ぎょーむ日誌 2001-11-28
2001 年 11 月 28 日 (水)
- 0400 起床.
ThinkPad の 2.4.14 カーネルの
再構築がうまくいかないうちに寝てしまった.
それが気になったのか早々に目覚める.
とりあえずコーヒー.
- いままでの 2.0/2.2 系に比べて 2.4 系 Linux カーネルは
いろいろと難しいような気がする.
一回 20 分以上かかるカーネル再構築を
朝っぱらから三回もやって,
よーやく PCMCIA カードの利用ならびに
rp-pppoe を使った ADSL 接続できるようになった.
- だれの参考にもなりそうにないけど,
ThinkPad560E のための linux カーネル 2.4.14 の .config
の
一例
(無駄設定も一部に残っているけど).
PCMCIA 関連だの sound 関連だの boot の後のほうで
設定されるたぐいのものはモジュール化しておくのが無難である.
ADSL 接続に関して,
いま使ってるのは rp-pppoe-3.3 で,
これと連動して動く pppd は ppp-2.4.1.pppoe2
という pppoe 用にカスタマイズされたモノである.
どちらも
Roaring Penguin Software
からダウンロードできる.
今回はカーネル経由の kernel-mode PPPoE は
まだ使用していない.
- 二日ぶりに ADSL 接続してみると
……
独房内闇ルーターから夜間に転送されてきたメイルが 14 通も!
しかしそのうち 10 通は価値ナシメイルだったので,
procmail 第一段フィルターと
(自作) cm 第二段フィルターからなる縦深メイル防御陣地で排除される.
- 残されたのは牧さんの生残解析メイルとか,
粕谷さんの間違い指摘メイルだとか統計学ご教示メイルだとか.
小標本の Kolmogorov-Smirnov 二標本検定において,
二標本のサイズをそろえる必要はないそうな.
つまり Sokal-Rohlf 訳本が正しかったのかな
(かんけーないけど原書第三版はいま Amazon に発注してるところ).
- しかし KS 二標本検定っつーのも,
便利だけどよーわからんところがあるな.
比較するふたつの分布のうち片方が理論分布なら
(つまり一標本検定),
sup_x |F(x) -S(x)|
という指標は出自の怪しげな数表にたよらずとも,
数値計算によって自分で好きなように生成できるだろう.
しかし二標本ではなぁ
……
しかも小標本だと母集団に関する情報が
まったく乏しいと思うんだが.
- まぁ,
いま何冊か注文してる統計学本が届けば,
そのあたりについて流布してる教科書的見解なるものが
何かわかるかもしれない.
よくありそうな問題だし.
- シャワー.
朝飯・弁当の準備.
朝飯.
- 0740 自宅発.
晴れ.
特急に乗って
0751 京急平和島発.
普通に乗り換えて
0818 京急上大岡発.
0835 研究所着.
- うん?
なぜか午前中はメイルやりとりで終ってしまった.
意識的に怠業してたわけではないんだが
……
すでに早朝仕事でばててしまったのか?
- うーむ,
Linux カーネルはごたつきながらも 2.4.16 を出してるな.
なんとこれ以降の 2.4 系の監督はいつもの
Alan Cox
ではなく
Marcelo Tosatti なる 18 才のブラジル人青年というか少年らしいね.
すごいというか
……
安定系列の maintainer てプログラミング能力だけでなく,
英語での交渉能力が
かなり高度でなければ勤まらないような気がする.
しかもその交渉相手はいかなる意味においても尋常ではなさそうな
Linux kernel contributor たちだし.
- 昼からまた「ニセ」アカマツに取り組んでみる.
- お,
来週に NASDA (系の研究機関) によるのりもせん講習会あるのか.
楽しそうなんで申し込んでみる.
- Ruby 普及に日夜尽力されている長谷川宣教師殿と
なぜか Ruby の大域変数問答やってることに気づく.
昨日のぎょーむ日誌に書いてた Perl の
名前空間問題あたりから始まったような.
かの言語では $foo と $ つきで書けば
これがすなわちどこからでも操作できる
ぐろーばる変数
になるわけだが
……
- Larry Wall がぎょーむ上の必要からでっちあげた
無節操ケガれ言語 Perl ならともかく,
聖なる object oriented の純潔貞操の実現こそが至高の使命とする
Ruby において何ゆえに $foo なのか?
これは神学の問題ではなく,
預言者 Matz 師の現世における Ruby 勢力拡大戦略
「Perl にできることはなんでもそのまま」
があまりにも強すぎるためではなかろーか,
と私などは憶測するのだけど.
- 結局,
計算のほうは進まず.
1730 三方をついたてで仕切られた
独房区画から出てよい時間になったので,
昨日に引き続き自宅闇ルーター Mate の修理.
Vine Linux CD-ROM も用いた「ニセ」アップグレイドで
最小限のファイル入れ換え.
- さてさてこれでどうだ
……
問題無く起動.
やはり
Master Boot Recort (MBR) にインストールされてた
Linux Loader (LILO) が壊れてただけか.
原因はよくわからん.
VineSeed からの package 拾い食いという
思慮の足りない行動の帰結として,
Mate が食あたりにでもなったのかな?
- カーネルを 2.2.19 に戻して
(闇ルーターはいまだに 2.4 系に移行できない),
PCMCIA まわりを整備.
独房内闇ネットの闇ホストとして接続.
まぬけなことにストレイト Ethernet ケイブルを
直づけして「うーん,通信できない」
と 30 分ほど首を捻っていた.
- あまりやりたくはなかったのだが
sudo apt-get -f install
で rpm package の矛盾を自動解消.
おお,
apt
も賢くなったのか,
完ぺきに不整合を直してくれた.
- これでディスプレイ無き自宅に持ち帰っても大丈夫だろう,
というところまで整備してから撤退.
腹減った.
2030 研究所発.
普通に乗って
2040 京急杉田発.
快特に乗り換えて
2050 京急上大岡発.
普通に乗り換えて
2110 京急川崎発.
2130 帰宅.
- さっそく Mate を起動.
PCMCIA Ethernet LAN カード二枚挿しで少してこずる.
それを片づけて rp-pppoe の adsl-start を実行すると
……
よーし,
ちゃんと接続できてるな.
次の LILO 破損に備えて
mkbootdisk
で緊急用ブートディスクを作っておく.
ようやく晩飯.
ばてた.
- 今日の食卓
- 朝 (0700):
米 0.6 合.
キャベツ・タマネギの炒めもの.
- 昼 (1220):
弁当.
米 0.8 合.
朝と同じ.
- 晩 (2200):
米 0.6 合.
キャベツ雑炊.