ぎょーむ日誌 2000-09-23
2000 年 09 月 23 日 (土)
- 1010 起床.
曇.
- いつものことながら午前中は仕事はかどらない.
PipeTree の コードの一部をプリントアウトしてみたり,
それに彩色してみたり,
ラクガキしたり.
- 昼飯食ってから,
実際の改造に着手してみる.
またしても大幅なリストラになりそう.
これだけ削減すると
結果がかなりヘンになりそう.
しかし現状のままでは奇怪すぎる.
- とりあえず
……
- 階層的搾取な税金支払制度や
非同化部維持の部分的な補助
といった面倒なシステムは全廃.
- パイプごとのへそくりは禁止.
- パイプ伸長と肥大は別々に
決めるのではなく,
同時に決める.
- このときに伸長パイプ
(当年性シュートのごときもの)
の形状はアロメトリックな制約を受ける.
そして言うまでもなく無い袖はふれない.
- 以前は葉群の維持ができないパイプは
収縮による生残が可能であった.
新しいモデルでは
葉群の回転または最低限の慎重に
失敗したパイプは即座に死亡.
……
といった単純化を行う.
- その上で新しい資源配分サブモデルを考えるわけだが
……
「パイプモデルの基盤架空概念たるパイプ,
その独立性」
といった空想は
あまり役に立たないよーだ
とわかってきたので,
今度は逆に
独立採算性にとらわれないサブモデルを
考えてみる.
- 各葉群で獲得された資源は
いったん (virtual に)
何もかも集積される.
私有財産禁止.
- 非同化部維持のコストは
この完全共有財産で
すべて賄われる.
- 各パイプは成長 (伸長・肥大・分裂)
のための資源を請求することができる.
その「請求力」
(sink する能力)
はそのパイプの葉群がどれだけ稼いだか,
に依存している.
- つまり資源供給力 (source) が大きいほど
資源請求力 (sink) が強い
……
しかしその関係は線形ではなく,
パイプ集団内の相対評価できまる.
- たとえば,
樹木個体が
資源量 2 獲得したパイプと 1 のパイプから
構成されていたとすると,
前者は稼いだ以上に資源を受取り,
後者は稼いだより少ない資源しか配分されない.
2:1 ではなく 4:1 や 8:1 というような配分
……
……
という,
「きわめて中央集権的な統制経済」
で
「富めるものはますます富む」
とう共産主義と資本主義の
呪われた部分だけをとったようなシステムを考案した.
- 原案がかたまったので,
以前の資源配分コードなどをどんどん削除して,
新しく作り直していく.
- 浦口さんが
8F に残されている唯一の
下逸 OS マシンに
でぢかめのドライヴァーを
入れようと苦心されてるんで,
横から邪魔する.
_setup.dll なる dll がディレクトリー内にあるのに,
setup.exe はそれを使わない,
とのこと.
- しばらくあれこれやってみたあとに,
ふと思いついてくだんのドライヴァーの
インストーラー一式をフロッピーディスクに入れて,
その A: ドライヴ内で
setup.exe を起動すると
……
インストーラーがようやく作動したのである.
いやはや.
さういう仕組みなんでしょーね.
世界数千万人いる Window$ ユーザーのうち,
この正解に到達できる人間はどれほどいるのか ?
ちなみにインストーラには README のような
メモすらついてない
(ダウンロード元の web page にも).
- PipeTree りすとらで
Pipe クラスや Tree クラスのメンバー変数が
どんどん削除できて楽しい.
しかし,
ちょーしに乗って削除しすぎた事件も何度か発生.
- コードが一通り組み直せたと同時に
新サブモデル群のアイデアも
固まったんで
(← なんじゃこれは),
土曜日もご多忙である
斯界の権威・牧サマに一通りご説明して,
実際の現象だけでなくモデリングのアイデアについて
いろいろと有益な助言をいただく.
やはり私は現象をよくわかっていない,
ということがよくわかった.
- またまたコードに手を入れて,
さて試運転開始.
そんなに変な結果ではない.
やはり PipeTree という
ひどく空想的なモデルにおいて,
個々のパイプという概念はさほど重要ではないらしい,
という逆説的な予測はあたっていたわけだ.
[PipeTree りすとら]
資源配分サブモデルがかなり
単純化されたパイプ樹木モデ
ル.よけーな仮定を捨ててい
くと,前よりはマシな樹形に
なっていった.
- 南半球でやってるサッカー.
日本がアメリカに負けたらしく,
皆さんがっかりしておられる.
- 改装なった PipeTree プログラム.
内部で生成されるデフォルト個体だと
うまく動作するのに,
初期化ファイルを読ませて
生成した樹木個体は夭折する.
そのスジを追いかけていく.
- 0100 すぎになってようやく復旧できる.
Tree と Pipe の間で資源をやりとりする
順番を間違えていたのである.
Pipe から全ての資源を巻き上げたあとに
さらに呼吸させていた.
- その他の動作も問題なし.
- これほどの単純化して同じ挙動が得られた,
ということで
今回の改装は成功と言って良いのかもしれないが
……
このモデルはまだ
発注者たる甲山さんの望んでいる結果は吐かない.
ま,
以前のモデルでもそのあたりは
ゴマかしていたわけだが.
今回はインチキの総量を削減したい.
さて.
もうちょっとよく考えてみなくては.
- 今日の食卓
- 朝 (1020):
コーヒー.
- 昼 (1250):
米 0.8 合.
昨晩のキャベツ炒めの残り.
- 晩 (1930):
米 0.8 合.
昨晩のキャベツ炒めの残り.
これでおしまい.
一日二食ではやはり腹が減るので,
夜中に飯の残りの一部を
お茶づけにして食べた.