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ぎょーむ日誌 2004-02-21
苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (
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2004 年 02 月 21 日 (土)
0620 起床. コーヒー. 朝飯. 0735 自宅発. 曇. 本日は生態学会北海道
地区会
, 苫小牧駒沢大学にて.
0745 JR 札幌駅着. 苫小牧まで 1410 円. 0754 同発. 各駅停車でしかも「5 分停車」とかひんぱんに. 0912 苫小牧着. ここで出る方向を間違えてしまって駅南口のバスターミナルへ. 正解は駅北口だったのに (この見づらい
苫小牧市営バス時刻表
がいかん, とか言ってみる) …… もはや 1000 開会にはまにあわん.
バスターミナルの時刻表調べて 0930 バスターミナル発 駒沢大行きに乗る. これは「澄川錦岡線」というやつで …… 火山と海岸におしつぶされてる
苫小牧市
, このハバのせまい街いっぱいを蛇行するやんきーのごとき経路 とおりやがるんだよね. 駅北口発なら 40 分弱で到達するのに, こちらだと 50 分かかる. しかしこれがこの時間帯では最速なんだよね.
1018
苫小牧駒沢大学
着. ここまで 390 円. バス停すぐ前の建物の一講義室で地区会やってる. 一番手の岡部さんのアライグマ話はききそこなった. 残念. 二番手以降はじっくりと聞く (「若手」セッションは一人あたり 20 分).
本日, 私がこんな遠方まで来た理由は, 地区会会議のついでに釧路大会雑用会議があり, ここで知らないあいだにネット雑用が増やされたらイヤなんで, それを防止するべくきたわけだが …… もうひとつの目的は, 修論生たちの発表を聞くことにある.
北海道地区会, もともと生態学者が少ないうえに, 「地区会でしゃべってもなぁ」 ということで講演者が少なかった. そこで「若手賞」なる賞金を創設し, 修論生たちに発表してもらおう, という試みがここ数年つづいている …… これは意外と良い.
というのも, 地環研の修論発表前後はこちらもばてきり, 他の研究室・学部の修論発表まで聞きにいくよゆーがないためだ. しかし, この地区会に出席すれば, 地環研の他研究室・農学部 (とくに研究林)・低温研 の生態学研究する院生たちのハナシがいっきょにまとめて開陳される. しかもふだんはなかなか聞けない動物生態学の話とか, ですね. 全国の大会 (e.g. 今年夏に開催される釧路大会とか) に行っても, 植物のハナシばかり聞くことが多いんで, こういう機会はありがたい.
この「若手」セッションは 1000 から 1500 すぎまで, つまりほとんどの時間を占めている. 最初は動物のヒトたちから始まり, これが午後すぎても続く (つまり植物系が少ない). エゾリス,渓流魚,エゾシカ,淡水産二枚貝,クマムシ,水棲昆虫 ……
いつものことながら, 液晶プロジェクター問題生じる. どうもここの講義室すえつけのやつは少し古くて調整が難しい …… なんで周波数を 75Hz とかにせんといかんわけ (と,なぜかしら私が調整役をやらされたり). けっきょく, 苫小牧研究林から持ってこられた新型を使うことに.
昼飯時間に地区会役員会と称するのが開催される. 来年は北大低温研, 世話役は地環研 (どこの研究室だ?) がやるそーで. 心配していた釧路大会雑用会議は, てきとーなる現況報告だけで終った. しかし, 「中央」からポスター賞なる面倒を押しつけられるかも, という良からぬハナシが ……
[地区会発表の様子]
名寄研究林の植村さんと熱く討論する西村さん. 写真上に写ってるのが, 問題だらけだった液晶プロジェクター.
午後のセッションの途中から植物ハナシに切り替わる. 最後は永光弟子の三人衆が …… という予定だったんだけど, プロジェクター不調でトバされてしまった 三宅さん (低温研) が最後に群集生態学ハナシを.
予定より遅れて 1620 から一般講演. こちらは 5 個だけ, しかもひとつ 15 分. 終ったら総会とよばれる総務報告・会計報告. じつはこのときまでに, 参加者 (といってもピーク人数 50 人ぐらいだったが) の過半数は帰ってしまっていて, ですね ……
会場の片づけをちょっと手伝ってから, 懇親会会場へ. ああ, やはり参加人数は 20 人弱ですか (地環研植物からの参加者は私のみ). しかし本日発表した他講座の院生たちと, あれこれ議論できてなかなか楽しい.
[窒素りっちな懇親会]
タンパク質ばかりで充填された懇親会料理. ごうせいというか, これまた北海道的, とゆーか. どのテイブルもこれしかのってない, という状況は, ぢつはかなりキツい.
さーて, この場で発表された「若手賞」の結果だが. 今回は賞金 3 万円に対して, 同点一位が 3 名. とゆーことで 1 万円ずつ. 受賞者は
「広域分布を示す
オニクマムシ
の耐乾燥性と耐低温性」
堀川大樹 (地環研・東正剛研)
「生息地の分断化が絶滅危惧樹木
クロビイタヤ
の繁殖成功と遺伝的多様性に与える影響」
堀田万祐子 (苫小牧研究林)
「根萌芽を行う
シウリザクラ
Prunus ssiori
の個葉特性変異と食害パターン」
大澤剛士 (地環研・地域生態)
と発表された.
堀川君のクマムシ研究は面白い材料で料理法も工夫して (割算値を「分散分析」してるとこ以外は), 発表演出も凝っていた. 植物の二人は永光弟子である. 堀田さんの研究は千歳市内で 分断されてるカエデ集団の繁殖きっちり調べました, というもの. 本日の大澤君は修論発表時の 「別人のごとき丁寧なる説明」 ではなく, いつもの大澤説明にやや近かったけど, 齋藤・戸田質問をてきとーにというか, それっぽくあしらったのでポイント稼いだのかもしれん. 今回は修論生のみなさんのポイント, けっこう伯仲してたと思う.
賞金授与 (これは諭吉紙幣を直接手渡す, という荒々しい北海道スタイルで執り行われる) の段階になって 「あれ? 大澤君いないの?」 と神田地区会長が呼ばわってるので, すかさず 「大澤のまねーぢゃーの久保でございます, ワタクシがおあずかりします」 と, いちまんえん着服してしまった. 役得役得. 日浦さんも 「代理人」 と称して堀田さん賞金を横取りしてたので同罪である.
懇親会は 1920 ごろおひらきになる. 苫小牧研究林の誰かに駅まで送っていただこう, という下ゴコロを隠しつつ会場の後片づけ手伝ってから, 建物の外に出ると, いかなる奇跡かこの時間には 60 分に一本の市営バスが止まってたので, それに飛びのる. 1935 駒沢大発.
2010 JR 苫小牧駅着. えーと札幌行きは …… あと 40 分も待たんといかんの? 不幸中のさいわいで駅前長崎屋の本屋がまだこの時間でも開店してたので, そこで時間をツブす.
2048 苫小牧発. また各駅停車の旅. 2202 札幌着. 2220 帰宅.
[今日の食卓]
朝 (0650): 米麦 0.8 合. キャベツ・ショウガ・エノキダケの炒めもの.
昼 (1220): 弁当. 米麦 0.7 合. キャベツ・ショウガ・エノキダケの炒めもの.
晩 (1820): 地区会懇親会.
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