ぎょーむ日誌 2004-07-10
2004 年 07 月 10 日 (土)
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0820 起床.
ねむい.
朝飯.
コーヒー.
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ミズキ・ホオノキ計算終了している.
合計 12 時間以上かかってる
……
標本数すくないのにこの時間のかかりかたは何なのだろうか.
両方とも「遷移初期種」ということなんだが,
このあたりが影響してるのかもしれん.
というのも,
小さい個体の成長が中大個体に比べて極端に悪いように「見えて」,
このあたりの推定に苦闘していたようだ.
ただし,
これらの樹種が「小さいときに成長速度が悪い」
と考えるのは早計である.
おそらく
「現在も残っている小径木の成長は悪い」
と判断したほうがマシという気がする.
苫小牧の森林の状態も絶えず変化しつづけてるわけで.
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ともかく結果を wiki にアップロード.
うーむ,
8 樹種にふやすことに利害得失の勘定が難しい
……
とゆーか,
損失に関しては現在のところ
「計算時間がたくさん必要になる」
以外はないのかもしれないけど.
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しかしながら,
時間ないと言いつつ怠業してみたり.
怠業.
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買い物してから昼飯.
1400 自宅発.
曇.
1410 研究室着.
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苫小牧直径問題,
推定計算プログラムを少し手直ししてみる.
モデル選択基準 AIC の計算で,
じつはパラメーター数のカウント方法に
自明でない部分があることに気づいたもんで
……
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現在のパラメーター推定方法は二段階になってる.
気象値のある集合に属する
すべての気象値のもとで
AIC を最小化するようなパラメーターセットを決定し,
つぎにその気象値集合の中で最良のものを選抜する,
というしくみだ.
つまり内側と外側の計算がある.
結論だけ言うと,
内側の計算では気象値のパラメーター数をカウントしないのが正しく,
外側の計算ではカウントしなければならない,
と考えるべきだろう
……
というかこの内側・外側というのは
R
で書いてる計算プログラムの都合
(つまり人間による理解のための便宜)
にすぎないわけで,
そんなものはないという言いかたもできるわけだが.
ややこしい.
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ま,
そのあたりに対応できるように計算プログラムを少しなおして,
と.
結果はどうなるだろうな.
たぶん年変動の大きい樹種ではいままでと同じだろう.
しかしそうでない樹種ではより単純化されたモデルが
選ばれてしまうかもしれない.
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1635 推定計算再開.
前回と同じぐらい手間がかかるとすると終了するまで
およそ 55 時間.
今回の手なおしで計算時間が短くならんかな,
と念じつつ,
各気象値において最尤推定値が収束していく様子を
ちょっとモニターしてみたんだけど
……
気象値項の「コスト」が高くなってしまえば,
また別のよけーな項が選ばれるわけで,
計算短縮化は無理かもしれん,
とゆーかんぢ.
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などとうだうだしてたら,
雨がふってきてしまったので北大構内走に出れん.
せっかくいい具合の曇天だったのに.
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いま実行している計算手順の再確認.
苫小牧ボスに現状奏上メイル.
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しかし,
この計算もうちょい短くならんものかな.
全計算時間の 2-3 割がムダ計算時間なのは間違いないんだが,
これを簡単に短縮する手段が思いつかない
……
もうちょい,
発想をきりかえたらどうだろうか,
計算の順番を変える,
というような
……
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こういうふうに変形できるなら,
10 倍ぐらいは速くなりそうなんだが
……
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線形モデル部分のクラスを決める
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optim()
で線形モデルのパラメーターの最尤推定値を計算する
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最良気象値セットを線形探索する
しかしながらこの順番でやると,
たぶん 3. でおかしくなるよな.
関数 optim()
が発狂して収束しなくなりそう.
うーむ.
やっぱダメか.
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うーむ,
ぎょーむ日誌から情報削除しろというメイルがきたので削除.
みなさん
エコカップ
となると目の色がかわるんだから
……
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進行中の苫小牧再計算については,
ちょっとだけ速くなってるもよう.
しかし,
合計 50 時間は突破しそうだな.
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上の変形案の番号でいうと,
現状は 3.→1.→2. である.
えーと,
1.→3.→2. とすれば,
無駄計算は原理的には回避できるな.
しかし速度向上はうまくいっても
3 割ぐらいだろう.
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むろん 3 割ならやる価値はあるけどね.
あ,
しかし光合成気象値と代謝気象値の分離がちょいめんどうか?
いやいや,
別々に計算しといて,
それこそ R の
expand.grid()
関数を使えばよいだけのハナシ,
だな.
残り時間が少なくなったおかげで,
検討すべきモデルが限定されてるしまい,
このあたりはかえってやりやすい.
暗中模索時代にはこういう改造はできないわけで.
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しつこく 3. を最後にもってくるアイデアを通す方法を考える
……
だめだ.
一般化線形混合モデル,
より具体的にいうと
線形予測子をもつ混合ポアソン分布モデルの評価は,
ネストする計算の「末端」でやるほかない.
ということは R の
optim()
ヤメて自作の Nelder-Mead 法関数でも使うか?
しかしたいして速くならんだろうな.
数倍速くならないと,
気象フィルターの
パラメーター探索範囲がひろがらないんだよね.
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うだうだ考えたけれど成果なく
2030 研究室発.
雨.
2040 帰宅.
晩飯.
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[今日の運動]
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腹筋運動 30 ×
3 回.
腕立ふせ 3 ×
3 回.
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[今日の食卓]
- 朝 (0900):
パンケイキ.
- 昼 (1340):
蕎麦.
- 晩 (2130):
米麦 1.0 合.
キャベツ・ニンジン・タマネギ・セロリ・豆腐のカレー.