ぎょーむ日誌 2000-11-12
2000 年 11 月 12 日 (日)
- 0930 起床.
- 図書館で借りてきた
「科学の終焉」(ジョン=ホーガン) と
「人間の現在」(立花隆) である.
二冊交互にちょっとずつ読み進める.
- ネット上の書評では評価のわかれていた
「科学の終焉」はかなり面白い.
ホーガンの問題意識はともかく,
インタヴューうける科学者・科学哲学者たちの
反応がすごい.
あの著明なヒトがこんなこと言うのか
……
という.
とくに第二章に出て来るポパー・クーン・ファイアーアーベント
の三大科学哲学者との問答はじつに興味深い.
- 取材時に 90 歳こえてる
ポパーの自宅に訪問するくだりなんか
もう作り話としかいいようがないほど
ドラマティックである.
そういえば
立花隆の「サル学の現在」
に晩年の今西錦司のインタヴュー掲載されてたけど,
あれに通じるような抑制のなさだ.
うん.
老哲学者おそるべし.
- 立花隆の「人間の現在」
(脳を鍛えるという妙な副題がついてる)
は
同名の東大講義にもとづくものである.
学生の人たちが作った
この講義録のネット版が公開されてたときには
それを愛読してた
(いまはなぜか見つからん).
ということで,
本書はつまらなくはないが,
書籍化するときに追加した部分にアラが多いように思う.
特殊相対論の説明の一部はほぼ間違いと言ってよいだろうし,
対称性に関する部分もかなり怪しいように思う.
- まあ,
売れてる本だから,
うるさい物理学者たちがすでに多量の
間違い指摘の手紙を送ってるだろう.
- 立花隆の科学モノは
研究者に直接取材したものは
なかなか正確なように思えるんだけど
(取材相手に原稿をかなり直されてるんだろう),
文献読みだけで「調べて書いた」
科学解説はかなりヘンなものが
含まれているよーな気がする.
- 二冊ともざっと目を通したんで,
夕方もだいぶすぎてから
昨日の「ぎょーむ日誌」書いて
アップロードする.
復習になるなぁ.
- 晩飯食ってからもてれてれ読み続ける.
「科学の終焉」のほうが面白い.
- あ,
今日も仕事しないまま一日が終ってしまった.
- 今日の食卓
- 朝 (1000):
パンケイキ小.
コーヒー大量.
- 昼 (1300):
米 0.6 合.
ニラ・シイタケの炒めもの.
- 晩 (1940):
スパゲッティー.
トマトホウレンソウソース.
ホウレンソウを軽く茹でて,
シイタケ・タマネギと軽く炒めて
缶詰のトマトを投入したもの.