ぎょーむ日誌 2000-10-21
2000 年 10 月 21 日 (土)
- 1130 起床.
熟睡してしまった.
いかん.
まだ危機は脱していないのに.
- 他に材料がないのでパンケイキを焼いてみる.
材料は小麦粉・ベイキングパウダー・塩.
あと冷蔵庫に卵が一個だけ残ってたので
(いつ買ったものだろ?)
それも投入.
うーん,
やはり,
というか不思議なことに,
というか
……
卵を入れるとふっくらと焼き上がるのである.
- ラジオのニュース.
NTT の ISDN 常時接続サーヴィス
(フレッツ ISDN とかいうわけのわからん商品名)
は現在加入者が 22 万名で
工事待ちが 20 万名.
対応できてないな.
しかも NTT のルーターがへっぽこらしく
断線もしばしば.
まー,
「品質」には偏執的にコダわりそうな
NTT だからルーターのほうは
未来のいつの日にか
何とかなるんだろな.
しかし,
ISDN という規格の
「廃物利用」
に参加するのもヤだから
(名前もヘンだし),
ADSL 導入のほうを検討しよう.
来月から大森にも届くし
……
と思って
東京めたりっく通信
のサイトで確認したら,
12 月 8 日に開局予定がずれてる.
やれやれ.
- 1330 自宅発.
晴れ.
暑い.
汗が出る.
1352 東京モノレイル浜松町発.
浜松町の気温 25 ℃か.
北海道では雪が降り始めたとゆーのに.
1410 研究所着.
- 建物内の冷房が止まってるんでますます暑い.
長袖シャツをぬぐ.
- 1705 新規加入
(樹木の recruitment)
機能はまだつけていないけど,
2000 年版小川個体ベイスモデルの
シミュレイターが走り始める.
なにしろ 6ha じゃなくて 24 haいっぺんに
動かすんで,
計算資源 (時間・メモリー) がかなり必要.
呪われシミュレイター作っちまったなぁ.
- えーと
……
1 ステップ (2 年間) の計算に要する時間が
30 秒ぐらい.
結果を外にださなければ 5-6 秒の短縮.
24 ha 仮想森林内の約 2 万本の樹木個体を
(「つみ木化」したのも含めて)
格納するのに
90 MB ほどのメモリーが必要か.
- 1987 年 -2007 年区間で試験運転.
Yahoo! オークションで
7 万円弱で落札された
BookPC (PentiumIII 733MHz, 180MB)
が懸命に計算.
がんばれ.
- よくわからんのだが,
メモリーは 192MB にしてたつもりなんだけど,
この BookPC に使われてる Intel の
i810 なるけったいなチップ (チップセット?)
が使用者に断りもなく
勝手に 12MB ほど盗みやがるのである.
いやはや.
- BookPC の負担を軽くしてやるために,
余計なジョブを落していく.
この「ぎょーむ日誌」も BookPC からではなく
ThinkPad から直接入力してる.
ThinkPad に私の web site 関連の
元ファイルたちが入ってるもんで.
- Unix に詳しくないひとたちのために蛇足解説すると
……
Unix ではネットワーク経由で他の Unix マシンを
「使う」ことができるのである.
使う,
というのは
およそありとあらゆる利用を意味している.
たとえば
ここ浜松町から
(あるいは大森の自宅から)
北大・地環研の闇ネットの内側にある
<蒼龍> にインストールされてる
Netscape Navigator を
<蒼龍> に起動させて
手もとの Thinkpad からそれを遠隔操作できる
(とうぜんこちらの画面にはそのブラウザーが
表示される).
Unix 機にとっては基本的な機能のひとつであり,
機種や Unix の種類が異なっていても
こういったリモートアクセスは可能である.
- 蛇足解説のつづき.
で,
いつもは BookPC から ThinkPad を操作している.
X 上で WindowMaker という window manager を
使ってるんだけど,
これって [Alt]+[F*] キーでばちばちと
画面を切り替えることができるんで,
[Alt]+[F1] は BookPC の画面,
[Alt]+[F2] は ThinkPad 呼び出して使うところ,
[Alt]+[F3] は web browser とか立ち上げておく,
[Alt]+[F4] は辞典類
……
というふうにしてる.
だからふだん研究所では ThinkPad は
ネットにはつながってるけど,
机のすみっこで一日中放置されたままなんですよね.
- さらに小川森林動態シミュレイションの
計算資源けちけち節約のため,
Forest クラスに出力関数をつける.
いままで標準出力にたれ流して
Perl スクリプトに渡して分別とか
やってたのである.
ファイル出力ストリーム ofstream なんて
使うの久しぶりなんで教科書を見直す
……
さーて,
実行してみると
……
うん.
出力処理が数秒短縮されたな.
- さーて,
ここから数時間にわたって,
推定系+シミュレイション系の
新規加入まわりの
9 割がたを一気に作り上げてしまった.
- 新規加入モデルのアイデアについては
ここしばらく
かなり迷ってたんだけど,
とりあえず今のところは 1999 年版を
そのまま使い回すことに.
その特徴を短く述べるなら,
かなりいんちきである,
というところかな.
- で,
このいんちき新規加入モデルの
パラメーター推定をやるには,
シミュレイターを動かしてやる必要あるんだね
(この点については成長・死亡の推定でも同様であるが).
これはわりとすっきりとした形で組み込めた.
ついでにモデルをはっきりさせるために,
実際その新規加入モデルをどうやって使うか,
という関数もほとんどできてしまった.
あとは
ポアソン乱数生成して,
樹木を生成すれば完成,
というところまで.
- すでに 2300 をすぎたので帰宅の用意.
今日最後のジョブとして,
新シミュレイターを
400 年分動かすような試験運転の準備.
6ha 5000 本ではなく
24ha 20000 本で試行.
しかし新規加入がないので
樹木の個体数は単調に減少するばかりである.
さてどういう結果になるか.
どれくらい時間かかるだろうか.
- 2320 研究所発.
2333 東京モノレイル浜松町発の終電.
0007 帰宅.
- コーディングしながらパンをかじってたので,
それほど空腹ではない.
体重
……
70.0 Kg.
う.
最近,
夕方から夜にかけて仕事しながら
食べるおやつの量に依存した成長量だろうか.
- 晩飯くってから,
さっそく研究所の自分の机の上の
BookPC にアクセス.
400 年間運転試験は
……
おお,
30 分ちょっとで終わってるか.
しかし個体数どんどん減るんだから,
計算はラクになっていくわけだ.
個体数一定なら
たぶん 1 時間以上かかりそう.
- さて,
西暦 2387 年の小川群落保護林に
400 年以上生き残ってきた連中は,
と
……
うーん,
オオモミジが残りすぎかな.
5300 本ぐらいのうち 330 本以上残ってる.
コナラも約 3700 本から 130 本ほど残ったか.
- とくにコナラは暗くなると
死亡率がぴょーんと跳ね上がる代償として
サイズ依存性
(太くなると台風なんかで折れる)
ってのがあまりないからな.
しかも,
この「死の行軍」試験ではまわりが
ばたばた死んでくれて,
光環境どんどん改善されるばかりだし.
いやいや,
やっぱり死亡モデルはちょっと
関数型変えたほうがよいんだろう.
太くなったら折れるように.
- ま,
明日からはいくらでもシミュレイションジョブを
走らせることができるようになるだろう.
もし計算力に不足があるなら,
北大・地環研の闇ネットの中から
<蒼龍>・<赤城>・<Lex> たちを
召喚してやればよいわけで.
- 明日も浜松町.
そしてそろそろ原稿書きに着手しなくては.
〆切は 25 日.
さっさと寝ますか.
いや,
眠れんだろーな.
時刻は 0130.
- 今日の食卓
- 朝昼兼用 (1220):
パンケイキ一枚.
コーヒー.
- 晩 (0040):
スパゲッティ.
ソースはニンニク・タマネギを炒めたもの.