ぎょーむ日誌 2006-07-25
2006 年 07 月 25 日 (火)
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0720 起床.
朝飯.
コーヒー.
0850 自宅発.
晴.
0905 研究室着.
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1000 ごろに
伊庭さん
が来てくださる.
北海道休暇旅行の途中,
とのこと.
二時間ほど北海道ヒグマ雑談と,
統計学雑談.
本日は,
北海道内外でのヒグマによる
死亡事故
の空間分布と時系列,
カーネル法と古典的多変量解析と MDS の関係,
カーネル法とベイズ統計と Gaussian process の関係,
カーネル法と q-q plot に共通する「ぱらめとりっく確率分布いらない」主義,
q-q plot と確率の弱収束,
「収束するけどすごく遅い」ことにふつーのユーザーは気づいてない点
……
などなど.
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ここと医学部のあいだにある
電子研
にたちより,
そこで
末谷さん
と合流して faculty house で昼飯.
意外と混んでおり,
ひと手がたりないのかゆっくりとした時間をすごすことになる.
連動するカオスとかひさしぶりに力学系ハナシを聞く.
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また電子研に移動して伊庭さんと
柳田さん
の共同研究,
「倒立する二重振り子の初期値のあたえかたの MCMC 探索」
など見せていただく.
中央大学講義の JDK 開発の ising model とかも.
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同じフロア,
「特異性から見た非線形構造の数学」
COE の 津田さん
研究室のセミナー室で伊庭さんのトーク & 雑談 4 時間ほど.
ハナシのとりかかりは,
「経験則としての大数の法則」は存在するか
と情報理論における
「データ圧縮=統計的予測」
から始まり,
これらがミクロを重視してたり指向しているのに対して,
統計力学
はマクロよりかといったハナシが展開.
さまざまな統計力学研究者の名前があげられ,
そのヒトたちが
リウビルの定理
だの
エルゴート仮説
だのどう「使って」いるか,
というような.
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議論にでてくる単語はどこかで聞いたことあるものばかりなんだけど,
何が議論されているのかほとんどわからなかったり
(つまり単語は知ってるけど理解はしてない,
という状況ですな).
こういう体験はなかなか貴重だ
(かなりアタマが刺激される).
たとえば,
黒板上に歪んだ四角形がありその中で全体で蛇行する太線の図と
その横に同じく四角形なんだけど内部がいくつかに分割されてて
その中で蛇行する太線が描かれる図を対比してあーだこーだの議論.
かなり時間がたってから,
それらは等エネルギー面 (四角形)
上でとりうる「状態」とその遷移 (蛇行太線)
をあらわしていて,
長い時間たてば状態はどこにでもいくのか
それともある領域に限定されているのか,
エルゴート仮説はどちらをあらわしているのかといったハナシ,
とわかったり.
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へろへろと電子研から撤退.
2000 研究室発.
2015 帰宅.
晩飯.
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[今日の運動]
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 5 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0740):
米麦 0.6 合.
麻婆豆腐.
- 昼 (1300):
faculty house の「エルム」で
クラーク野菜カレーセット 1050 円.
北海道スープカレーふうというか,
タマネギ系ソースと揚げ野菜.
- 晩 (2210):
米麦 0.8 合.
タマネギ・ニンジン・コンニャク・ワカメの味噌汁.