ぎょーむ日誌 2001-11-29
2001 年 11 月 29 日 (木)
- 0700 起床.
- 朝飯・弁当の準備.
朝飯.
コーヒー.
シャワー.
- 0745 自宅発.
晴れ.
特急に乗って
0752 京急平和島発.
普通に乗り換えて
0818 京急上大岡発.
0835 研究所着.
- Web ブラウザー Netscape Navigator 4.78 (stand alone)
がよくオチるので,
非力なる ThinkPad560E にも Galeon をインストールしてみる.
これは Mozilla (Netscape6 のオープン版)
の描画エンジンを核とする WWW ブラウジングだけに単能化した
ソフトウェアなんだが
……
- 起動は NN4.78 より速い.
しかし Pentium 166MHz マシンにとって
動作そのものは必ずしも速くないよーだ.
日本語フォントの描画が一部ヘンだ.
Galeon-1.0.0 と Mozilla-0.9.6,
どちらも最近ヴァージョンアップしたばかりだからなぁ.
- たぶん安定度では Netscape Navigator for Linux
よりはかなりマシなはず
(いままで BookPC や Mate で動かしてきた経験から).
しばらく使ってみるか.
- 表示がヘンなのは日本語フォントで Mincho (alias) 使うのやめて
ぜんぶ fixed (alias) にしたらまっとうになった
……
ように見える.
Galeon は Mozilla つまり Netscape6 の描画機構を
使ってるので,
カスケイドスタイルシート (css) の解釈が「ふつー」であり,
自分で css を書くときにはそのあたりが便利である.
とはいえ,
NN 4.7x 系もいまだよく使われているから,
こちらでも見えかたのチェックが必要なんだけど.
-
submodels.pm
を変更する
→
再計算
→
それが感心できない結果であると発見する
……
の繰り返し.
末端をいじると数値は変わる.
とはいえ,
あまりかわりばえしない.
- こういうのは全く趣味ではないんだよね
……
変更するならすぱっと根底から作り直して,
核心をつくよーにモデリングするのが
ワタクシ流のはずなんだが
……
しかし数日前に検討したように,
もはや変更できる余地はほとんどないのである.
いや,
こういう思い込みは危険だな.
しかし策がない.
- うーむ,
どうみてもこれは時間浪費
……
と思いつつ昼飯.
今日の弁当はいつもよりさらに貧弱だ.
昨晩,
Mate を直していて買物に行けなかったためである.
- だいたい元データには齢以外は構造に関して何も情報が無いんだから,
モデルでもそうしてみるべきか?
構成部品は,
茎でもシュートでもいーや.
で,
若齢の部品が生産というか増殖に関与する,
と.
考えるまでもなく,
これの問題点は,
-
部品の指数関数的な増殖を押え込む方法
がわからない.
-
部品を捨てる方法がわからない.
ということで,
いまとあまり変わらないんだよね.
状況としては.
構造が機能を制約してるはずなんだけど,
カタチもわからなければ
シクミもわからない.
- 先日から気になってる Kolmogorov-Smirnov 二標本検定に関して,
教科書にもなかなか解説が無い,
という情報を粕谷さんからいただいたので,
ちょっとネット上で検索してみる.
応用統計学という和文雑誌にすごく具体的そうな
解説記事
が載ってるようなので,
独房群図書掛のかたに文献複写依頼のメイルを出してみる.
ハズレかもしれんけど.
-
wu-ftpd
にセキュリティーホール
.
当方の回りでは使われてないから関係ないけど.
- 「ニセ」アカマツりすとら続き.
とりあえずいらんコード捨ててみる.
三次元計算系とか
(redpine3 の中で ……
別に保管されてる redpine1/redpine2 には残っている).
コードの量が 4 割ぐらい減った.
- OTC データ解析用ユーティリティで関係しそうな数値をいくつもダンプしてみる
……
構造をやはり簡略化するしかないか?
……
いままではこの研究に関して,
非専門家あいてに口頭発表をやらないといけかなったので,
三次元計算系で
「ニセ」な樹型
を生成させてウケをとっていた.
しかし,
もはや無理してウケなくてよいのである.
つまらないモデルでもかまわない
(私のようなふざけモデル屋ならびに不真面目さを重視する読者
以外にとっては).
- たとえば
……
樹木らしい図などひとつも出てこない
数式ばかりのモデルでも作ってやろうか.
スカラーのみで構成されたモデルであれば,
静的な実験データから
動態パラメーター推定するような曲芸ができないかな.
しかし値を推定すべきパラメーターに対して
既知の値の個数が少なすぎる
……
- まだ考えがまとまってないけど独房区画ぬけ.
1755 研究所発.
普通に乗って
1805 京急杉田発.
特急に乗り換えて
1815 京急上大岡発.
1910 帰宅.
- 晩飯食ってからも夕方のアイデアをずっと検討してたんだけど
……
やはり極度の抽象化はいかんね.
なぜダメなのか?
思いきり要約するなら,
いんちきを介在させる余地が無い.
そしていんちきなしでは実験データから
パラメーターやサブモデルが特定できない.
- とはいえ,
ここまで
-
小手先の改良でぢたばたする.
-
データ解析 Perl スクリプトにいろいろと
作図させてみる.
-
いらないコードを粛正してみる.
-
ひどく抽象化してごまかそうと試みる.
……
というふうにアタマに「ゆさぶり」をかけてきたので,
少し新しい種類のいんちきを創案できる脳状態になってきたよ.
- これまで検討してきたすべてのアイデアが
うまくいってない原因のひとつは,
いうならば「ニセ」炭素収支型モデリングとでも称されるべき虚構に
固執しているからだろうな.
これはまぁまぁうまくできていて,
実験データ 8 個体のうち 6-7 個体までは
「おのぞみの結果」
を出してくれるんだけど,
どういう小改良やっても
実験処理区にひとつかふたつ「不良」個体が生じて
何もかもご破算にしてくれるのである.
- この生産生態学のまがいものの中核なす概念は
(生産効率) = (純生産量) / (生産器官重量)
というようなよくわからぬ量である
(これも「ニセ」アカマツ専用のでっちあげ).
小手先の改良によって右辺が多少変わったりはするんだが
……
いずれにせよ,
こういう「率」を使って「年度予算」を決定するところにかわりはない.
- ところでデータとの対応を考えると,
これは 離散 (茎集団)
→ 連続 (プールされた純生産量)
→ 離散 (分割・配分による),
と迂遠なことやってるわけだ.
途中を飛ばしてしまえないか?
そうすれば架空カーボンバジェットな世界と手を切れる
……
生産生態学の偽物ではなく
個体群生態学もどきでケリをつけられんか?
ということだ.
ちょっと検討してみよう.
- ふだんから「生態学における割算は間違いのもと」と明確に認識しつつ,
自分自身では割算に依拠したモデリングをやってたわけだな.
いやはや.
- 今日の食卓
- 朝 (0720):
米 0.6 合.
キャベツを煮たもの.
- 昼 (1210):
弁当.
米 0.8 合.
朝と同じ.
- 晩 (1940):
米 0.6 合.
キャベツ雑炊.
キャベツ終り.