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ぎょーむ日誌 2000-06-26

苦情・お叱りは, たいへんお手数かけて恐縮ですが, 久保 (kubo@ees.hokudai.ac.jp) までお知らせください.

2000 年 06 月 26 日 (月)

	#!/bin/sh

	ifconfig eth1 192.168.1.1
	ifconfig eth1 netmask 255.255.255.0
	ifconfig eth1 broadcast 192.168.1.255
	route add -net 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 device eth1

	ipfwadm -F -a m -S 192.168.1.0/24 -D 0.0.0.0/0
	ipfwadm -F -p deny
	Date: Mon, 26 Jun 2000 11:03:34 +0900
	Subject: [ce-ml 37] Re: How to use GMT

	知らないヒトのために補足しますと GMT は地球物理屋どもの開発した,三次
	元データー処理・お絵描きプログラム群です.

	> <やりたいこと>
	> 1 haプロット内の各サブプロット(10 m X 10 m)の四隅で測った環境データ(泥炭の
	> 深さなど)をもとに,プロット内の樹木の位置ごとの環境データを推定したい.
	> 
	> <データ>
	> 環境データ・・・10 m x 10 mのサブプロットの四隅(格子点)ごとにとっている.
	> 計121個のデータ.
	> 樹木の位置・・・(x,y)座標に落としている.単位はメートル.e.g.(3.2,4.5)

	「粗」なものの中を内挿みたいな方法で憶測する計算なんで,近似なんですよね
	これは.

	> <わからないこと>GMTのコマンドblockmeanやsurfaceを使えば上のような
	> ことができると思っているのですが,これらのコマンドはかならず対象とな
	> る座標の範囲をRオプションで指定しなければいけません.Rオプションで設
	> 定する座標の範囲は単位が緯度経度に使う”度,分,秒”であり,私がもっ
	> ているメートル単位の座標データを使うにはなにか単位を変換するオプショ
	> ンなどを指定する必要があると思うのですが,よく分かりません.

	そこまで正気を失ったプログラムは作らないでしょう.マニュアルに書いてあ
	るのは,経度・緯度でも指定できる,というだけであって,必ずそうしなけれ
	ばならない,ということではありません.

	例として次のようなテキストファイル data.txt を使います.

	0	0	1
	0	10	3
	10	0	2
	10	10	5

	ようするに 10m ごとに値 (3 列目) が取られているようなデーターです.
	こいつの二次元的な内挿値を得るには,宮本さん書かれているように
	surface コマンド使います.

	/usr/local/GMT/bin/surface data.txt -R0/10/0/10 -I1 -Gdata.grd -S10 -N4

	これで 1m 格子ごとに値を出します.

	> さらに,これらのコマンドによって生成されるファイルはバイナリであり,
	> 中身を読むことができません.簡単に中身をみるにはどうすれば良いのでしょ
	> うか.

	で,出力である data.grd はたしかにヘンテコなバイナリーファイルなんで,
	テキストに直すには

	/usr/local/GMT/bin/grd2xyz data.grd

	とすればテキスト出力が得られます.

	> マニュアルなどを読みながらできるだけ自力でやろうとしてはいるのですが,
	> 時間ばかりが過ぎてしまいます.解決のヒントを教えていただければ幸いで
	> す.よろしくお願いします.

	GMT に関しては /usr/local/GMT/www 以下にあるhtml ドキュメントをブラウ
	ザーで読んだほうがいいでしょう.例題がたくさんありますから.

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