ぎょーむ日誌 2005-11-25
2005 年 11 月 25 日 (金)
-
0730 起床.
朝飯.
コーヒー.
0845 自宅発.
晴.
0900 研究室着.
-
論文セミナー予習.
-
1000
論文セミナー,
本日は小山さんで湿地の
やちぼうず
(tussock)
形成するスゲは ``ecosystem engineer'' か?
を野外実験工夫して調べましたというハナシ.
河口の湿地みたいなじめじめしたところでは,
土がもりあがってる場所つまり谷地坊主みたいなところで成長がよい
(ネズミにも食われないし).
しかし谷地坊主を作ってるスゲは「地下部だけ」
でもけっこうおじゃま効果ある
(水を吸うからか?).
いっぽう,
このスゲどもが inter tussock なところに落ちたものが wrack
(残骸) であり,
こいつらは更新・成長を阻害してるらしい.
つまり正負どちらにも環境を改変してるよーで.
-
1120 ごろ終了.
研究室にもどると来年一月のセンター入試監督の連絡.
とりあえず曜日は自由に選べるようなんで,
第一日目の土曜日は避けて日曜日を希望しておく.
第一日目は拘束時間が 40 分長く,
しかもあの (とらぶる多発の予感がする)
「英語リスニング試験」
があるからだ.
さーて,
どうなることやら.
-
サロベツのやちぼうずはまたちがうかもねー,
といったやちぼうず雑談してから昼飯.
-
さっさと終わらせなくては,
と思いつつまた熱帯林原稿よみ & コメント書き作業に.
-
もう内容はまったく承知しているんで,
コメント書きなんて簡単にできそうなもんだが
……
これがダメ論文却下すればよいだけの査読報告かきより難しくて,
先日からずっと苦労している.
ともかく瑣末な問題だけに集中しよう,
と努力してんだけど,
あたりまえのことながら瑣末なこともつきつめていくと
大問題に発展してしまうのである.
たとえばここでいう ``life history traits''
ってヘンすぎー,
ですめばよいのだけど,
そもそも life history traits ってこういうもんでしょ
→
個体の生き死にルールと個体群の構造はこう関連してるでしょ
→
すると両者をかくのごとく「現象論的」につなげるのはヘンでしょ,
と「土台ひっくりかえし」経路をつっぱしることになる.
-
この熱帯林問題にはふかいりしたくないというココロが,
かえって作業効率を悪化させている,
というみかたもできるかもしれない.
しかしながら,
ふかいりしたらたいへんなことになるのもたしかだ.
-
1630 より研究院 (つまり学部) セミナー.
本日は新任助教授である野田隆史さんで
「転換期にある岩礁性潮間帯の群集生態学:
テーマ,スケール,およびアプローチ」
……
ああ,
本日は朝から夜まで群集群集だ.
野田さんの現在の研究とそれにつながる背景を説明するもの.
多様性がどーのこーのというハナシを聞きつつアタマの中でモデリングなどしてると
……
これってモデルの形式としては集団遺伝学の (地理的変異とやらをあつかう)
それに似てるな,
と気づいた.
-
1800 ごろ終了.
しかし熱帯林方面はススまず.
1920 研究室発.
1950 帰宅.
北大構内走にでなくては,
とうだうだしてたらいつのまにやら雨ざーざーふってきた.
こちらも撤退.
晩飯.
-
[今日の運動]
-
[今日の食卓]
- 朝 (0810):
米麦 0.7 合.
卵焼き.
海藻スープ.
- 昼 (1230):
研究室お茶部屋.
米麦 0.5 合.
キャベツ・ネギ・ブナシメジ・豆腐のシチュー.
- 晩 (2230):
米麦 0.9 合.
ネギ・マイタケの味噌汁.