ぎょーむ日誌 2005-01-07
2005 年 01 月 07 日 (金)
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0730 起床.
朝飯.
コーヒー.
洗濯.
0900 自宅発.
曇.
0910 研究室着.
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しめきり近づいてきた査読報告提出.
とりあえず 1 本目を読む.
ひどく観念論的なやつ.
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とちゅう昼飯休憩をはさんで作業に専念し,
1510 メイルにて報告書 (敵国語作文で 2 ペイジほど) 提出.
なンというか,
いんちき霊能力者が使っている手品のタネを見破ったよーな
ばかばかしさだ.
じつは数理モデルな論文ではいんちき混入が簡単であり,
同時にごまかしの発見・指摘も容易である.
数式による単純化でちょっとヒネれば結果を好きなように変えることができ,
またあいまいさが排除されて形式が整うので何もかもが明示的になるからだ.
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つぎ,
2 本目.
と言ってもこれで終りなんだが.
しかし時間かかりそうで,
今日中には終りそうにない.
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1720 ひととーり読む.
やはりこっちは難物だ.
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この「引用による『正当化』」ってのはやめてほしいよな.
生態学者がよくやるイヤなてぐちなんだが
……
「○○という文献に書いてある,それゆえにこの方法は正しい」
という発想でもって,
引用文献のみいっさいの説明ぬきで
ぽーんとヘンてこな概念だの数式だのを持ち出してくる.
引用もとさえ示しておけば,
もと文献がいっさいの責任を負い,
自分は何もしなくてよいとする学術的立場,
というような
……
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今回のは,
あまりにも意味不明だったんで,
もと文献にあたってみると,
そんなことはどこにも書かれていない,
という
……
まあ,
これもよくある状況です.
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故意
(この場合は読者がいちいちもと文献を照会することはまれだろう,
と仮定している)
にせよ単なる業務上過失
(誤読による)
にせよ,
ぢつにアタマいたくなるやり口だといってよいだろう.
しかしながら,
こんにちでは
過去 7-8 年以内ぐらいの論文ならごく簡単に入手できるので,
もはやこのようなごまかしは通用しなくなりつつある,
と認識をあらためてもらいたい.
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なぜ「過去 7-8 年以内」でも OK なのか?
それは「犯行側」がその範囲内に
引用もとを求める傾向があるように思われるからだ.
この「引用による正当化」をもくろむ連中は
「新しい論文ほど『引用による正当化』がやりやすい」
とみなしているような気がする
(生態学まわりの分野では).
自分でこういうごまかしをやるとして,
今年出版された論文と 30 年前に出版された論文,
どちらを「引用」しますか?
あるいは検索によって発見しやすいのはどちらだろう?
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しかし査読者がいちいちもと論文をチェックするかどうかは,
たしかに犯行側が想定しているとーり,
決定論的ではなく確率論的なことなので,
こういう間違いを含んだ論文でも多少の「幸運」に恵まれれば
どうどうと出版されてしまう,
と.
で,
またどこかの不注意もの & 不届ものがそれを「引用による正当化」
に利用して,
と
……
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しだいにばててきたので
1910 研究室発.
1930 帰宅.
体重 74.2kg.
運動.
晩飯.
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[今日の運動]
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エアロバイク 50 分間.
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 5 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0800):
米麦 0.8 合.
卵焼き.
ワカメスープ.
- 昼 (1310):
研究室お茶部屋.
米麦 0.7 合.
- 晩 (2300):
米麦 1.0 合.
ハクサイ・ダイコン・ブナシメジ・コンニャク・油揚の味噌汁.