ぎょーむ日誌 2004-07-13
2004 年 07 月 13 日 (火)
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0820 起床.
朝飯.
コーヒー.
0920 自宅発.
晴.
0930 研究室着.
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苫小牧直径成長問題,
8 樹種の推定結果をながめつつ,
ここから気象依存性なるものを数量化する方法を検討してみる
……
あたりまえだが,
苫小牧ボスご指摘のとーり,
気象フィルターパラメーター依存性は年変動するな
(むろんパラメーター推定値は変動したりはしないンだが).
そして樹種によってはサイズでも変動する,
と.
さらに個体差 (の期待値) の「推定」もやっちまってるから,
それも影響しうる,
と.
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うだうだ検討していても
リングワンデリング
状態なので,
ここに返信要点の下がきでもやってみよう.
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気象値依存性あらわす偏微分係数は単純に
(成長量)×(パラメーター推定値)
となる;
あるいは交互作用項なら
(成長量)×(パラメーター推定値)
×(サイズ)
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気象値の気象フィルターパラメーターに関する
偏微分係数は数値的に計算するほかない
(つまり数式を書いてもよくわからない)
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上の 1. と 2. の積が
平均成長量に対する各気象フィルターパラメーターの
偏微分係数となっている
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1.- 3. の値は年変動する
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ここで用いてる確率論的成長モデルはポアソン分布
base なので再生性があり,
(さらにここでは毎年の独立性を仮定しているので)
平均成長量に関する
複数年にまたがる和をとることが許容される;
とうぜんその微分係数もまた和のかたちになる
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厳密にいえば,
ここでは「個体差」を考慮しているので,
ガンマ混合ポアソン分布になる
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ガンマ混合ポアソン分布たる
負の二項分布もまた再生性をもつ;
したがって上のように計算してしまって
さしつかえないように見える
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しかしながら,
じつはこの「個体差」は全期間にわたって保持され
(という状況で
パラメーター推定のための
尤度方程式を定式化している),
このような単純ではないガンマ混合ポアソン分布
の再生性はどうなってるのかよくわからない
……
というかんぢで,
ちょっと不審な点も残存しているが,
腹案としてはこういうところか.
樹木のサイズは全樹種で何かある値に固定するほかなさそうだな.
まずは気象要因依存性に集中するのがよかろう.
えーと,
個体差はすでに推定の段階でランダム変量として分離できてるから,
これは考慮しなくてよいのだろう.
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で,
苫小牧ボスへの腹案説明メイル書き.
まずは気象値 vs 平均直径成長量問題に限定.
説明する作文を試みると,
よりよい説明がみつかることもあるわけで
……
上の個体差問題については「個体差がない極限」
みたいな説明でいいんだな,
と気づいたのでそのように正当化してみる.
送信してみたら,
時刻はすでに 1330 すぎ.
晴れてるので外にでたくないなぁ,
というかんぢだ.
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さて,
時間かせぎメイルもだしたことだし,
未解決問題を検討してみるか.
何で偏微分するのか,
というところだ.
ふつーに考えれば,
そりゃパラメーターだろ,
ということになる.
しかしこの場合はむしろ変量で微分すべきでは?
少なくとも上の気象値 vs 平均成長量の説明に関しては,
こちらのほうがよほどわかりやすい気がする.
ところが,
気象フィルターの中までのぞきこむと,
どちらが良いのかよくわからない.
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ま,
どうせ偏微分は数値的に評価するほかないので,
計算手間としてはどちらも同じではあるんだが.
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国際学会もうしこみフォームの
position title
はナニを書けばよいか,
という質問.
わからんので Matt にお尋ねしてみる.
その説明によると,
名前の前につく prefix みたいなものでよろしかろー,
ということなので,
まあ Dr. とか Mr. とかそういうやつだな.
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昼飯.
お茶部屋の道新 (北海道新聞)
に先日の選挙の分析がのってたんだけど
……
ムネヲ氏は道東では強いねえ.
根室管内では得票率 40% だって.
彼の故郷たる足寄町 (これは十勝管内)
だと 64% にもなる,
というスゴさだが.
しかし落選して安堵した道内企業も多いはずだ.
しばらく前の道新に
「金を払わないとどこで仕事を妨害されるかわからない」
という経営者の匿名告白とかのってんだよね.
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1500 から
講座セミナー,
本日は D1 西村さんのサロベツ話.
播種実験っつーのもたいへんそう,
ということでいままでとってきた植生データから変化を読み取れないのかねえ,
というような提案してみる.
1610 ごろ終了.
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また推定結果解析方法を検討するメイル書き.
今度は気象変量 (もしくは気象フィルターパラメーター)
vs 気象値 vs 成長量の問題.
苫小牧ボスあいての説明なので多少てぬきして説明しても,
補完して読み取っていただけるわけで
……
などといいかげんに書くと,
説明がパラグラフ一個分まるまる欠失したりするわけで.
再提出.
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Matt と熱帯林な統計モデリング議論少々.
R
で指数関数の推定やるときは
results <- glm(..., family = Gamma, ...)
としておいて,
summary(results, dispersion = 1)
とすればよいのか.
なるほど.
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1800-1840 北大構内走.
晴.
この時間に走るとけっこう空腹感が加速する.
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1920 研究室発.
1930 帰宅.
体重 72.4kg.
晩飯.
支払.
電話代 1918 円.
電気代 1516 円.
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お,
カエデ論文修正原稿が.
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[今日の運動]
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北大構内走 1800-1840.
ストレッチング.
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 3 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0840):
米麦 0.7 合.
キャベツ・ニンジン・タマネギ・セロリ・豆腐のカレー.
- 昼 (1430):
研究室お茶部屋.
食パン.
- 晩 (2100):
スパゲッティー.
トマト・キャベツ・タマネギ・エノキダケの煮込.