ぎょーむ日誌 2006-06-28
2006 年 06 月 28 日 (水)
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0810 起床.
朝飯.
コーヒー.
0925 自宅発.
曇.
0940 研究室着.
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朝から 1400 ごろまで,
甲山・高田論文原稿へのコメント.
いろいろと指摘すべき点はあるんだけど
……
なンかますます固着性生物であることを強調してるように思えたんで,
以前から指摘してた計算方法のまちがいについて,
も一度指摘してみる.
とりあえず.
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ハナシは簡単なことで,
植物の動態モデルの基本なんだけど
……
たとえば下の図みたいに
大きい個体が小さい個体を殺すので,
大きい個体といっしょに小さい個体がいる確率が低い
という状況だったとしよう.
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わかりやすく極端にすると,
上のような林分の集まりが観察されるだろう.
さて,
ここで「大きい個体と小さい個体が同時に存在している林分」
が存在する確率は?
という質問に対してどう答えるべきか.
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最初の図をみればわかるように,
大小個体間の相互作用がつよければ,
そんな林分が存在する確率はゼロとかあるいはゼロに近い確率になるだろう.
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ところが,
植物個体群動態モデルにおけるありがちなまちがい計算方法ってのは
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大個体は全体の半分の林分に存在するので確率 0.5
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小個体は全体の半分の林分に存在するので確率 0.5
したがって大小個体をふくむ林分
が存在する確率は 0.5 × 0.5
= 0.25 と計算してしまう,
というもの.
こんなまちがいするはずがない,
と思うだろうけど,
ぢつにありがちなんだよねえ
……
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とりあえずそういう計算メモまとめて,
甲山さん・高田さんに送信.
どうなることやら.
1400 終了.
昼飯.
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で,
やはりというか甲山さんはこのあたりの区別は重要ではない,
と考えている,
と.
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ネット雑用いろいろと.
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R
から
OpenBUGS
うごかせる
BRugs
なる CRAN package があったのか
……
しかしこれはゐんどーづ専用,
ということで Linux 上にはインストールできづ.
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まあ,
機能的には
WinBUGS
が一番ススんでいるんだろうけど
……
まあ,
無料の
registration
やれば全機能が使えるらしいんだけどね.
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午前中の covariance structure 計算みなおす
……
うーむ,
Pacala 先生流 notation で書き直したほうが断然わかりやすい.
呪文は,
アンサンブル平均
……
いや,
単純に「無限個林分集団の平均」の演算子 (operator) <.>
で表記しなおしてるだけだけどね.
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7/1-7/9 屋久島調査隊がでるんだけど,
その準備でみなさんばたばたしておられる.
「おおざっぱに開空度が測れる道具」
として一年ほど前に田代さんから
spherical densiometer
なるモノがある,
と教えていただいた.
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ネット上の表記にはやや「ふれ」があるようで,
densiometer ではなく densitometer
(画像検索
spherical densitometer)
でもいくつかみつかる.
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さらにちょっと違う方式で開空度憶測値をだす
GRS densitometer
なるものがあり,
なぜかしら
GISupply
という旭川にある会社でもあつかっているようで.
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1945 研究室発.
2000 帰宅.
なかなか運動にとりかかれづ.
運動.
体重 73.6kg.
真夜中すぎの晩飯.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0830):
米麦 0.6 合.
タマネギ・ニンジン・豆腐のカレー.
- 昼 (1410):
研究室お茶部屋.
米麦 0.6 合.
タマネギ・ニンジン・豆腐のカレー.
- 晩 (2440):
スパゲッティー.
タマネギ・ニンジン・豆腐のカレー.