ぎょーむ日誌 2004-11-11
2004 年 11 月 11 日 (木)
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0540 起床.
5 時間ぐらい寝た.
朝飯.
コーヒー.
0640 自宅発.
曇.
0650 研究室着.
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輪読会準備のつづき.
風邪ぎみモードはかなり離脱.
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1210 よーやく準備できた.
14 部複写.
昼飯.
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1300 より Life-history evolution in plants
輪読会.
今日は第 2 章 Modelling and Measuring Plant Life Histories
で,
行列まにあな内容である.
しかも 30 ペイジもある.
これをいっきに終らせないといけない.
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しかしながらですよ,
参加していた大学院生のほとんどが
「行列モデルって何?」
な状態であった.
こんにちの生態学分野の大学院生はそんなの知らないのである.
さらに,
だ.
行列の固有値の意味とかもぜんぜん知られていないわけで
……
このあたり,
必ずしも知らないのが今どきの理系なひとたちなのである.
いや,
昔からそうだったのかな.
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ということで,
1500 ごろまでは,
おそらく今年国内で行なわれたもっとも丁寧なる
「生態学で使う行列モデル」
の解説.
本文とはほとんど無関係.
というのも,
この第 2 章ってのはひたすらひたすら偏執的に
λ
がどうなるかって計算ばかりしてるわけで,
「この『入』ってどういう意味ですか」
では内容がまるでわからないからだ.
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いったん休憩して 1630 ごろまで,
第 2 章をななめよみ
……
「行列モデルって何かの役にたつの」
と考えてる院生あいてに解説してみてわかったんだけど,
こんにちではここまで極度に抽象化されたモデルは
「考えの起点」
としては重要だけど,
ハナシを最後までひっぱっていくチカラはない.
固有値だってよく考えるとそれほどありがたい数量ではない.
無理に使おうとすると,
この第 2 章後半のごとくやぶれかぶれになる.
ひとことでいえば,
面倒な時代になった.
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ところでこの第 2 章,
とにかく 30 ペイジであれもこれも紹介しよう,
というココロ意気はうかがえるのだが
……
いろいろとアヤしい内容も含んでいる.
最初の図は例題としてはヘンで,
固有値の計算も私のみるところほぼでたらめ.
また,
「平均弾力性と要素の変動係数」
なる変てこなグラフが示されていて,
そこに「負の相関」を見いだしてしまった著者は
「解釈」と称していいかげんなこじつけを開陳している.
じつはこれは典型的というほかない
「x vs 1/x の人造相関」
な図で統計学的にも生物学的にもなんの意味もない
「相関」
なのである.
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1630 すぎ終了.
ばてばてばて.
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井田君あいての Perl こんさる業.
データ集計に関するもの.
ついでに同じ問題を R でも解いてみる.
やはり R のほうが遅い
……
が,
おそらくもう少し速くする書きかたが存在するようにも思える.
sapply()
とか
apply
系関数をヘタに使うと遅くなるような気がする.
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かなりへろへろな状態で
1920 研究室発.
1930 帰宅.
体重 73.2kg.
晩飯.
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いきなり寝てしまったけど,
2-3 時間で目がさめる.
なんというか,
みょーに汗びっしょり.
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[今日の運動]
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[今日の食卓]
- 朝 (0550):
米麦 0.7 合.
キャベツ・ブナシメジ・豆腐のシチュー.
- 昼 (1240):
研究室お茶部屋.
米麦 0.7 合.
キャベツ・ブナシメジ・豆腐のシチュー.
- 晩 (2030):
米麦 0.7 合.
キャベツ・ブナシメジ・豆腐のシチュー.