ぎょーむ日誌 2004-01-09

2004 年 01 月 09 日 (金)

• 0750 起床． 朝飯． コーヒー． 0910 自宅発． 大雪． 0920 研究室着． 論文よみ．
• 1000 論文セミナー ， 今日は塩寺さんがオーストラリア熱帯な 湿潤 vs 乾燥 & P-rich vs P-poor な森林で取れた葉っぱの群集スケイルな比較の論文の紹介． 基本的には最大光合成速度は何で決まるか， でリンだの窒素だの SLA (怪しげ割算値) だのあれこれで説明してみませう， というもの． standardized major axis あてはめなるタテ横最小二乗法 (著者たちが作った SMATR なる計算ソフトウェアとかも公開されてたり) で呪われぐあいを推し量ろうとは努力してるんだが …… ぢう回帰モデリングはやはり呪われた結果なのであった． ふーむ． 熱帯・多種・割算値・クモの巣状交絡網 …… といった解析を難しくしてしまう要素がでそろってしまうと， もはや人間の限界といいますか． 1130 終了．
• 昼飯 …… 食おうとしたら， 工藤さんあいてに offset つき一般化線形モデル (昨日，よーやくにして「発掘」されたあれ) の説明をすることに． ともかく割算値問題はこれで終了． カウントデータ解析は「そのままの値」に 離散確率分布をあてはめて楽しくやりましょう， ということで． めでたい．
• 昼飯後にシウリザクラの opportunity cost 計算問題に再びとりくむ． これは昨年いんちきな計算をやって放置しといたものだ． ここでいう opportunity cost とは 「もしこの葉っぱが虫にかじられなければ， どれぐらい残存できていただろうか (つまり生産に貢献できただろうか)」 の推定値である．
• うーん， 書いてみると opportunity cost なる terminology は良くないような気がしてきた．
• ともかく， 各シュートごとにこの「失われた葉の価値」 を計算していく機構を作っていく． 基本的にはそんなに難しい計算ではない．
• こちらで得られた見積もり計算を大澤君に渡して， 芽の個数を説明する一般化線形混合モデルにほうりこむと …… まぁ， そんなに悪くはないのかな． とゆーことで． 1630 一件落着． お茶部屋にいくと奇怪な現場にでくわす．

[そーてぃんぐ]

CN こーだー用とかとか多様性うんちゃら用の サンプルとかをひたすら処理しなければならぬ生態学者が ココロを少し病んでしまうと， このような症状がでる． 分類されてしまったのは熊のグミ．

• opportunity cost あらため食害コストと呼ぶことにした 量を計算する方法についてメモにまとめてみる …… つまりまあ修論というものには， ところどころ M2 の表現能力を超えてる部分があるんでは， と思うわけですよ．
• しかし推定計算結果をよくよく見ると， 「虫にかじられたせいで死亡」 という部分だけを ホントに分離 するってのは不可能に近いな． とくに一般化混合線形モデルではその困難までをも わかりやすく (つまりあからさまに) 表現しちゃってるわけで ……
• メモ書き途中のまま 2020 研究室発． 晴． 2030 帰宅． 体重 73.6kg． げー， なんで太ってるわけ?
• で， なんか晩飯後にひたすらだらだらする習慣は不治なんだろーか． 2600 消灯．
• [今日の素読]
  • りはびり中
• [今日の運動]
  • 腹筋運動 30 × 3 回． 運動量すくないんだろーな， これ
• [今日の食卓]
  • 朝 (0810): 米麦 0.7 合．
  • 昼 (1310): 弁当． 研究室お茶部屋． 米麦 0.7 合． キャベツ・タマネギ・豆腐の炒めもの．
  • 晩 (2130): 米麦 0.7 合． キャベツ・タマネギ・エノキダケ・豆腐のシチュー．