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ぎょーむ日誌 2005-05-06
苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (
kubo@ees.hokudai.ac.jp
) までお知らせください.
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2005 年 05 月 06 日 (金)
0700 起床. 朝飯. コーヒー. 0820 自宅発. 晴. 0832 JR 札幌駅着. 空港まで 1040 円. 0840 快速エアポートに乗って同発. 空港で他の皆さん (6 名!) と合流. 1000 ANA 722 便 (A320) 搭乗. 1015 離陸.
1105 予定より早めに仙台空港着陸. 彦坂さん・牧野さんに迎えに来ていただく. 荷台の車に分譲して 1230 空港発. 高速道路で山形方面へ. 関沢で降りて昼飯. 蕎麦屋「蝋燭庵」. おお, 山形蕎麦!
[
蝋燭庵
(あかりあん) 板そば]
さらしな系の蕎麦. 渓流の流れを楽しみつつ, 御内儀さんの 「この近所で観察されたアオダイショウとカルガモ親子のにらみあい」 ハナシを拝聴しつつ.
1310 蕎麦屋発. 1340 蔵王温泉・こまくさ荘着. 他のみなさんと合流. 参加者 16 名.
1400 すぎから 「生物相互作用に着目した高山・亜高山生態系の 脆弱性評価システムの構築に関する研究」 キックオフ会議. まずは研究代表者である東北大の占部さんから概要説明. 傭兵 PD である亀山さん・及川さんの給料を改善できるような中間評価を獲得すべく, みなさんがんばりましょう, というような.
つづいてそのまま占部さんの研究計画の説明. ミジンコのいる・いない推定ができるよーな, データセットをとる. (さいきん生態学会でよくみかける) logistic 回帰によるミジンコの分布推定, とくに標高依存性を調べる, という解析 …… さてこれをプランクトンの多種系 (あるいは種ごと) の推定に拡張する場合にどうしたらいいか. まあ, こーゆー「何が原因で何が結果なのか」 が判然としないハナシは
MCMC 法
のお世話になる統計モデリングが必要になるわけで. このあたり, ここ半年ほどのあいだに勉強しといてよかった.
北大低温研の福井さん・小島さんの水系バクテリアのサンプリングの説明. 温度上昇によって湖沼の酸化還元境界層の上下がありそうなんだけど, それを左右するのがバクテリアの組成かも, ということで DNA あつかう技法を駆使, これまたいる・いないデータをとる, というハナシ. バクテリアに universal な遺伝子 (
SSUrRNA
) だけ使えばよさそうなもんだけど, どうも機能性遺伝子も使わないと十分にひろえないらしい.
山梨大の岩田さん. 山岳水系の生態系 & 食物網 (つまり腐食連鎖と生食連鎖のかねあい) を調べたら面白いかも, という研究計画. 森林限界よりうえの世界は意外と N rich な環境らしい. 人間活動由来の N を集めることができ, それを食いつぶす植生がとぼしいためだ (ただし日本では森林限界より上にハイマツがいるので必ずしも この図式では説明できないかも,とのこと). ついでに空間構造ある食物網推定というようなハナシもでて, これはまた MCMC ものになりそうな.
工藤さん・亀山さんで大雪山のハナシ. 数日前にお茶部屋でいろいろとはなしてたツガザクラの遺伝子まわりの 調査計画など. このあたりのデータ解析も MCMC な統計モデリングが役にたつかもしれづ …… というのも, 「内部状態」が直接観測できないポリネイター (マルハナバチ) の挙動を説明するにはそういう計算が安直であるからだ.
東北大・彦坂さん「高層湿原とわたくし」. 八甲田の異なる標高の高層湿原 (厳密には中層湿原になるそーで) で工藤さんと同じく OpenTop Chamber 実験 & 層別刈り取りやります, という計画. 「人工温暖化」の影響がでるまでしばらく時間かかるのかも.
…… 以上で 1815 ごろに本日の検討終了. 座敷で晩飯. 硫黄系の温泉につかり, 夜中まで雑談がつづく.
[今日の運動]
どんどん運動不足になる
[今日の食卓]
朝 (0720): 「北欧」バゲット.
昼 (1240): 関沢の蕎麦屋「蝋燭亭」. 板盛そば 3 人前 (1800 円) を牧野さんと二人で食った.
晩 (1840): 「こまくさ荘」の晩飯. おいしくいただいたのだが …… うーむ, 何を食ったのかおもいだせん.
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