ぎょーむ日誌 2002-03-20

2002 年 03 月 20 日 (水)

• 0700 起床 …… 昨晩も気づかないうちに寝てしまって 0300 ごろに目を覚ます． 「はっ， 朝までに古本・古雑誌その他の紙ゴミ出さなくては」 とヒモくくり作業． 今回はそんなに量はなかったんだけど搬出もふくめて 一時間以上費す． このまま朝まで起きてようかと思ったんだけどバテそうなんで， 少しでも寝ておくことにする． でもなかなか眠れなくて， ですね ……
• 朝飯・弁当の準備． 朝飯． コーヒー． シャワー．
• 0750 自宅発． 晴れ． 特急に乗って 0801 京急平和島発． 普通に乗り換えて 0828 京急上大岡発． 0845 研究所着．
• 本務であるぎょーむ日誌書きもやらずに， 新計算系のもとでのパラメーター推定自動化の再整備． いろいろ試運転してみたり． といっても直径成長に関するものだけなんだけどねえ ……
• 正午すぎても作業が中断できない． 1230 トイレでジャージ上下に着替えて 独房群内の人目につきにくい経路を選んで脱柵． 今日も晴天． 富岡総合公園 前峰までゆっくり走って登り， 頂上でストレッチング． ここで時間切れ． 引き返して 1250 独房群帰着．
• ある程度は自動化が進捗してきたので， 昼飯食ったりメイル書いたりしながら計算を進めてみる．
• おっと， 来週の仙台の宿泊を確保してなかった． またまた Yahoo! 経由で市内のホテルの予約． 朝飯つきで 6800 円． 残念ながら今回は一泊で帰る． まぬけだ．
• 直径成長モデルのパラメーター推定の続き． この種の計算をやるのは昨年の 6 月以来のことなんだが …… 久しぶりにやってみると虚心坦懐になれる， というか以前なら使わなかった 単純な関数型のモデルを使ってみたりする． 一般化線形モデルに近いようなやつね． で， これで実現する最大化尤度が意外と高かったり． 見た目もよい．
• べつにヒトのせいにするわけではないんだが …… こういうのにも甲山さんモデリングの呪縛というか 「直径成長量は (第一近似的に) 直径に比例する (べきだろ)」 という発想があったんで， 関数型がややこしくなってたんだよねえ． 小川樹木たちのデータよくよく眺めてみると ぜんぜんそういう関係にはなってないような気がしたんで， 今回のような改善を導入することになったわけだ．
• まぁ， このあたりの 「どれがマシなモデリングか?」 は少し系統的に調べたほうがよいかもしれんな． 言うまでもなく， 完全に観測データに依存しきったハナシなんだけど． 私は現時点におけるこのスケイルのモデリングなら そういう現象論的・観測データ依存・統計学まかせな 発想でよいと考える．
• 今回の確率論的直径成長モデルの関数型はこれでいこう， というのがだいたいカタまってきたんで， 「どういう樹冠模型がよいか?」 というあたりを調べてみる． さて， 最大化対数尤度 (MLL) なんだけど， ちょっと樹冠のカタチを変えたぐらいでは あまり大きく動かないようだ (Density は「見かけの葉量密度」で Module Radius は「つぶつぶの直径」)．

「ろばすと」と言ってよいのかどうか． いまいち面白くないな．
• 上の計算結果は一試行によって得られた値である． 樹冠模型生成も確率論的になってるんで (これは決定論的にすべきか?)． 反復試行とってみると， 上述のような値のまわりで少々ふらつく． おそらく， 上のセットはどれかが特にすぐれている， とは言えない組み合わせなんだろう．
• 直径 40cm まで下げると少し意味のありそうな改善が見られた． 24 樹種合計すると直径成長のパラメーター数が 72 個 + つぶ直径 1． いまはパラメーター数 (自由度) を動かしていないから， 最大化対数尤度 10 以上の改善ってのは 「何かありそう」 というかんぢだ (AIC の観点からすると)．

• ちょっと三次元作画でもしてみるか …… あ， 拡大してみると床ぶちぬいてる． 5m 区画内でもけっこう高低差があるんだな．

[かんつー] 樹木の根本高度は 5m 区画内で 同じ値が与えられているので， こうなってしまう．

• 蛇足ながら， つい先日までは Abies PipeTree で 「幹の直径と樹高はまったくべつべつに決まるんだ」 という計算をやっておきながら， 今回の小川計算では 「幹が直径が決まれば樹高が決まる」 というインチキを採用している． このあたりの無節操さがないと生態学研究はできん， というか． 正気を維持するようつとめなくては．
• で， 40cm モジュールの世界とはこういうふうに見える． モデルは変われど， 例によって「すかすか」な気がするんだけど． 実際のところ， 谷の西側の地表近くに設置している固定観測点で計算された 開空度 (らしきもの) 憶測値をみても やはり観測値よりはかなり明るいようだ．

[よくわからん林冠モデル] 航空写真ぐらいしかデータないんで どういうふうに形成したらよいのかよくわからないんだよね …… と思ってたら， 森林総研四国の平田さんからリター (落ち葉など) データを考慮したら， と言われたんで， 今度また小川な人たちと相談してみる予定．

• 推定・憶測で一日が終って 1805 研究所発． 普通に乗って 1822 京急杉田発． 快特に乗り換えて 1829 京急上大岡発． 普通に乗り換えて 1855 京急川崎発． 大森町商店街で買いものして 1920 帰宅． 体重 70.2kg． 推定やせ．
• 今日もばてた．
• 今日の食卓
  • 朝 (0710): 米 0.6 合． ニラ・タマネギ・シイタケの炒めもの．
  • 昼 (1255): 弁当． 米 0.8 合． 朝と同じ．
  • 晩 (1940): 米 0.6 合． 朝と同じ．