ぎょーむ日誌 2002-10-18

2002 年 10 月 18 日 (金)

• 0840 起床． ねむいけど少し回復してきた． シャワー． 0850 自宅発． 曇． 0900 研究室着． 朝飯． コーヒー．
• 石井さんに訪花シミュレイションの説明， MacPerl での動かしかたとか．
• かとー先生が来て iMac に入ってた MacOS X は 10.2 ではなく 10.1.5 が判明したという． やれやれ． OS X ユーティリティーである インストーラーとやらも 「ヴァージョンあってません」 ぐらいは言えよ．
• しかし旧 MacOS から MacOS X に移行するヒトたちって (新しく MacOS X から始めるヒトは多くないだろう …… Apple 社のよくわからぬ のりかえキャンペイン にもかかわらず)， その大多数は Terminal とか Unix 的使いかたはしないまま一生を終えるんだろうな． それはけっこうなんだが， さて MacOS X ユーザーが顧客中に増えてきた場合， 当方の商売はどうすべきだろうか …… ま， 相手によるか．
• 図書館の有料サーヴィスに関する申請書類をいまごろになってだす． すぐにメイルで登録通知がきたので， さっそく学外文献複写依頼を図書館 web site から出す． このあたりなかなかよくネットワーク化されている． 他の事務処理とくらべて．
• さっさと PipeTree その他のプログラム書きとか計算とかやりたいんだけど， その前にもうひとつ不可避雑用に着手． 科研費申請である． 北大科研費サイトには腐れわーどとかよくわからぬ一太郎の 申請フォームしか置いてないんだけど， かかる絶望的まぬけわーぷろ暗黒時代にあっても一条の光明あり． 有志の皆さまの尽力によって 科研費書類 LaTeX マクロ が公開されている． 感謝しつつダウンロード．

[わーぷろ暗黒時代] 北大事務 が準備したペイジ． MS わーどとやらに 互換性がまったくない とゆー事実の顕現． Mac 用・2000 より前・2000 以降， とずらずら並んでる． そして一太郎まで …… ということで， わーぷろ使うのやめましょう．

• えーと， 生物学・基礎生物学． 細目は生態・環境 (番号 5702)というあたりか …… ちと面倒くさい．
• ひと休みして昼飯を食おうとしたら， 甲山さんが「今日は専攻科会議」 と教えてくださる． いかん完全に忘れていた． 弁当はあとまわしで 2F 講義室にいく． 知らぬうちに試験監督雑用とかおしつけられんのも イヤなんで．
• 生態環境科学専攻科， ってのは学科のようなもんですな． その上の階層である地球環境科学研究科ってのは 学部のごときものだから．
• で， 90 分におよんだ会議に取り上げられたことは 私にはほぼ関係ないことばかりだった． カネとヒトと講義のハナシ， というところか． べつに秘密でもなんでもないんだろうけど， まったく面白くないし詳細紹介しようにも ……
• 私は 90 分のあいだ， 資料として配られていた紙きれのウラとかで計算ばかりやってたもんで． こういう状況では計算にたいへん集中できてよろしい．
  • 7 月ごろに考えついた 三次元空間内の「円筒」高速アタリ判定の 場合わけの検討． これをうまくやれば計算が減らせるかも …… どうかな?
  • 分散が一定ではない正規分布最尤推定 (ただし一般化線形モデル) 分散をどう表現すれば計算が多少はラクになるか， という問題． Var = exp(μ - c0) - exp(c1 - c0) ってのがなかなかいいんでなかろーか．
  ということで有意義な会議でした．
• 研究室お茶部屋にもどって昼飯． 科研費書類作業にもどる．
• おっ， この科研費マクロってちょー強力だ． 請求金額を書くのは一ヶ所に集中してるんだけど， それに基づいてあちこち記入すべき金額を ぱぱっと集計計算してくれたりするよ …… おまけに「若手 (B) は 500 万円が上限です」 とか警告だしたり． LaTeX マクロがこれほど強力な「プログラミング言語」 であったとは!
• ということで書類かきが少し楽しくなる． 組版した結果もきれいだしね．
• ちょっと自分で手をいれてみると (いらんところとか少しばかり消しただけなんだが)， LaTeX コンパイルエラーでコケる． しかし例外処理というべきものが強力なんで 複雑なテンプレイトのどこで問題が生じているか わりと簡単に特定できた．
• MacOS X (10.2) Jaguar， その Development tools (gcc だの make だの) さらに binary package 導入機構 Fink (じつはこれは Debian な apt システムだった …… apt-get できる!) などなどを導入して iMac を 「使える Unix マシン」と化しつつある かとー先生の作業を見学する．
• ファイルシステムはどこもかしこも HFS+． こいつの上ではファイル名とかは UTF-8 か． しかし Unix 道具たち (less とか) が EUC 対応なせいか， Terminal で「ことえり」日本語入力すると EUC が流し込まれる． 「ことえり」が EUC …… なんてしゅーるな．
• MacOS X の /usr/bin/perl は Finder 側というかなんというか Mac な方向からは 直接には実行できない …… えーい， はがゆい． テキストエディタ mi から /usr/bin/perl を動かせる …… しかし標準エラー出力すらないので (標準出力は mi のウィンドウひらくんだが)， この環境では debug 難しそうだ．
• つまり MacOS X に移行したからといって だれもがお手軽 Unix プログラミング環境を享受できるわけではない …… Terminal (Windows でいう DOS 窓 (プロンプト) のごとき 外観の端末画面) でシェル(tcsh とか zsh とか bash インストール?) とか Unix エディタ(vi とか emacs とか vim インストール?) とかを うまく使えないと楽しくないんだよね …… なかなか GUI ひとすぢ○○年なヒトたちには難しいだろう． まぁ， そのうち誰かがもうちょっと安直な 「Unix 端末」作ってくれそうな気がするんだけど．
• シェルとエディタがうまく扱えるかどうかは Unix 操作のキモだね …… これができないヒトは何年 Unix 使ってても まったく進歩なくぎこちなくじたばたするばかり．
• MacOS X 動作を見学してるうちに疲れてきたので 2020 研究室発． 2040 帰宅． 体重 72.8kg．
• でれでれして運動してから晩飯．
• にせアカマツ共著者の広島の里村さんからきびしいご指摘あれこれと． うーむ， 図表を少し修正せんといかんかも． まぁ， その日のために作図・作表を全自動化してきたわけだが．
• 京都の中静さんからまたなぜか科研費申請のおさそいうける． 種子散布→実生生残過程の解析か． 個体ベイスな 小川三次元シミュレイター で何やるつもりなのか， いまいちはっきりしない． このあたり何かコメントすべきなんだが ……
• しかし今晩は何も仕事がススまず．
• [今日の素読]
  • Feynman, R.P. 1995. Chemical reactions, in Chapter 1 ``Atoms in Motion'' (September 26, 1961, Caltech) of ``Six Easy Pieces''. Perseus Books.
  • ``In all of the processes which have been described so far, the atoms and the ions have not changed partners, but of course, thre are circumstances in which the atoms do change combinations, foming new molecules.''
• [今日の運動]
  • 腹筋運動 30 × 3 回．
  • 自宅空自転車． 2210 より 30 分間 300kcal． ストレッチング．
• [今日の食卓]
  • 朝 (0915): 研究室お茶部屋． パン． コーヒー．
  • 昼 (1500): 弁当． 研究室お茶部屋． 米麦 0.8 合． シュンギク・マイタケの和えもの．
  • 晩 (2320): 米麦 0.8 合． シュンギク・マイタケの和えもの． シシトウ・コマツナ・タマネギの炒めもの．