ぎょーむ日誌 2003-09-22
2003 年 09 月 22 日 (月)
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0820 起床.
0840 自宅発.
曇.
0850 研究室着.
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水ポテンシャルでもって樹高成長をどうやって制動すべきか?
……
という問題の答えがわかってきた.
ということで,
これまでの
ぱいぷ樹木
集団状態問題の難所だった
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個体数の減少
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個体間激烈ばとる後の「直径」成長
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樹高成長速度の急増と急減
のモデリング方法がいずれもだんだんほどけてきた,
と申しますか.
さすがに「これ」ばっかやってると,
いいかげんわかってくるというか.
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1300 より 講座セミナー,
で私がしゃべったわけだが.
植物学会シンポジウムの発表準備はまるでできてないんで,
今回の地下部に関する構造・機能・影響を LaTeX slide でまとめて,
dvipdfm
で PDF ファイル化したのを投影して説明してみた.
1420 終了.
まあ,
なんとかなった.
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と思ったんだけど,
昼飯とか食ってたら PD コンビの石井・長谷川両氏から,
もっと introduction に時間を割いたら,
というコメント.
つまり方法論と結論の正当化をもっとやれってことだな.
そんなのは相手にあわせてなんとでもでっちあげてみせるけど,
それ以前に
これってそもそも方法論それ自身がハナシの中心なのになぁ
……
とはいえ,
指摘されてよーやく気づいたんだけど,
たしかに植物学会シンポジウムで
「いろいろな問題解決に役立ちそうなこんな道具を作りました」
では何も理解してもらえないだろうから,
あたかも特定問題を解くためだけにこういうことやってるんです,
というように自らの立場を貶めないといかんのだろうね.
どのあたりで折り合いをつけてやりますかね.
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というふうに議論してると,
この Abies PipeTree はじつに「あろめとらー」
(パイプモデル制約とかシュートの太さ-長さ関係といった
アロメトリーなる形状ルールがひどく重要だと考えるヒトたち)
の注文をうけて彼らのために構築してるモノになってる
……
という側面が強いやうですなという気がしてきた.
私自身は真性教条主義的あろめとらーではなく
機会主義的・便宜主義的なあろめとらーにすぎんのに.
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たしかに
ぱいぷ樹木
の中でアロメトリーが果たしてる役目はかなり大きいんだけど
(そもそもその名前からして),
これを正直に前面にだしてしまうのはあまりにも怪しげだ.
ならば,
どういうふうに提示してみせればよいのだろうか.
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国際交流会館に光ファイバーを
なんとかして引きこもうとする孤軍奮闘なる努力のつづき.
NTT 札幌が当該建物周辺と電柱までの距離を印した略図を作成して
ファクシミリにて送信せよ,
なる命令を出してきたので北大構内を東→西と横断して
苗畑をつっきって国際交流会館へ.
歩測でだいたいの距離を測定してみる.
あと電柱番号とやらも記録しとけといってたな
……
これの表示がじつに車道がわの高いところにあって,
車がびゅんびゅん通りすぎてるのを背に電柱にしがみついて
のけぞって
「北電下手稲通二四」
と読み取ってみる.
かとーオフィスにもどって略図を作って送信.
[NTT の要求する地図]
こういうの作ったわけです.
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2040 研究室発.
2100 帰宅.
体重 70.0kg.
うーむ,
盆栽やせ.
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晩飯食ったらすぐに寝てしまったんだけど,
夜中に起きてまたごそごそと計算などなど.
水ポテンシャルが伸長成長を決定する,
というアイデアはなかなかよさげではあるんだけど,
その帰結として少しばかり「背ぞろい」的なパターンが
にじみでてきたのはイヤだなぁ.
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某宣教師殿がまた
ヘンなもの
つくって喜んでるけど,
当方にとって最後の危機はすでに
今から 20 時間ほど昔に去ってしまった,
というかんぢで.
まだこんなに時間を使っていいのかというのが現状ですな.
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[今日の食卓]
- 朝:
食ってない.
- 昼 (1430):
「北欧」バゲット.
- 晩 (2120):
米麦 0.7 合.
ハクサイ・ニンジン・エノキダケのシチュー.