ぎょーむ日誌 2004-01-30
2004 年 01 月 30 日 (金)
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0800 起床.
朝飯.
コーヒー.
0850 自宅発.
曇.
0900 研究室着.
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1000 論文セミナー ,
本日は奥田君が bivariate な
(と論文中では書いてるが,そういってよいのか?)
空間統計学論文で,
個体のランダム配置とランダム名札づけを的確に区別せよ,
って内容.
そりゃ,
区別は重要ですけどね
……
動物集団についてはわからんのだけど
(しかし昆虫などでは距離法はあまり有効ではあるまい),
植物の集団に関してはランダム配置生成のモデルって,
あまり使いどころないんぢゃないの?
「一様」に見える場所でもじつは住適不適があるから,
標本数が増えるとたちまち Poisson 分布からずれると思うんだよねえ
(むしろ空間解像度のあらい区画法むきなのか?).
ほとんどの用事はランダム名札づけ (random labeling)
ですむんじゃないでしょーか.
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北大構内雪上走.
北 12 「北欧」パンで昼飯調達.
ついでに ICI スポーツで山スキーシール糊 (グルー)
のチューブ 1 本 1260 円購入.
もどって昼飯.
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本日午後は PlotNet なる
ゑくせるファイル交換同人の集まりをそのへんでやってるよーなんだけど,
うかつに出席すると死ぬような雑用ばかり押しつけられることになるので逃げる
(夕方すぎ,
気の毒なるかとー先生はまさにそういう境遇におかれていた).
苫小牧直径成長モデリング問題に関して,
おそるべき勢いで解析していく鍋嶋さんメイルにお返事かきなど.
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大澤君とシウリザクラ雑談.
苫小牧シウリザクラの現時点において残存してる
未解決かつ重要なナゾとして,
永光さん解明された遺伝子型を投影してみると,
genet なるものが排他的なかたまりを形成してるよーに見えるんだけど,
これってホントにそうなのか?
そうだとしたら何故なのか?
種子由来の個体はホントに巨大 genet 内部に定着できないのか?
……
というあたり.
じつはこれは大澤調査において,
各 ramet に対する
「所属 genet」
なる名札づけがまっとうだったかどうか,
を左右する現象なんだよねえ.
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7-8F でヒマそーに見えるのは私だけであったために,
昨日の「A 棟けむり蔓延事件」に関する説明うんぬんに出席せよ,
との指令を雪野さんからいただく.
これは抗命不可能ってやつですね.
1600 事故現場たる A606 実験室へ.
説明された事故の経緯としては
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北大のあちこちの実験室で draft chamber 新型化の工事
がいっせいにおこなわれている
(あとで日浦さんに聞いたところによると,
全体で数億円を費しているとか)
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これは地環研事務ではなく大学本部施設課の担当だった
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工事の日程がおしていた
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古いダクトを交換する作業と新 chamber 導入準備のための
天井鉄骨切断工事を同時並行してやっていた
(ふつーはやってはいかんらしい)
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鉄骨切断の火花が旧ダクト内に飛びこみ,そこに残留して
いた「何か」(不明) に引火して小火災が発生した
(ふつーはそうならないように防災シートなるものをつける
んだけどやってなかった)
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工事現場には消火器がなかったので 6F 備え付けの消火器
2 本を消費して火災消火した -- われわれの研究室まで
ながれてきた「けむり」らしきものの正体はこの消化剤
のものらしい (?)
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事件発生は 17:30 で地環研事務の人間がおらず,本部のヒト
は全館アナウンスのやりかたがわからなかったので,連絡
がまったくないまま事件が終った
対策,のつもりらしいこととしては,
火花がとびちっても火災にならんよーに,
今後は防災シートなどをつけるようにする,
とか.
最後の質疑応答で誰も指摘しなかったんで,
「今回の事故発生時に棟内にいる人たちに一切の連絡なかったので,
時間外 (夜間 or 休日)
にも全館アナウンスができるように手配してもらえませんか」
と私が言ってみた.
すると,
今まで大学本部事務の責任の糾弾に熱心だった地環研事務官がやや狼狽して,
その件に関しては打ち合わせましょうと本部事務官に協調を求めたのであった.
ゲイム理論的,
というべき状況なんだろか?
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あと,
講座が注意すべきこととしては,
実験室などで工事がおこなわれるときに,「火花が飛び散る」
「消化剤ばらまかれる」事態が発生しうるので,工事前には
可然物 危険物のたぐいは撤去し,消化剤をかぶったら困る
機械はビニールシートなどで保護すること,
ということのよーで.
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小菅せんせーがまた隠匿してくれましたよ
……
8F 闇ネットの IP アドレスに使えないものがある,
と思ったら小菅せんせーの隠匿計算機がこっそり使用していたのであった.
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biometry におけるやりとり.
粕谷さんメイルから引用させていただくと:
久保さん:
三中さんはなぜ「ぶーとすとらっぷ」ではなく「ぶーつすとらっぷ」
と表記されるのでしょうか? 何か謂れ因縁故事来歴物語がありそう
な気がします.
三中さん:
単なる日本語の感覚的〈慣れ〉の問題でしょうが,「ブート」と言われたよりも
「ブーツ」の方が〈靴っぽい〉語感がありません?(主観的なのは重々承知)
私も以前から気になっていました。他の分野ですが、bootlegもブ−ツレッグとブ−
トレッグと両方見られるようです。統計にあまり関係なくなってすみません。
私は外来語であっても日本語としての語感を重視する,
という三中さんの立場に意表をつかれた思いであった.
蛇足ながら検索してみると,
今日ではブートレッグのほうが使用例が多く見つかるよーな
……
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1800 すぎ,
PlotNet 会議も終ったよーなんで,
遠方から参加された皆さんと JR 札幌駅北西地下の居酒屋へ.
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2020 研究室にもどる.
山スキーシールの糊 (グルー) はりかえの試み.
うまくいくかどうか.
こちらのペイジ
など参考にしてアイロンの準備なんかはしてみたんだけど.
どうも古いグルーを取り除くのが難しい.
技法の問題かアイロン温度の問題か道具の問題か.
とりあえず新しいグルーをのせてアイロンで圧延するだけにしよう
……
これまた難物で,
「糊がついてもくっつかないシート」
が必要である.
手近にあるいろんな素材をためしてみた.
最良だったのは,
ガムテイプを紙に並列に張りつけていってシート状にしたもの.
これって糊面につけてもキレイにはがせる.
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PlotNet 二次会後の清野さん・西村さんがお茶部屋にみえる.
とくに清野さんは絶好調モードであり,
2400 まぢかに妙技「終電の魔術師」をひさびさに披露してくださった.
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2530 研究室発.
2540 帰宅.
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[今日の運動]
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北大構内走 1250-1320.
ストレッチング.
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[今日の食卓]
- 朝 (0810):
米麦 0.7 合.
ハクサイ・タマネギ・コンブ・煮干・油揚の味噌汁.
- 昼 (1410):
研究室お茶部屋.
「北欧」ベイグルサンドイッチ.
- 晩 (1820):
PlotNet 宴会につきあう.