ぎょーむ日誌 2006-04-21

2006 年 04 月 21 日 (金)

• 0700 起床． 朝飯． コーヒー． 0940 自宅発． 晴． 0955 研究室着．
• ネット雑用とか ……
• 城田さんから昨日うかがったヤクーツクからまつハナシを整理してみたり．
• 田代さんから用件ついでに興味ぶかい情報が …… ついに私が食いそこねてしまった新潟そうるふーど 「イタリアン」 に関する田代りぽーとが掲載されている． この「イタリアン」， つくづく写真うつりの悪い食べものなんだけど， 味は見た目とはずいぶん異なる， とのことで．
• さらについでに， 先月末の生態学会新潟大会の写真 もあるとのことでアルバムサイトからダウンロードさせていただく． うーむ ……

[ゐんどーづ使い]

3/24 の「動物の分布拡大」自由集会で「緊急避難」として ゐんどーづを使わされる状況においこまれてしまった久保． あんちゲイツ OS を標榜してはばからない私ではあるが， A 棟 8F においては院生の皆さんから 「久保さん， これ何かおかしいんですけど (意訳: さっさとなおせ)」 のヒトことで Microsoft ぷろだくつ無料保守要員に転落していたり ……

[あろめとりー愚連隊に壁ぎわに追いつめられて]

困っているところ． 3/26 夜の大会懇親会． 右から (刑事モノ取調室における) 「なだめ役」竹中さん， 「暴力刑事役」隅田さん， casting よくわからないけど「ナゾの黒幕」牧さん， そしてヘタれな私． 梅木さん・矢澤さん・田代さんといった他の構成員は写ってない．

• 粕谷さんから用件ついでに

  追伸：pipeモデラーはpipe organに惹かれるようですが、pipe organ mud dauberに
  もひかれたりはしないでしょうか（Wikipediaの英語のところにかれらのpipe organ
  の写真があります）。
  

  なるご質問で， pipe organ mud dauber の図を見にいく …… なるほどヘンなジガバチである． そしてぱいぷもでらーなら 「途中でパイプが分枝しても断面積合計は一定のままである」 だの 「ジガバチの繁殖成功はパイプ断面積の合計に比例する」 だのといった理論を構築するにちがいない．
• ぱいぷついでにいうと， 私の電気盆栽 ぱいぷ樹木 の計算プログラムは PipeTree という名前になっている …… これを Wikipedia とかで 検索 してみると Lilac 属の別名とある (……ということはじつは以前から知ってはいたのだけど)． ぱいぷ樹木は Abies みたいな単純なカタチの針葉樹を贋作してやろうという試みであって， ハシドイ属の低木シミュレイターではない …… さらに蛇足ながら， 今度は ライラック で検索すると， これは 「札幌市の花」 ということであり， 札幌うまれの PipeTree とのかすかなつながりが …… われながらわけわからん．
• …… などとうだうだしてしまった． 昼飯．
• R-help ML によると library(gdata) に read.xls() なる関数あるそーで． 動作から憶測するに日本語とかダメなんでは． もちろん， ひとつのシートのあちこちにテイブルが散乱してるような 呪われファイルの解毒などは不可能だろう．
• M1 院生たちと研究雑談してるうちに， 近ごろの樹木あろめとりーマフィアたちの動向が少し気になってしまい， 関連する文献を検索してみる …… 林冠だの樹高といった検索語で論文さがしてみると， ちかごろは LIDAR がらみの論文ばかりが見つかってしまう． これはアヤしげ生活史理論だの森林多種共存ハナシとは無関係である．
• あろめとらーまわりの理論やデータ解析手法はここ 20 年ぐらい (なんだかよくわからぬまま) 停滞したまま， という気がする …… 例の Brian Enquist なんかの (私が不勉強なので) よくわからぬ理論なんかが出されているけれど． うーむ， いつのまにやら Enquist わくぐみは賛否に関わらず議論を避けられないところ， になってるような気もするなあ．
• このあたりのカギは， 静的な構造だけ観測して 何かおもしろがってもらえそうな 「隠されたプロセスだのルールだの」 を述べてみるところにあり …… かなり優れた自然観察者でもなければ 何かまちがいをしでかすところだ．
• たぶん問題になりそうなことのひとつは …… 観察能力は一種の才能だとすると， それって science というより art だよね， といったとこにあるのかも (ねんのため書いとくと artistic な感覚あるいは 「直観」なくしてどんな science もありえない)． つまり生態学研究者だからといって 誰もが現場での状況把握に長けているわけではない． そして， 観察のアタリ・ハズレだけでなく， そこで得られる数量どものとりあつかいに関して (外部からみると正しいのかどうかもよくわからぬ) アヤしげな方法が通用している無法地帯かもしれないってのが ……
• ますますてきとーなハナシを思いついた …… どうも生態学の中で洞察と直観に卓越した 「自然観察の達人」 が開祖になった小分野ってのは， その二代目・三代目あたりから いんちきっぽい統計学的手法に汚染されていって (あるいは凡庸な学徒をメンバーにとりこむ方策のひとつとして 安直なる数量的操作の手口が確立されたのかも)， 現代においては 他者との断絶を強調することでまとまっている新興宗教団体， みたいになってるよーなのがいくつかあるような気がしないでもない．
• うん? 生態学ぜんたいがそうなのかしらん? まあ， science のどの部分集合も孤立しない & ヨソものから批判されつづけることが重要， ということで．
• そして日没あたりからまたネット雑用． 私などよりよほどセキュリティー問題の意識の高い大学院生に命じられて， 研究室雑用 wiki に Basic 認証をかけることになったのであった …… パスワードによって外界から隔離されてしまった wiki， どんな恐ろしいことが書き込まれるようになってしまうのだろうか．
• 2105 研究室発． 2125 帰宅． 晩飯． またいきなり寝てしまった．
• [今日の運動]
  • うんどう休養日
• [今日の食卓]
  • 朝 (0830): 米麦 0.6 合． ニンジン・タマネギ・ブナシメジ・豚レバのシチュー．
  • 昼 (1405): 研究室お茶部屋． 米麦 0.5 合． ニンジン・タマネギ・ブナシメジ・豚レバのシチュー．
  • 晩 (2220): 米麦 0.7 合． キャベツ・海藻・豆腐の味噌汁．