ぎょーむ日誌 2000-02-24
2000 年 02 月 24 日 (木)
- 0600 起床.
晴れ.
朝から風呂に入ってみる.
- 自宅に籠城して,
ひたすら尤度比検定のプログラミングにはまる.
一番上位の統括プログラムが形をなしてきたので,
つぎに
χ二乗分布の積分プログラムを独立な部品として作る.
いつものごとく「アルゴリズム事典」
(奥村晴彦著・技術評論社)
のお世話になる.
自由度と積分下限値を与えて
統計学の教科書に掲載されている数表どおりの
値がでるかどうか,
この確率計算プログラムのテストをする.
- つぎにこれを尤度比検定のプログラムから
呼び出すようにする.
小川群落保護林のイタヤカエデとオオモミジの
太さ-樹高データーを使わせていただいて得られた
拡張相対成長式のパラメーター最尤推定値を与えると
……
うん,
帰無仮説は棄却されるな.
「樹の形」が全然違うもんな.
- 最後のダメ押し.
本物のイタヤカエデのデーターにちょっと手を加えた
「ニセイタヤカエデ」データーを創作して,
本物と比較してみる.
今度は棄却できない
……
これでなんか良さそうな気がするんですが.
- ……
とゆーことで,
1555 よーやく尤度比検定のプログラムができた,
ことにする.
いやはや.
しかしながら
まだ残された作業が.
- 尤度比検定の結果を
受け取ってグラフを描くプログラム
を作る.
- 最尤推定プログラムの
入力データー型が
pair<double,double>
になってるのを
(なんでこんなバカなことを……),
vector<double>
に直す.
- いわゆる stepwise 型の問題にも
対応できなくては.
いまは
「種間で差があるか」
というタイプの問題しか解けないんで.
- 1625 自宅発.
晴れ.
今日も琴似メインストリート沿いの果物屋で
10 個 200 円のリンゴを買って行く.
1654 JR 琴似駅発.
車内ではstepwise な尤度比検定の組み立てを
考え続ける.
1710 研究室着.
- 尤度比検定プログラム発注者の浦口さんが
今日は登校しておられなくて少し残念.
しかし,
まぁ,
納期から
すでに信じがたく
遅れてしまってるわけで
……
- かとー大先生が
塩寺さんの NEC ノートPC で作業しておられる.
このマシンも Linux 機だ.
何でも
「Mac のパーティションを Linux にマウントする」
ようにしてみたいんだとか.
netatalk というよく使われている
Linux に AppleTalk を喋らせるサーヴァーだけでは
ダメで
(そりゃあそーですな),
mfpfs なるカーネルモジュールと mfpmount なる
コマンドでそれが実現するそうだ.
- で,
作業の様子をちょくちょく拝見していたのだが,
カーネルのヴァージョンが 2.2 以上でないとダメとか
(すんません,
面倒だったので
このマシンには
入れてませんでした),
かとーさん偏愛する sshd が入ってない
(同上,とほほ)
などなど,
私の手抜き作業の尻拭いをすませたあと,
件のあやしげなモジュールを導入されたのだが,
いまひとつ安定していないようである.
大学院生がこんな不毛な作業で
消耗してよいものであろーか.
ま,
かとーさんはいかなる意味においても
ふつーではないんだが.
- 塩寺さんに聞くと,
どうやら
ファイルのやりとりできればいい,
ぐらいの問題らしいんで,
僭越ながら
「あのー,
BetterTelnet の FTP 機能を使ってみては?
……
つまり Macintosh 側で BetterTelnet を
ずっと立ち上げておけばよいかもしれません」
と奏上すると,
いかにも久保的その場しのぎ的そりゅーしょんに
いささか
うんざりされていたのかもしれないが
「あ,いいかもしれません」
なるコメントを.
- しかし作業がちょうど終ったぐらいに,
大学院生 6 人を詰め込んだ
その部屋だけがいきなり停電.
他の部屋は助かっているのである.
原因不明.
明朝に専門家に見てもらうまで
復旧の見込みなし.
うーむ?
……
はやく
<鳳翔> や<蒼龍> なんかに
無停電装置つけてやるべきか.
- 尤度比検定に関与するプログラム群を
少しづつ改良していく.
- 大学院生たちがお茶部屋で素麺やうどんを作っているので
私も少々お相伴させていただく.
- お茶部屋での出来事.
冷蔵庫から梅酒のびん取り出して
コップにつごうとして
少々こぼしてしまった大学院生.
「あーっ」.
いきなりテイブルに熱烈に接吻して
こぼした梅酒を飲んでしまった.
世間では
大学院生というものが
そんな野蛮なふるまいをするとは
信じないかもしれないが.
ましてや
それが才色兼備の妙齢の女性ともなれば.
- jlug.ml.users というニュースグループで
「えせかんな」というのが話題になってる.
これって結構よいアイデアのような気がする
……
ともっぱら最近は canna を使っている
私は思うのであった.
- 尤度比検定プログラムの部品である
最尤推定プログラムの改善作業.
入力データーを二次元から多次元に拡張する,
というような作業はさすがに難なくできた.
あまり使いたくない <strstream> を
また使ってしまったけど.
このクラスって ANSI/ISO C++ 標準策定の過程で
あれこれとモメたらしくて,
将来もどうなるかわからないんだよねえ.
解説書によって書いてあることバラバラだし.
しかし
コレないと非常に不便なので
使っちまうのである.
- このけったいなプログラミング言語について
文句はつきないんだけど,
ios (input-output stream) の
scientific 形式の出力って
有効桁数とか変えられんのかしら?
いくら調べても
まったくわけわからん.
もっとネット上を探しまわらんといかんのか.
- 今日できる改良はとりあえず済ませた.
2335 研究室発.
2350 JR 札幌駅発.
わー,
すごい雪.
寒波でも来たのかすごく冷える.
しかしこんな夜中でも
道路工事だの除雪作業だので
働いてる人たちが琴似通りぞいに
たくさん.
0025 帰宅.
- プログラミングはさっさと切り上げて,
学校から持ち帰った LinuxJapan の古雑誌など
読んでしまう.
- 今日の食卓
- 朝 (0700):
昨夜の味噌汁の残り.
- 昼 (1300):
棚の奥からパンケイキの素が
出てきたので作ってみることに.
水と卵で解いて
フライパンに流し込む.
きわめて弱い火で
ゆっくり時間をかけて
両面焼きあげると,
とてもふっくらとした
仕上りになった.
付属のメイプルシロップらしきモノ
(ニセモノ?) かけて食べた.
- 晩 (0110):
味噌汁の残りに葱を追加して食べる.
夕方にお茶部屋で
素麺とうどんを
食べさせていただいたたんだけど,
帰宅してから
また飯など炊いてしまった.