ぎょーむ日誌 2002-01-16

2002 年 01 月 16 日 (水)

• 0555 起床． これまでの「ぎょーむ日誌」から得られたデータより 「夜は仕事できん」 なる結論が得られたので， ならば朝ならどうだと試みに早起きしてみる．
• 朝飯・弁当の準備． 朝飯． コーヒー．
• 0640 自宅発． 曇天． ああ， この時間帯はさらに京急の本数少ないのね． 特急に乗って 0657 京急平和島発． 普通に乗り換えて 0723 京急上大岡発． 0745 研究所着．
• 朝からみょーなメイル連絡． あのー， 私にマラッカ海峡の環境工学的モデリングやらせてどうしようというのだろう． 別の人さがしてください返信するといきなり電話． 日本には人材がいない， とめでたく順当な結論で合意． この件終了．
• 九大の城田さんからパイプモデルに関する詳細なるコメントを いただいたので， それを解読して返信書こうと思ったのだけど， なかなか進捗しない． いったん中止． パイプモデル使いのヒトたちはそれを現象論にすぎぬと よくよく知りつつ， 樹木の構造との対応関係を見出していったりする． で， 私のような部外者には そのあたりの見極めができてなかったりするんで …… と勉強不足の正当化を試みる．
• 「ニセ」アカマツのパラメーターをちょっと変えて シミュレイションやりなおしてみる． 未知パラメーターに対する反応性を調べて， もうちょっと「見てくれ」のよさそうな計算結果がないか 探索するためである．
• 計算させつつしょうもない雑用のとりかかり部分をすこし片づける． いや， 例の意味不明な用語解説の準備．
• 1205 トイレでジャージ上下に着替えて 独房群内の人目につきにくい経路を選んで脱柵． 今日は曇天． ときどき雨粒ぱらぱら． 富岡総合公園 前峰までゆっくり走って登り， 頂上でゆっくりストレッチング． 脚あげ腹筋運動 10 回× 3 セット． だめだ， 腹筋ばて． 腕ふり 100 回×左右． 坂を歩いて下る． 1240 独房群にもどる． 昼飯の弁当．
• 午後から怪しげなパラメーターを 「これしか解析しないからね」 と固定するために， まずはいろいろと値を変えて 「ニセ」アカマツ 20 年生まで 8 個体育成させてみる．
• と計算させつつ， こちらは 20 年生の実物アカマツがどれぐらいの重さになるのか 計算してみる． いぜんのおおざっぱな見積りでは 50-150 Kg ぐらい， というものだったんだけど， まぁ今回は「文献にもとづいて」という形式を整えてみよー， と ……
• 文献といっても年末に小林さんに送っていただいた 「高密度のアカマツ林の一次生産の解析」 なんだが． うーん， 高密度ねえ …… ぱらぱらと全体みなおして巻末の元データ資料だけ使うことに決定．
• いつもいちゃもんばかりつけてるスプレッドシート系ソフトウェアでも たわむれに使ってやるか， ということで， ゑくせるの精巧なまがいものである Gnumeric の最新版 (1.0.1) を apt-get install して起動． おお， ヴァージョン 1 に昇格してますます「ニセ」ぶりが ……

[「にせ」ゑくせる gnumeric-1.0.1 ( 拡大図 )] GNOME 系プロジェクトの中では Photoshop もどき Gimp と双璧をなす 気合のはいりかたです． 解毒ぢゃなくて解読 (コンヴァート) 能力も高い， とか． 日本語文字の取り扱いもかなり改善された模様．

• 紙の上の数表の値をみながら一人で転記作業するときには， たしかに列 (カラム) ごとに入力していくほうが便利なのかな． うーむ …… そして入力が終ったら， 思わずその場で何やら計算してしまいそうになる 心理も多少は理解できた． むろん私はそんなことはしないで すぐにテキストファイルとして保存してしまったわけだが．
• などと遊んでいたら， パラメーター探索のための 一連のシミュレイションは終ってしまったよ．
• さて， 上記文献の表から一個体の平均重量を求めてみると (この平均というのがあやしげなんだが)， おお， いかに高密度 (4500-77100 個体/ha) とはいえ， えらく軽いもんですなぁ．

[憶測個体重さの分布] 上記文献の付表 I から 18-22 年生の 17 林分を選んで地上部乾重量 / 立木密度 によって個体あたりの重量を計算したもの． あ， 一段ずれてる．

• 最大で平均 14Kg 弱，か． これは 6560 個体/ha の林分， 一個体あたり平均 1.2m 四方． よくわからぬ平均値ばかりでてくるわけだが． ちなみに一番悲惨な林分における 20 年生アカマツの平均直径は わずか 1.2cm． ヘクタールあたり 7.7 万本というちょー高密度なところである．
• まぁ， この数値は意外ではあったけれど， むしろ軽いほうがこちらにとっては好都合ではある． 「ニセ」アカマツは 100Kg 超えたあたりで 次第に挙動不審になったりするもんで． さらに実験区・対称区の違いも 20Kg ふきんのほうがハッキリしてる．
• よーし， 計算結果が 20 年生個体の重量 10-30 Kg ぐらいの範囲におさまるような パラメーターセットについて結果を示すことにするか． いいかげんだけど． いままで 100Kg 前後の領域を探索してたんでやりなおしだ． これだけ軽いということは「部品数」も少ないってことで， 計算はすぐにおわるんだけどね．

[単木だとこんなかんぢかしらん? (憶測)] 右端の個体番号は自動位置決め (Perl+Gnuplot コンビネイションわざ)．

• コホート図なども作り直し． といってもこれも作図用 Perl スクリプトを動かしたりするだけ． また別の図を作ろうかと思案する． 考えてもよくわからんのでまた作図スクリプト書くか．
• D 論本審直前でご多忙の北大かとー大先生が 極悪人の甲山さんに酷使されてメイリングリスト構築作業など 命じられているようだ． うーむ．
• ばててきたので撤退． 1755 研究所発． ちと雨降ってる． 普通に乗って 1805 京急杉田発． 特急に乗り換えて 1813 京急上大岡発． 1900 帰宅．
• 体重 73.4kg． 増えたままなかなか元にもどらないねえ．
• 今日も風呂入って早めに寝る予定．
• 今日の食卓
  • 朝 (0615): 米麦 0.7 合． コマツナ・タマネギ・ニンニク茎・エリンギの炒めもの．
  • 昼 (1250): 弁当． 米麦 0.8 合． 朝と同じ．
  • 晩 (1920): 米麦 0.7 合． 朝と同じ．