ぎょーむ日誌 2005-01-14
2005 年 01 月 14 日 (金)
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0720 起床.
朝飯.
コーヒー.
0900 自宅発.
晴.
0910 研究室着.
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ぱいぷ樹木原稿なおし.
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1140 ひと区切りついたんで,
とりあえず本文だけ印刷しようとしたら
……
A802 印刷機,
トナーぎれ (CANON LBP-2810 用 EP-86 ブラック)
か.
北大生協
に問い合わせ.
到着するのは明日かあるいは明後日,
ということのよーで.
いやはや,
敗因は
「トナーカートリッジ再生」忘れ.
うう.
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代替機たるべき A801 の古い印刷機 LP-9200PS2
は全体に印字がウスい,
とのこと
……
いろいろ調べてみたんだけど,
いまいちよくわからん.
設定の問題ではないんで,
セレンドラム劣化かレーザー照射まわりのよごれだろうと思うんだけどね.
うーむ.
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昼飯.
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ぱいぷ樹木原稿はいったんおいて,
数日前の宿題あれこれ
に着手してみる.
まずは空間相関問題から.
おそらく pseudo likelihood なるコトバが初めてでてきたらしいあたり
(Besag, J.E. 1975. Statistical analysis of non-lattice data. Statistician 24: 179-195)
を.
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けっこう難しくて苦闘する.
これってひょっとして,
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CAR と SAR の区別は重要であり,
Besag は CAR のほうが良さそうだと思ってる
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SAR でうまくいかない例が知られている
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どちらもまともな計算がたいへん
(1975 年あたりのハナシ)
なので coding 技法や pseudo likelihood で回避する
というハナシだろうか.
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1700 から研究科セミナーにでてみる.
大気海洋専攻科のヒトたちは温暖化あれこれから逃れられず
(実際のところそうでもないのかもしれない
……
たとえば生態学研究者だからといって皆が皆
「保全」やってるわけでもないし),
また研究科の劇ヘン COE だの外部からの委託研究もあるんで,
二酸化炭素をめぐる国際的なやりとり調べました,
というもの.
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で,
あれこれ議定書だの合意だのが成立・不成立していった経緯みたわけだが
……
やってる当事者たちって絶対これゲイム感覚で楽しんでるよ.
いや,
そーゆーいんたーなしょなるかけひきで遊んでもらうのは,
おおいに結構なことだと思うんだけど
(人死・破壊のない戦争みたいなもんだし),
科学者だの何だのはそれにまきこまれてふりまわされてる感あるな
(むろん科学者の中にも喜々としてこれに没頭するもの多数).
ちなみに発表者の山中さんは,
深度数千メートルの海中に
二酸化炭素を超臨界 (高温&高圧) 状態で投棄したときに,
それをふくむ「水塊」がどうもぞもぞとうごめきまわるのか,
を計算しておられるそーだ.
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どーもこういう「環境」バナシになると冷静でいられない科学者が,
まわりの建物にもたくさんいるよーで
……
自分は自分は自分は以前からこういった問題主張してきたと繰り返し,
もっと (上記いうところの「ゲイム」) 科学者は「アタマつっこめ」
と主張するせんせーだの,
海洋投棄ゆるすまじ文明のありかたを変えろとの
神意を代読する神官あり
……
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ともかく,
現在の「勝負のながれ」は,
今後数百年にわたって
地中海中に莫大な炭酸ガスながしこみが必要不可欠,
ということになってるらしい.
これらにくらべれば「省エネ」なんてたいしたことないわけで,
ということになっている.
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1840 終了.
工藤さんの AppleMail 設定に苦闘する.
以前に雪野さんの AppleMail でさんざんじたばたしたんで,
かんたんかんたん,
と思ったんだけど,
これは難問だった.
問題の hardware & software をもちいて,
久保アカウント & パスワードなら問題なくサーヴァーに接続できる.
しかし,
工藤アカウント & パスワードは受けつけない.
アカウントもパスワードも正しい
(これは旧マシン上の Eudra で検査できた).
うーむ,
また「宿題」になってしまった.
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M2 平林さんからハチ訪花データ解析プログラム
(in R)
の改良依頼.
ちょっといままでとは異なる種類のデータを追加したい,
ということなンだが
……
なんというか,
再送していただいたゑくせるファイルの内容が
以前とはびみょーに異なるのである.
むろん莫大なデータなので「目で見て」
チェックすることは完全に不可能なんけど,
その R プログラムにつけている「エラーチェック」
機構が数千行の中にある数ヶ所の異常を発見
(ただしこれはエラーチェックプログラムによって発見できる
間違いだけ).
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そのあたり平林さんと相談しつつススめる.
けっきょくゑくせるで新しくごちゃごちゃ手作業したファイルは使わないことに.
以前の,
「エラーチェックずみ」データに含まれる情報をうまく利用して,
新しく調べたい情報を抽出していく R 関数を作った.
今回のところは,
これで完全にうまくいった.
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ということで今期修論においても,
修論生から
「ゑくせるによるデータ加工はわけわからなくなりがち」
という証言 (本人の自由意志によるもの)
が得られた.
じっさいのところ,
ちょっと複雑になるとあちこちに間違いが混入するわけで.
ということで,
ゑくせるでごちゃごちゃと数値をいじくるのはヤメてください.
入力したらあとはぜんぶ R でやればヨシ.
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ばてた.
2240 研究室発.
2250 帰宅.
運動.
晩飯.
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えー,
私の「葉緑体ミトコンドリア兼用説」が
話題
になってしまっているよーですが
……
しかしこの怪説のおかげで,
「なぜ植物の系統樹構築には mtDNA 情報があまりもちいられないか」
がわかった.
ngt さんが解説してくださったところによると,
動物の mtDNA と違い進化速度が遅い,
動物の mtDNA と比べ長い遺伝子間領域あり構造変異が大きい,
ゲノムサイズが 10-100 倍大きい
(200k-2000k),
などの理由があるそうです.
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しかし同 BBS の他のご指摘は何やら,
高校教育が悪いだの
植物系統学者たちは全員責任とれだの
奇矯なコトいって人を驚かせてやれだの
世の中を騒がせるものばかりのようです.
われわれ科学者は老荘の教えをもっとよく学び,
「無為」の道をいき天地の調和を実現しなくてはなりません.
「名人伝」
に記される弓矢の名人のごとく,
「ミトコンドリアも葉緑体も見わけがつかない無念無想の境地」
に到達しえてこそ生物学古今無双の達人
ではありますまいか.
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[今日の運動]
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 5 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
米麦 0.7 合.
ピーマン卵炒飯.
- 昼 (1330):
研究室お茶部屋.
「北欧」カレーパン.
- 晩 (2330):
食パン.
トマト・ピーマン・豆腐のスープ.