から滝ノ沢岳, 前岳, 稜線上の湿地, 熊ヶ峰, 釣鐘岩. 山頂直下には夕張岳神社なる小さなやしろがある. われわれ二人組とほぼ同じ行程で, 黒くて巨大なリトリバー系犬 ``マックス'' つれたイヌ散歩登山者とまた山頂であった.

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[1157 夕張岳山頂 1667m]
展望たいへん良く, 南西方向に太平洋と苫小牧. そこから時計まわりに樽前山,恵庭山,羊蹄山, 札幌周辺の山, 石狩平野・石狩湾, 暑寒別の山地, 芦別岳, 大雪山地らしきもの, 十勝岳, 富良野岳, 富良野平野, 日高山脈など, つまり半径 50km ぐらいの範囲が見とおせた.

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[1256 わい性アカエゾマツ]
(原図)
下山途中にササの中につったってるアカエゾマツを見物. なりは小さいけれど, すでに樹齢 100 年はこえてるんじゃないか, とのこと. どうやって定着したのかしらん? 「縄文時代ぐらいの温暖だったころにこのへんがアカエゾ林だったんじゃない」 とは甲山さん冗談仮説.

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[1456 下山・夕張岳ヒュッテ]
無事に下山. 登りに 4 時間, 下りに 3 時間ぐらいかかった. 下りは馬ノ背ルート通ったんだけど, 起伏と急降下がおおく, なかなか疲れた. 夕張岳ヒュッテは 9 月から来年夏まで無人状態. ここから林道を 10 分ほど歩くと登山口・駐車場.


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