ぎょーむ日誌 2006-07-(01-10)

2006 年 07 月 01 日 (土)

• 0900 起床． 朝飯． コーヒー． 洗濯． この洗濯機， いよいよコワれてきたな． 当家の家電はやたらと壊れており， 炊飯器は完全に機能停止， 洗濯機はかなり手動補助が必要， 冷蔵庫 (冷凍庫ナシ) は温度調節がいかれぎみ， と． まともに動作するのは大澤君からめぐんでもらった マイクロうぇいぶな水分子振動機， ぐらいか? 怠業．
• 昼飯くって， 1310 自宅発． 晴． 札幌駅周辺をふらふらしてから 1440 研究室着．
• しかし登校しても怠業状態つづく． なにしにきてんだか．
• The R User Conference 2006 ``use R!'' の発表が公開されている:
  • Keynote Lectures
  • Presentations
• …… うーむ， 撤退． 1910 研究室発． 1930 帰宅． 2100 自宅発北大構内走． さすがに夜は気温が下がる． 2150 帰宅． 晩飯．
• [今日の運動]
  • 北大構内走 50 分間．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0930): バゲット．
  • 昼 (1300): 米麦 0.5 合． 海藻スープ．
  • 晩 (2230): スパゲッティー． ミートソース．

2006 年 07 月 02 日 (日)

• 0720 起床． 朝飯． コーヒー． 怠業．
• いまさら， ですが …… 例の早稲田大学・松本和子教授 (研究論文の不正に対する指針づくりを議論する文科省の委員会の主査代理) による
  1. 科研費ウラ金化 (学生へのニセ謝金による現金化)
  2. さらにそれを投資信託で運用
  3. ついでにねつ造実験データで論文発表
  あれこれ発覚という自滅願望が原因としか思えぬスゴい事件 (1. と 3. は何と言うべきか珍しくもなんともないんだけど， 2. は前代未聞) の余波で今年度の科学技術振興調整費の 新規研究ぶんの支給がかなり遅れる そうで．
• 何かこのへんとかにも関係あるのかしらん， と思ったら「科学技術振興調整費」は「科学研究費補助金」(科研費) とはまったく別ものらしく， 何の関係もナシ． まあ， 何しろこういう商売だからおカネが支給されなくてもさして困るわけでもないが．
• ところで私はこれまで女性研究者に「偏見」をもっていて 「女性研究者たちだってヘンな・ダメな研究とかやるかもしれないけれど， (一部の) 野郎研究者どものごとく 一般社会のルールからも逸脱してしまうヒトはいないだろう」 などと思いこんでいたんだけど， これはまったくのまちがいのようで． 性別とか何の関係もないね． あるいは， random effects である個体差が大きいので性別の fixed effects の推定値の分布がばらついてる?
• 1150 自宅発北大構内走． 曇ときどき晴． 1250 帰宅． 体重 73.6kg． 昼飯． 洗濯． 買いもの．
• 1525 自宅発． 曇． 1540 研究室着． 屋久島調査隊が出発したので院生密度が下がり， お茶部屋でのびのびとしていると …… お茶部屋雑談にとらっぷされてしまった．
• 本日もあまり進捗よろしくなく撤退． うう． 1840 研究室発． 1900 帰宅． 晩飯．
• [今日の運動]
  • 北大構内走 60 分間．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0820): バゲット．
  • 昼 (1330): 蕎麦．
  • 晩 (2230): 米麦 1.0 合． ホタテ飯． ネギ・ブナシメジのスープ．

2006 年 07 月 03 日 (月)

• 0830 起床． 朝飯． コーヒー． 0940 自宅発． 曇． 0955 研究室着．
• なぜかあちこちから (それぞれ独立した) 問い合わせあれこれが． 順番に始末していく． なぜか大陸奥地に繁殖生態学 GLM 解析結果を送りつけてひととーり落着． 時刻は 1125．
• 母子里 Gibbs 林冠モデルの特に光計算まわりの記法 (notation) というか「説明用モデリング」の研究． 私の計算アイデアを厳密に反映しているプログラム言語のコード (in 呪われ C++) がすでに存在しているにもかかわらず， 論文をかく段になってこのあたりを考えねばならぬことがときどきある．
• プログラム言語によって記述されている光計算モデルは
  • その計算世界を表現するにあたりいっさいの手ぬきなし
  • 計算世界を構築できている点において完ペキ
  • 計算機のごとき 「この世界」理解わくぐみが欠落したやつでも理解できるほど 基本要素のあつまりに還元されている
  • 複雑なデータ構造も正確に表現されている
  などなどといった諸点にすぐれているわけだが， 人間が読むとなかなかツラい場合が多い． 自分で書いたコードであってもだ …… 書いてるときにはあっちの世界むけにアタマの中が再構成されているので， しんどくないんだけどね．
• ようするにあたりまえのことで， 計算機 (あるいは対計算機格闘モードにある人間) にとってわかりやすい表現と， ふつーのヒトにとってわかりやすい表現は異なる， というだけのことで．
• なんでこんなことになってしまうのか端的に言えば， 自然現象の 「ちょっと現実っぽい」 数理モデル化は複雑なデータ構造を要求し， 現代のプログラミング言語はそれを可能にしてしまうからである．
• 論文の「方法」にあたる部分は「正確」に書けってことになっているんだけど， これをマにうけると光計算の部分だけで A4 single space で 30 ペイジを超えることはまちがいない …… そして， そのかなりはデータ構造の定義と生成方法について費されるであろう． さらに， それを書いたところで， 読者は数理モデルによる抽象化と 何重にも階層化されているデータ構造の ふたつを同時に理解しなければならないので， よほど忍耐力と時間をついやさなければ何が何だかわからないだろう．
• まあ， Knuth 先生みたいに literate programming をココロがける， ってのは魅力的な考えなんだけど …… これは「ホントに (字義どおり) 正確に書く」 という数学ではあたりまえの作法を， コードと対応させつつ計算機科学・情報科学の分野にもちこんだ方法， とでも考えるべきなんだろうね． しかし自然科学の論文の読者は歓迎しないような気もする．
• とゆーのも， 自然科学の論文のたいはんの読者は (おそらく私自身も含めて)， 文字どおり「正確」にわかりたいのではなく， 「正確」にわかったふりができる せいぜい数ペイジぐらいの説明が読みたいのだろう．
• つまり必要とされているのは， 「これは正確だ」と思わせる説明なのである． いきなりどろくさいハナシになるけれど， そこに書くべき内容はとうぜんながら， どこに投稿するか， どういったら査読者に読まれるのかといったことに強く依存するわけで．
• かなり情報をけずりとって (犠牲になるのは 工夫をこらしたデータ構造とそれにまつわるアルゴリズムまわりだ) 相手にわかったふりをしてもらえる作文を構築する， ってのは書いてるがわからするとなかなか気分が悪いわけだが …… まあ， 今回もその計算コードをネット上に公開する (とうぜん査読段階でダウンロードできるようにする)， といったことを考えると気分の沈降速度が多少は緩和されるわけで．
• …… といったうだうだとした考えにナヤまされつつ， 「光のモデル化」 という部分を簡単な数式で表現できないか工夫してみる． まだ作文できる段階ではなく， 紙の上で数式をひねくりまわしてる状況である．
• そうすると， コードで表現されている架空世界とはずいぶんと異なった印象の世界となる． 自分がひとつの「計算区画」のかたわらにたつ傍観者のようなもので， そこだけわかれば他もわかるはず， そこだけえらく具体的で あとはひどく抽象的といった奇妙な遠近法を適用したような． 何とおりもの異なる方法で 架空世界を理解しようとするアタマってのは 不思議な動作のものだと思わせられる．
• ぢりぢりと前進したので昼飯． 現在， みなさん野外調査にでかけてしまって院生密度が低いわけだが， お茶部屋では「とりのこされた」院生たちが地図をひろげつつ 「とにかく何でもいいから外に出たい」 計画を立案検討中であった． お茶部屋には不思議な相互作用がみちている．
• 数学なんかでは 「ホントに (字義どおり) 正確に書く」 とか書いたけど， これと関係して Radium software さんの Proof that 1 + 1 = 2 はいろいろな意味で面白く考えさせる内容だ． 19 世紀後半から 20 世紀前半にかけての数学基礎論の発展の中で， 「基礎」をきちんと記述するには 尋常ならざるどえらい労力がかかるということがあきらかになってきた． たとえば， ここで紹介されている例だと， Whiltehead and Russell (1910) による Principia Mathematica (「数学原理」) では準備に記号びっしりの 379 ペイジばかりを費してよーやく

  From this proposition it will follow, when arithmetical addition has been defined, that 1+1=2.

  つまり 1 + 1 = 2 が成り立つことを証明できたわけだ． 楽しくもあり， すなおに笑えぬ側面もあり．
• また母子里のつづき．
• 何やら， これから書く予定の論文のタイトルをだせ， 空想的でもよいから， といったメイルが． じゃあ， ひとつでっちあげてみるか …… いや待て． 母子里林冠のハナシも使えないかな? みかけ上は関係ないわけでもないよね． 母子里論文に OTC の言及でも追加するか? けっきょく， (そのプロジェクトとは無関係にススめてきた) 母子里林冠モデリングと まだ何も計算してもいないハナシをあげておいた．
• ともあれ， いまさらながらだけど， こちらのぷろぢぇくとに関しても何かやらねばならんわけですなあ …… 人間やめますかそれとも「やすうけあい」やめますか， ということか． あるいは「何でも屋」と思われていることの利害得失いやいや自業自得か．
• ぢりぢりとしてススまぬので， 気分転換に炭・七輪のかたづけ． 先日のジンパでつかったやつ． A803A 講義室奥のものおき区画におくことにする．
• 稲葉さんと海浜植物データ構造 & モデリング議論． 植物ごとにデータ構造がかわってしまう， というのは今までありそうでなかったハナシ． そして「データ構造」といったコトを検討せねばならぬ状況にあって， ゑくせるはやはり非力だ， と痛感させられる． OpenOffice.org の データベイス で階層データ構造をあつかうには …… すこしばかり研究・実験が必要とされるみたいだな (例: OpenOffice.org Base の利用方法)．
• データ構造はまだいいとして， 問題はモデリングだ． じつはそのあたり明らかにされぬままデータがとられているわけだが …… ひとつ確実なのは， たとえば「葉の発育と花の発育の相互作用」 みたいなものを調べねばならぬとして， このときに
  1. 季節変化・時間変化の効果
  2. 場所の効果
  3. 個体差・個体の中の器官の効果
  みたいなものも「つきまとってくる」という面倒さだ． 場所や個体差は時間的に変化しないと (やや強引ながら) 仮定しまえば， いつものごとく random effects としてあつかえるわけだが …… やはり季節変化をふくむ生態学の観測データってのは格段に難しい． モデリングにいろいろと工夫が必要とされる．
• さらにある特定の季節にだけ (どの個体でも) いっせいに花が咲いた場合， それが季節の効果なのか開花の効果なのか推定計算の上では判別できない． しかもぱっと咲いて散るならまだしも， 海浜ではだらだらと咲きつづけてくれるらしいんだよね ……
• 1955 研究室発． 2010 帰宅． 晩飯．
• [今日の運動]
  • うんどう休養日
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): 米麦 0.6 合． ホタテ飯． ネギ・ブナシメジのスープ．
  • 昼 (1320): 研究室お茶部屋． 米麦 0.6 合． ホタテ飯． ネギ・ブナシメジのスープ．
  • 晩 (2230): うどん． 金曜日の研究室じんぱののこりもの． タマネギ・豆腐のシチュー．

2006 年 07 月 04 日 (火)

• 0750 起床． 朝飯． コーヒー． 0930 自宅発． 曇． 0945 研究室着．
• 昨日のつづきで OpenOffice.org の Base (データベイス) で遊んで …… いやいや， 調査にかまけてしまった． なぜ調べてるかというと， 「季節変化 (いや時間変化全般か?) を追跡するデータや個体内の階層構造あるデータを ゑくせるファイルにおしこもうとすると， 誰がやっても悲惨きわまりない状況になる」 といよいよ確信されてきたので．
• つまり他人には理解しがたい構造の table がぼこぼこと発育していくことで， ますます読み取りにくく書式も統一できづまちがい混入しやすい状況になる …… まあ， リレイショナルデータベイス化すればずいぶんとマシにはなるでしょう， ということで (安易だけど表現力の低いデータ構造から， ちと面倒だけど現実をよく表現できるデータ構造に変換されるので)．
• この OpenOffice.org の Base って たぶん Access もどきの設計・インターフェイスなんだろうけど， Access 使ったことがないのでよくわからん． しかしいろいろひねくっているうちに， 複数のテイブルを定義してそれらを関連づける方法はわかった． これで時間変化や階層構造みたいなのはあつかえるだろう．
• それならば， このようにして作られたテイブルを export するには …… と思って menu 調べてみたけど， CSV 出力とかそういう機能がない． とすると R とかでデータ解析できないじゃないか!
• RjpWiki で 検索 してみると …… なるほど， library(RODBC) で直接 *.odb ファイルをこじあけるのか ……
• とゆーことで， sudo apt-get install unixODBC-devel で unixODBC インストールしてから， sudo R で install.packages("RODBC")．
• しかし動かしてみると ……

  > connect <- odbcConnect("test.odb")
  Warning messages:
  1: [RODBC] ERROR: state IM002, code 0, message [unixODBC][Driver
  Manager]Data source name not found, and no default driver specified
  2: ODBC connection failed in: odbcDriverConnect(st, case = case,
  believeNRows = believeNRows) 
  

  なるエラーが． うーむ， これって OpenOffice.org データベイスの unixODBC ドライヴァーが必要ってことぢゃないのかしらん? いや data source name (DSN) とやらが定義されてないことが問題? よくわからんけどとりあえず， ドライヴァーは必要条件でしょう， と思って探してみたんだけど …… そんなものはどうも存在してないようだ． ということで unixODBC は使えず． すると library(RODBC) も使えず．
• つまり OpenOffice.org Base で作ったデータは R では利用できず， ということか? ゐんどーづ上なら library(RODBC) が使えるのか? うーむ …… 午後になって driver らしきモノは見つかったのだが ……
• 昼飯． ヒトがぜんぜんいない． いつもは院生部屋のかたすみに隠れている少数派性別側院生が お茶部屋ソファでのんびりと寝ている．
• 1300 から一時間ほど院試面接試験雑用係を． 10 月に入学できる社会人大学院生わくのもの．
• 終了後にもうちょいだけ OpenOffice.org のデータベイスをひねくる． Vine Linux の場合だと，
  • /opt/openoffice.org2.0/program/libodbcbase2.so
  • /opt/openoffice.org2.0/program/libodbc2.so
  といったドライヴァーらしきモノがみつかる． そして unixODBC のドライヴァー設定は /etc/odbcinst.ini あたりでできそうだ． しかしながら， やはり R の library(RODBC) は使えぬままだ．
• とゆーことで， ODBC などとゆー古い Microsoft 規格にふりまわされた半日でありました． 勉強にはなったけど， ややとろー感あり．
• これで終わればよいものを， またしばらくデータベイス勉強にはまりこんでしまった． たとえば下の図は SQLiteManager のユーザーインターフェイス． Web browser 上で動作するのでちょっと使ってみた． これは便利だ．

• SQLite つながりで KinoWiki なるもの発見． ふーむ， こりゃおもしろそうだ …… って何をやってるんだか．
• 某省庁研究所の PD というか PD ではない 期限つき雇用研究者の皆さん， ばぶりープロジェクトが崩壊したりすると なかなか異常な事態にまきこまれていたそーで …… うーむ．
• 光計算の整理を少しススめる． 撤退． 1930 研究室発． 夜になると半袖ではまだ寒いのが札幌の現状だ． 2000 帰宅． 運動． 体重 74.0kg． 晩飯．
• [今日の運動]
  • エアロバイク 50 分間．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): 米麦 0.6 合． タマネギ・豆腐のシチュー． 塩ザケ．
  • 昼 (1230): 研究室お茶部屋． 米麦 0.6 合． タマネギ・豆腐のシチュー． 塩ザケ．
  • 晩 (2200): 米麦 0.8 合． タマネギ・豆腐のシチュー．

2006 年 07 月 05 日 (水)

• 0825 起床． 0840 自宅発． 晴． 0855 研究室着． 朝飯． コーヒー．
• ネット雑用． うーむ， web server 機の HDD がまた不調， というかもはや寿命というかんぢなので何とかせんといかんな．
• 苫小牧の村上さん， いつものごとくいきなりこちらに見える． Gaussian Random Field (GRF) 雑談とかを正午すぎまで． GRF を使った空間統計モデルについては， まだまだ勉強不足な点が多々ありますなあ ……
• ということで空間統計学勉強すこしばかり． 昼飯調達に北大生協へ． 研究室にもどって昼飯．
• 新型「水とり機械」 とやら片手に「家出」もしくは放浪の旅にでた露崎さん， 道北方面いき JR に乗ったらしいという情報を最後に 消息不明となり心配されていたのだけれど， 昨夕 サロベツちかく豊富町国道をふらふらしているところを 車で移動中の湿原調査の院生たちがたまたま発見， 無事に「保護」した …… というハナシを留守番院生からうかがう． ということで， 本日は露崎さんサロベツ， 甲山さん・高田さん屋久島， 工藤さん大雪山 (旭岳)， 院生・PD たちもサロベツ・大雪・八甲田・屋久島とちらばっており， 静かな A 棟 7-8F である．
• 小林さんからアカマツ論文原稿改訂のコメントおくっていただいので， さっそく修正にとりかかる …… が， しばらく放置しといたのでその利害得失がでる． 例の 「うまい解決策 (Bayes モデル化)」 に対してアタマは冷静になっているんだけど， サメすぎていてなかなか進捗しない．
• そして院生 PC の CD/DVD 外づけドライヴまわりで二時間ほど苦闘． 多種多様ないわゆるさーどぱーてぃーがいろいろとハードウェア・ソフトウェア を比較的簡単に作れるところがゐんどーづ業界の強みなんだろうけど …… そうなると， けっこうへっぽこな製品とかもでまわるわけで． とくにハードウェアについてくるソフトウェア．
• 1945 研究室発． 2000 帰宅． 晩飯．
• [今日の運動]
  • うんどう休養日
• [今日の食卓]
  • 朝 (0915): サンドイッチ．
  • 昼 (1320): 研究室お茶部屋． 北大生協いなり寿司．
  • 晩 (2200): 米麦 0.8 合． ニラ・ショウガ・エリンギ・豆腐の炒めもの．

2006 年 07 月 06 日 (木)

• 0810 起床． 朝飯． コーヒー． う …… いきなりネット雑用． 0950 自宅発． 雨． 1005 研究室着．
• ネット雑用とかつづく．
• 雑用ついでに， 月末 7/30 (日) Open University とやらの準備わりふりの連絡． 今回も 研究紹介の図 を列挙したポスターできりぬけるつもり．
• で， 午前終了か． 通常ならお茶部屋からはじきだされる時間帯において本日も昼飯． 数すくない留守番院生は昼食をとりつつ 弾道ミサイルエンジンの比推力 (specific impulse) が改善された場合にとりうる軌道と， 函館朝市でイカを食べた場合の胃の消化能力について同時に心配している．
• アカマツ原稿のなおしのつづき．
• 旭川の GISupply から GRS densitometer とどく．

[GRS densitometer]

現在は屋久島にいる院生が所望した簡易開空度憶測器， とでもいうようなもの． スコープのぞくと「上」の像と同時に タテ・ヨコの水準器がみえる． なかなか垂直・水平をたもつのは難しい． 留守番院生たちにみせるとこんなの自作すればいいぢゃん， とのこと． 1.7 万円．

• アカマツをぢりぢりとなおして， 1945 研究室発． 2000 帰宅．
• [今日の運動]
  • うーむ …… 本日もうんどう休養日
• [今日の食卓]
  • 朝 (0840): 米麦 0.5 合． ニラ・ショウガ・エリンギ・豆腐の炒めもの．
  • 昼 (1230): 研究室お茶部屋． 米麦 0.6 合． ニラ・ショウガ・エリンギ・豆腐の炒めもの．
  • 晩 (2200): 米麦 1.0 合． ダイコン・ニンジン・ネギ・サケあらの味噌汁．

2006 年 07 月 07 日 (金)

• 0740 起床． 朝飯． コーヒー． 0915 自宅発． 曇． また雨ふりそう． 0930 研究室着．
• 起床直後にふと思いついた考え． 以前から植物のサイズまわりのめんどう計算あれこれに関して， その個体の「齢」みたいな観測 (ほぼ) 不可能な量を隠れ状態変数 (latent variable) にしたらうまくいく場合があるのじゃないかしらん， などと考えていたんだけど …… この量の事前分布を一様分布みたいな極端な non-informative prior にしてしまうと挙動がヘンになるだろう， というのは何となく憶測できるところだ． で， 今回おもいついたのはこれを幾何分布みたいな 「齢が大きいほど確率は小さい」 といった偏りをもつ分布にしてやれば， 全個体をむりやり若くみせようとする (同時に「個体差」が大きくなる) チカラと， 「個体差」できるだけ小さくする (同時に「齢」のばらつきがでかくなる) チカラが拮抗して， ちょうどいいぐあいになるのではないかしらん? というもの． まあ， 一様な事前分布と同じ理由でうまくいかない可能性もあるけど．
• アカマツつづき．
• 屋久島調査隊からくーる宅配便がとどく …… といっても南国名物とかではなく， 照葉樹の稚樹だの当年生シュートだのが入ってるわけだが． 同封の 「こういうふうに保存してください!」 指令書にしたがい， 塩寺さんに手伝っていただきつつ冷蔵庫にいれたり， 水につけたり．

[屋久島サンプル]

上の写真のようにプラスティック袋にいれて送られてきたので， ご指示どーり一部はそのまま冷蔵庫にいれ， 他は下の写真のごとく地下部を水につけておいた． 保存用冷蔵庫がなかったので廊下に放置されてた家庭用冷蔵庫 (電源はいってなかったので内部は黒カビが) を使うことにし， しかも置場所がないので私の横においてある．
屋久島サンプル， つらつらと観察するに …… 細根はうまく掘りとれなかったようだ． 予想どーりというか， これはまあしょうがないでしょう． 細根ないせいか水につけても一部のサンプルはしおれてきた． 袋内に入れられてるときとは異なり， 蒸散と吸水のバランスがくずれてるせいなのかも． 地下部の構造は思ってたより単純にみえる． 分枝構造がほとんどない． 樹種によってはどこからが地下部なのかすら明瞭ではない． ふーむ ……

• そういや屋久島って台風 3 号ちかづいてるんだよなあ， と思い出しつつ昼飯． 今日は札幌の気温ひくめだな …… と思って調べてみたら， やはり 20°C こえてなかった．
• アカマツ原稿の修正作業つづき …… 本文はだいたい OK か? 2120 研究室発． 2140 帰宅． 運動． 晩飯．
• [今日の運動]
  • エアロバイク 40 分間．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): 米麦 0.7 合． ダイコン・ニンジン・ネギ・サケあらの味噌汁．
  • 昼 (1340): 研究室お茶部屋． 米麦 0.5 合． ダイコン・ニンジン・ネギ・サケあらの味噌汁．
  • 晩 (2430): 米麦 1.0 合． ダイコン・ニンジン・ネギ・サケあらの味噌汁．

2006 年 07 月 08 日 (土)

• 1000 起床． 朝飯． コーヒー． 洗濯． 怠業．
• うーむ， 事実上の無法地帯である YouTube (Wikipedia 解説) …… なぜか 放送大学 の授業なんかもいくつか流出してしまっていて， しかもこれがすごくおもしろい． 量子力学の波動関数の説明とか (CG とか使っておらず古典的な NHK 教育 TV ふうのパネル説明なんだけど) じつに巧妙で 何となくわかったような気分にさせられてしまう．
• 意外というのはヘンなのだろうけど， 放送大学って高度な内容のかなり面白い授業やってる大学ですよ． たぶん普通の大学の授業よりはよほど良い． 理由のひとつはおそらく， 一人の教員だけが準備してるのではなく， 複数の教員がスタッフといっしょに内容や説明方法を工夫しているからだろう． というか， 放送大学がそのあたりもっと自分で宣伝したりネット版とか作れよ， というか．
• てなかんぢで一日怠業してしまった． いかん．
• [今日の運動]
  • うんどう怠業日
• [今日の食卓]
  • 朝 (1030): 食パン．
  • 昼 (1330): うどん． ダイコン・ニンジン・ネギ・サケあらの味噌汁．
  • 晩 (2000): 蕎麦．

2006 年 07 月 09 日 (日)

• 0810 起床． 朝飯． コーヒー． 洗濯． 洗濯機， いよいよ調子わるい． いつまでもぼけぼけとしてられないので， アカマツ原稿なおし．
• 昼飯． 1400 自宅発． 晴． 暑い． 1415 研究室着．
• 図表の部分も含めてすでにひととーりアカマツ原稿はなおしてみたので， 印刷出力してもういちど読み直してみる．
• 屋久島調査隊の皆さん， 無事に帰ってくる． たぶん台風なんかも撃退してきたのだろう． A 棟 8F 過去一週間の静寂も撃退され疾風怒濤の渦中に …… いやいやにぎやかになりました．
• アカマツ原稿， ひととーり見なおしてから make pdf， こちらのサーヴァーにアップロード， 小林さんにメイルかき． 2050 研究室発． 2105 帰宅． 運動． 晩飯．
• [今日の運動]
  • エアロバイク 40 分間．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): バゲット． マイタケ・卵の炒めもの．
  • 昼 (1230): 蕎麦．
  • 晩 (2330): 米麦 0.7 合． 牛レバーショウガ煮． ハクサイ・ネギのスープ．

2006 年 07 月 10 日 (月)

• 0820 起床． 朝飯． コーヒー． 0920 自宅発． 晴． 0935 研究室着．
• アカマツ revised 原稿みなおし (しあげ作業) のつづき． よーやくにして， ぢつによーやくにして自分の作文世界にはいりこめるようになった． するとぼろぼろとハナシのつながりの悪いところが見えてくる． とりあえず introduction 修正． また make pdf とか．
• 本日からまた混雑時間帯をさけて昼飯．
• 午後もアカマツみなおし．
• 一文づつぢりぢりと読んでみると， このアカマツ stem 成長の階層ベイズモデリングに いちゃもんつけうる「すき」が一個あることに気づいた． よけーなと言いますか， も一個ほど平均ゼロ分布から生成される「個体差」パラメーターが必要， と指摘できる． 計算やりなおしてもいいんだけど …… しかし深刻でもないし， めんどうなので放置してみるか． random effects を統計モデルにどうくみこむのかよく理解してないと， これは指摘できない．
• 院生密度が高くなると， いろいろと質問とかあり， 当方の口だしとかも多くなる． いわく，
  • 照葉樹のほうが地下部の構造が簡単なものが多いとか
  • 屋久島データ構造はこんなのでよいかとか
  • 石狩浜で キアゲハの幼虫やテントウムシのサナギを見つけましたとか
  • ぶーとすとらっぷ検定で どうしてこんな値がでるのかわからないとか
• アカマツ原稿， 最後までひととーりなおしてまた当方のサーヴァーにアップロード． これは二日ほど放置になりそうな． 2105 研究室発． 2120 帰宅． 晩飯．
• [今日の運動]
  • うんどう休養日
• [今日の食卓]
  • 朝 (0850): 米麦 0.6 合． 牛レバーショウガ煮． ハクサイ・ネギのスープ．
  • 昼 (1320): 研究室お茶部屋． 米麦 0.6 合． 牛レバーショウガ煮． ハクサイ・ネギのスープ．
  • 晩 (2330): 米麦 1.0 合． ゆでサバ． ハクサイ・豆腐・煮干の味噌汁．